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今回は【2020年→2021年 年末年始の旅】旅行記その1をお届けします。
太平洋フェリー・いしかり 2等室乗船!
2020年12月26日、沖縄から名古屋駅にやって来ました。
太平洋フェリーに乗船するため、名古屋駅からは「LEGOLAND」のラッピングがされたあおなみ線に乗車。
終点の金城ふ頭駅に到着しました。駅の目の前にはレゴランドがあります。それよりも私が気になったのは「金城ふ頭」という地名。「金城」といえば沖縄で2番目に多い苗字(1位は比嘉さん)ですが、何か沖縄と関係があるのでしょうか。
しゃちほこで有名な名古屋城の別名は「金鯱城(金城)」。これが「金城」の由来となってお、り沖縄とは無関係のようです。名古屋周辺には他にも「金城」という地名があります。私は沖縄に住んでいるので「金城」に反応してしまいますが、名古屋周辺に住んでいる人も、沖縄に来たら「金城」に反応するのでしょうか。
金城ふ頭は埋め立てによって出来た島。定住している人はいない無人島で、本土とは橋で繋がっています。金城ふ頭駅からは歩いて名古屋フェリーふ頭へ。なお、名古屋フェリーふ頭までは、名古屋駅やあおなみ線・野跡駅から直行する路線バスもあります。
■ 参考:名古屋フェリーふ頭までのアクセスは こちら
車がずらっと並んでいました。「愛知県らしい光景だな」と思いましたが、これらはトヨタの車ではなくスズキの車。名古屋港で取り扱われる完成自動車の輸出台数は国内全体の約4割。各メーカーの新車や中古車が、ここから世界中に輸出されています。
駅から20分ほど歩くと、大きな白い船体が見えてきました。こちらがこの日乗船するフェリー「いしかり」。名古屋から仙台を経由し、北海道・苫小牧へ向かいます。
事前にネットで予約していた乗船券をゲット。乗船券に書かれている乗船日は12月26日、下船日は12月28日。つまり、私はこれから船で2泊します。愛知・名古屋から北海道・苫小牧までは約1,330km、40時間の船旅です。
太平洋フェリーではGoToトラベルキャンペーンの恩恵も受けることが出来ました。通常、交通機関(飛行機・新幹線など)の予約はGoTo割引の対象外。しかし、太平洋フェリーでの移動は「宿泊を伴う旅行」として認められるため、船代は通常12,200円から35%引きの7,930円となりました。早割もあるので、乗船日が決まり次第、早めに予約をするのがおすすめです。
船の出港は19時、乗船開始は17時半。出港30分前の18時半くらいまでには乗船する必要があります。待ち時間はフェリーターミナルでPC作業。フェリーターミナルのFree Wi-Fiがサクサクで助かりました。
日本で一番豪華な船内の様子
時間になったので、いよいよ太平洋フェリー「いしかり」に乗船。
船は名古屋港出港後、名港西大橋を下を通過し、コンテナの集積地を横目に見ながら伊勢湾、そして太平洋へと抜けていきます。
こちらは船内に置かれていたパンフレット。各ポイントの通過時刻が書かれており、どうやら翌日明るくなった頃には、関東付近にいるようです。
そして、こちらが40時間を過ごす2等室の私の区画。コロナ対策で通常よりも広くスペースが取られていました。
部屋にコンセントは1つ(2口)。窓が付いているので、外の景色を見ることも出来ます。
お手洗いはウォシュレット付き。
洗面台も清潔感があります。
船旅専門誌・クルーズの読者が選ぶ【クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー】のフェリー部門で、29年連続で1位を獲得している太平洋フェリーの船たち。その中でも、2011年から10年連続第1位を獲得しているのが、今回乗船した「いしかり」です。
2011年から就航している太平洋フェリーのフラッグシップで、日本で一番豪華なフェリーと言えるでしょう。
■ 参考:太平洋フェリー・きそ 乗船記
通路の雰囲気はこんな感じ。イスはまるで飾り物のようで、座っていいものか、少しためらってしまいます。
通路の壁に掛けられているのは骨董品の皿。
芸術的な絵画やガラス作品なども展示されています。
記念撮影スペースにあったのは、芸術的なセンスが高い人でないとよく分からないようなオブジェ。
グランドピアノも置かれていました。
★船内を歩いた動画★
船内売店で夕食を選ぶ
船内を一通り散策した後は夕食です。
船内レストランもありますが、この日の夕食は船内売店で購入することにしました。それにしても、さすがは日本一豪華なフェリー。売店も船の中にあるとは思えない雰囲気です。
外観だけでなく商品も充実しており、太平洋フェリーオリジナルのお菓子や缶バッジなどもあります。
こちらは北海道のお土産たち。
こちらは寄港地・仙台(宮城県)のお土産。これらのお土産はほんの一部で、船内売店にしてはかなり豊富な品揃えです。
やきそば弁当(左)は北海道、台湾まぜそば(右)は名古屋という感じで、カップ麺もご当地ものが販売されています。
お土産だけでなく、船内でつまめるような一般的なおつまみも充実。なお、値段はコンビニより40円から50円くらい高めです。
今となっては北海道でしか販売されていない、さいころキャラメルもありました。これは下船してからの「さいころの旅」を誘っているのでしょうか…
とにかく不味いと噂の「ジンギスカンキャラメル」もありました。個人的には不味すぎることもなく、でも美味しくはない、なおジンギスカンは感じられない、単純に変わった味という印象です。
「まりも」も販売されていました。
夕食用に購入したのは台湾ラーメン。「太平洋フェリー」と書かれた箸袋もお土産になるので嬉しいです。
こちらに熱湯が出る蛇口があり、その横には電子レンジも置かれています。
自動販売機も充実。こちらには北海道名物「ガラナ」がありました。
旅の幕開けで「1杯飲みたい」と、自販機の前でかなり迷いましたが、ここは我慢。まだ旅の初日です。飲みが毎晩の習慣になってしまうのは、旅費の都合上あまりよくありません。
煎茶・ほうじ茶・お湯は24時間飲み放題です。
お風呂上がりに映画を鑑賞
夕食の後はお風呂。フェリーいしかりには大浴場が付いています。
大浴場はこんな感じ。シャワーの数も多く、足を伸ばせるお風呂が2つあります。窓越しには青海原が広がるようですが、夜だったのでこの時は何も見えず。
シャンプーやボディソープは備え付けのものがあるので、バスタオルだけあればOKです。湯船に浸かっている時も、船の揺れは全く感じられず、しっかりと疲れを癒すことが出来ました。
大浴場を出てすぐの場所には、マッサージチェアと…
昭和を感じさせるゲームコーナーもあります。ゲームコーナーがあるのは長距離フェリーの定番と言えるでしょう。
お風呂から上がると時刻は21時前。ちょうどシアタールームで映画の上映があり、無料だったので鑑賞してみます。
見たことも聞いたこともない映画でしたが、「船で映画を見る」という非日常を体験出来たので満足でした。時刻は23時過ぎ、これにて旅の1日目は終了です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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