絵本に出てくるような無人島 ジープ島上陸!成田からグアム経由でチュークへ|ミクロネシア旅行記1

旅の思い出

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「2016年 ジープ島旅行記」その1をお届けします。

成田空港からミクロネシアへ

2016年2月18日、日本の空の玄関口「成田空港第1ターミナル」にやって来ました。

21歳、人生初の海外旅行、5泊6日の1人旅。成田空港に来るのも初めてです。

旅の目的地はミクロネシア・ジープ島。北緯7度に位置する太平洋上の小さな無人島です。初めての海外旅行で、なぜ『ジープ島』なのか。

私が撮影したジープ島

海外旅行に行くことだけを決めて、お金と時間を十分に確保し、さてどこへ行こう…となり、とりあえずYahooの画像検索で【世界 秘境 絶景】で検索。一番上に出てきたのが、このジープ島の画像でした。

まずは21時20分発のユナイテッド航空を利用しグアム(GUM)へ。グアムで飛行機を乗り換えて、ミクロネシア・チューク国際空港(TKK)へ向かい、バスに乗り、ボートに乗り、最後は海を歩いて、ジープ島に到着するのは翌日昼過ぎの予定です。

ジープ島に個人が勝手に上陸することは出来ず、旅行会社のツアーへ申し込む必要があります。ツアーに申し込んで、お金を振り込んだら、航空券と旅程表が届くので、あとはその案内通りに動くだけ。

ジープ島にて

また、ジープ島を整備したのが日本人の方という背景から、島に宿泊することが出来るのは日本人のみ。島内の共通言語は日本語、文化(習慣)的な部分も日本式。一方で、しっかり海外を感じることが出来るので、初めての海外旅行にはちょうどいい場所だったかもしれません。

グアム空港のベンチで1泊

成田からグアムまでの機内にいる乗客はほとんど日本人。機内食の提供もありましたが、CAさんは中国の方で日本語が通じず、やりとりには英語が必要でした。

成田空港を出発してから約4時間、グアム国際空港こと「アントニオ・B・ウォン・パット国際空港」に到着。グアムから初めてアメリカ合衆国下院議員となった方が空港の名前の由来となっています。

ミクロネシア・チューク行きの飛行機は朝8時20分。グアムでは「トランジット」という名目で、アメリカへ入国し、空港のベンチで朝になるのを待ちます。私にとって初めての海外旅行1泊目はグアム空港のベンチとなりました(笑)

■ 参考:成田空港で野宿する

翌朝、今度は出国手続きをしてチューク行きの飛行機に搭乗。

日本人や東アジア系の人はほとんど乗っていません。

さらばグアム。約6時間半、しかも夜の空港のベンチで過ごしただけですが、印象に残る出来事がありました。

グアム空港に

それは入国時のこと。ちょうど韓国からの飛行機も同じタイミングで到着したようで、入国審査は大混雑。ただ皆さん、サクサクと審査を通過していました。

40分ほど待ち、いよいよ私の順番です。「目的は何ですか」と聞かれ、私は教科書通り「トランジット」と答えました。次の質問は「どこに行くのですか」。これに対し私は「ミクロネシア」と答えました。やりとりはもちろん英語です。

「初めての海外でなんでミクロネシア?」という質問に対し、私は「I go to JEEP Island」と答えました。これが失敗で、「どこだそれ」「どんな島なのか」「は?無人島?」「何で知ったのか」「どうやって島の人と連絡を取るのか」など、英語で質問攻めにあったのです。

何とか質問をかわし、無事入国審査を通過することが出来たからよかったものの、ここで黙り込んでしまっていたらどうなっていたのか… 普段から英語を勉強していてよかったなと思う体験となりました。

チューク国際空港までは約2時間のフライト。機内食の提供もあり、しばらくすると眼下に美しいサンゴ礁の海に囲まれた島々が見えてきました。

当時の私は沖縄にも行ったことがなかったので、こうした海を見るのも初めてです。

ミクロネシア・チュークに到着

そしていよいよ、ミクロネシア・ウエノ島にあるチューク国際空港に到着。

飛行機から空港の建物までは歩いて移動。ちなみに、この飛行機はミクロネシアの島々を経由しながら、ハワイまで向かいます。

国際空港とはいえど、非常に小さな空港です。

飛行機から降ろされた荷物が手作業で次々と運ばれてくるので、ここで自分の荷物を受け取ります。写真をよく見ると、ちらほらとクーラーボックスを持っている人たちがいますが、これはミクロネシアで獲れた魚をグアムで販売した帰りだそうです。

ここからは専用バスで移動です。空港の外へ出た直後、現地の青年が黙って近づいてきて、私が持つ大きなカバン(着替えとシュノーケルセットしか入ってない)を渡すようアピールしてきました。

「大丈夫かな」と思いつつ、私はこの青年を信じて荷物を渡し、青年が指さすバスに乗ると、乗客は皆さん日本人でした。これで一安心です。

車内に流れる “謎の言語(英語ではない)” のラジオを聴きながら、車窓の景色にも異国を感じながら、30分ほどバスに揺られます。

車窓に広がる景色は、テレビで見るような想像通りの「発展途上国」。道路は舗装されておらず、クラクションが至る所で響き、沿道には露店が並んでいます。電線の工事をしていると思われる方々も、ヘルメットなどの装備はしていません。

こちらは学校でしょうか。ちびっ子たちが多くいます。

絵本に出てくるような無人島 ジープ島上陸

ジープ島の玄関口・BLRブルーラグーンリゾートホテルに到着。

今回は無人島・ジープ島に2泊します。島での生活用水は雨水。飲料水や島内での食事はツアー料金に含まれていますが、それ以外のもの(お酒やおやつなど)をホテルの売店で購入。

ただ、その売店の商品には「値札」がありませんでした。私はとりあえず瓶ビールをレジに持って行った気がします。How much? と尋ねると、電卓で表示された金額(USドル)と、私の直前に同じ瓶ビールを買った人に請求していた金額は異なっていました(笑)

自宅から電車・飛行機・バスと乗り継いで、続いては船(ボート)です。「あ、これ日本だったら、安全どうこうで絶対ダメなやつだ」というような木造のボートがやって来ました。

水着に着替え、靴をサンダルに履き替えて乗船。また大きな荷物も濡れないよう袋に入れます。

そして海上を爆走。

しばらくすると、水平線の先の青海原にポツンと浮かぶ「ジープ島」が見えてきました。すでに全身ずぶぬれで、まるで何かのアトラクションのようです。

Yahooの画像検索で出てきたのと同じ。まるで絵本に出てくるような小さな南の島です。

船は島に接岸することが出来ません。島から少し離れた場所で止まり、大きな荷物は頭の上に持って、腰の上まで海水に浸かりながら、最後は歩いて島へ上陸。

日本を出発してから約17時間、ついにジープ島へ上陸しました。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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