ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は【2020年→2021年 年末年始の旅】旅行記24をお届けします。
★前回の記事★
能登半島を南下し氷見へ
冬の能登半島を車で旅しています。
白米千枚田を見物した後、昼食を食べるため、氷見へ向かいます。

能登半島の最北端エリアは雪がほとんどありませんでしたが、あっという間に雪景色へ変わりました。

こちらは輪島駅前。がっつり雪が積もっています。白米千枚田からは約10kmしか離れておらず、また、ここから海までもそれほど離れていません。

輪島駅前から5分ほど走ると、完全に雪道へ入りました。能登半島でも、暖流の影響を受ける場所と、そうでない場所があるようです。

雹が降ってきました。写真では伝わりませんが、なかなかの大粒です。石川県は雷発生率全国1位。暖流と冷たい季節風の影響で、冬になると積乱雲が発生しやすくなります。

雹は5分ほどで止みました。引き続き曇天の中を走ります。

目の前に山が見えている山を越えていきます。この写真を撮ったのは12時18分。

それから9分後、12時27分に撮った写真がこちら。いきなり豪雪地帯に入りました。道端には1mを超える雪が積もっています。

それから11分後、12時38分の写真はこちら。山を越えると、また雪が少なくなりました。

氷見市街地に到着。

氷見といえばブリ! 冬の時期、ブリは産卵のため、北海道から五島列島へ向かって日本海を南下します。その途中、海に突き出した能登半島によって、足止めされるブリたちが一定数いるそうで、そこを狙って漁が行われています。

マンホールにもブリが描かれていました。
氷見で昼食と温泉
ブリは夕食にするので、昼食は友人おすすめのラーメン。

「貧瞋癡(トンジンチ)」というお店にやってきました。店名になっている【貧瞋癡(トンジンチ)】は仏教用語で、「貪欲」「瞋恚(しんに、怒り恨み)」「愚痴」の意味があるそうです。

『ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版』の、ビブグルマンにも選ばれたお店。友人によると、お店の前にはいつも大行列が出来ているそうですが、この日の行列は短め。年明けの平日で、雨が降っていたことも影響していると思われます。

こちらは待ち時間に見つけたトンビ。氷見の市街地には、カラスやハトではなく、トンビが住み着いているようです。トンビは人が手に持っている食べ物も狙うので、氷見で食べ歩きをするのは危険かもしれません。

20分ほどの待ち時間で入店することが出来ました。もともとこちらのお店はワインバーのため、ラーメンは3種類のみ。メニュー表も非常にシンプルです。

定番の【氷見産煮干しラーメン】を注文。店主がラーメン好きで、ランチの時間にラーメンを出していたら、美味しいと評判になっていったそうです。

まもなくラーメンがやってきました。トッピングは追加で注文したものではなく、最初から別の皿に分けられています。味はもちろん美味しかったです。
氷見温泉「うみあかり」へ
並ぶラーメン屋さんに入るのは、人生初だったかもしれません。

雨が降ってきました。午後は寄り道しながら、富山市にある友人の家に帰ります。

午後一番にやってきたのは、「うみあかり」という温泉宿。日帰り入浴は550円です。

こちらは、温泉に入るときの注意書きのイラスト。何ともシュールなお顔をされています…笑

温泉に浸かってはコーヒー牛乳!氷見市内の北部沿岸にいくつか点在する温泉は【氷見温泉郷】と呼ばれており、 「美人になる湯」として知られています。
雨が降っている雨晴海岸に寄り道
15時になりました。
氷見から富山市街までは、車で1時間もかかりません。

そこで立ち寄ったのは「雨晴海岸」。富山観光の定番スポットと言えるような場所です。

晴れた日には、富山湾越しに立山連邦が見えるそうで、「日本の渚百選」にも選ばれています。

今回は雨が降っていましたが、何とか海の向こうに山々が見えました。

冬の日本海側とは思えない、まるで湖のように穏やかな富山湾。フランスに本部を置くNGO「世界で最も美しい湾クラブ」に、日本では松島に次いで2番目に選ばれたそうです。

海に浮かぶ黒い塊の多くは岩ではなく鳥です。雨晴海岸周辺は能登半島国定公園であると同時に、鳥獣保護区にもなっています。

海に浮かぶこちらは【女岩】という名前ですが、Wikipediaによると、扱いは「岩」ではなく「島」になるそうです。ちなみに【男岩】はここから約800m南東にあります。

海岸線に沿って氷見線も走っているので、富山駅から列車で来ることも出来ます。

道の駅にある雨晴海岸を望むカフェで休憩。この時は、道の駅にも雨晴海岸にも、私たち以外の観光客は誰もいませんでした。

おやつに富山棒茶を使ったブッセと、フィッシュ&チップスを食べました。

いかめしが売っていました。北海道以外で作られたいかめしを見るのは、これが初めてかもしれません。
夕食は富山湾の海の幸!寿司
富山市街地に戻ってきました。

しかしまだ17時。夕食には早いので、富山駅の周辺で少し時間をつぶしてから、寿司を食べに行きます。

富山駅周辺は路面電車の先進都市として、まちづくりなどを勉強していると必ず出てくるエリア。6路線が運行しており、様々な車両を見ることが出来ます。

富山市立図書館にやってきました。ガラス美術館も併設されたおしゃれな施設です。ここでしばし立ち読み。

18時を過ぎたので、富山湾の海の幸を味わうため、ローカル回転寿司「番やのすし」にやって来ました。

握りは基本的に1貫(1皿ではない)300円前後。計算しながら食べないと、あっという間に凄い金額になってしまいます。時間をかけて悩んだ結果、まず注文したのはブリとのどぐろ。

あら汁も美味しく、ボリュームがありました。

白エビの天ぷらとホタルイカの軍艦。どちらも富山湾の名物です。

そしてズワイガニ。これで合計1500円くらい、美味しいお寿司たちでした。昼食で食べたミシュランのラーメンもそうですが、どうしても「美味しい」という感想で終わってしまうので、それだったら…

これで十分なのです。無事友人の家に帰ってくることが出来ました。
年末年始の長い旅も残り3日です。
.
今回はここまで。本日もありがとうございました。
★続きはこちら★
コメント