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今回は「2022年 トカラ列島旅行記」その7をお届けします。
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フェリーとしま2 レントゲン便乗船!
2022年5月17日の朝5時、トカラ列島・口之島上陸3日目の朝です。私が泊まる民宿なかむらさんは港のそばにあるため、昨晩鹿児島を出港し、部屋から口之島へ入港したフェリーとしま2の姿が見えました。私もこの船で奄美大島・名瀬に戻ります。
乗船券は前日の午後にコミュニティセンターで入手済み。各島での乗船券販売時刻は公表されていないため、島に上陸したタイミングで確認するのが無難です。私は宿のご主人に教えてもらっていました。
実は今回の旅はここからが本番です。通常のフェリーとしま2の運航スケジュールは以下の通り。
23時に鹿児島を出港した船は、翌朝5時に口之島へ入港した後、十島村の各島に寄港しながら、奄美大島に到着するのは15時20分。しかし、この日の便(2022年5月17日口之島出港)は違います。
こちらが運航スケジュール。途中悪石島・やすら浜に停泊し、奄美大島・名瀬に到着するのは翌日の15時55分。表題には「住民健診(レントゲン)便」と書かれています。
レントゲン便は年に1度の特別便。各島で2時間程度停泊しながら、船内では島民の健康診断が実施され、乗客は停泊中の一時下船が認められています。
1泊2日でトカラ列島全島に上陸
つまりこの便に乗船すると、1泊2日でトカラ列島の全有人島に上陸することが出来るのです。
こちらは2023年4月のフェリーとしま2の運航スケジュール。4月3日に鹿児島を出港する便を利用した場合、十島村全島に上陸するには少なくとも10日かかります。
乗船しました。トカラ列島をお手軽に旅することが出来る年に1度の貴重な機会ということで、島旅マニアが集結。レントゲン便は2017年に世界ふしぎ発見!でも紹介されています。
鹿児島から乗船する場合は事前に予約が必要で、私も出港の2週間から何度か電話をしましたが満席の状態でした。
島から乗船する場合は予約が出来ません。しかし、鹿児島出港時点で満席で、村営船に島民も乗ることが出来ないことがあるのか…と、事前に確認したところ、それはないとのことでした。だから今回私は口之島から乗船したのです。
各島に上陸することが出来て、悪石島停泊中は船内で1泊することも出来ますが、運賃は通常通り。口之島から乗船した観光客は私だけでした。船内で聞いた話によると、予約をしていなくても鹿児島から乗船することが出来たようです。
恐らく、事前予約枠数が決まっており、島民が乗船することが出来るように余裕を持たせているのでしょう。ただ、レントゲン便を待つ2泊も楽しめたので、口之島から乗船してよかったなと思います。
ちなみに、フェリーとしま2には【マラソン便】もあり、その便に乗船しても2泊3日で十島村全島に乗船することが出来ます。しかし、各島で走る必要があり、しかもアップダウンの激しい島が多く、もちろん予約も殺到するので色々大変そうです。
十島村住民の健康診断が行われてる
こちらが健診会場となる船内の様子。フェリーとしま2の船内にある診療所と、船室の一部で島民の健康診断が行われます。
■ 参考:フェリーとしま2 船内の様子
船内は全席指定席ですが、私の座席の横が健診会場となっていました。
骨粗しょう症検診のための機械が置かれています。船内には島旅マニアだけでなく、医師・看護師・技師さんらに加えて、村役場や県職員の人たちも乗船していました。行政の方々にとっても、十島村全島を視察することが出来る貴重な機会なのです。
そうした関係者の皆さんにはお弁当が用意されていました。
私の朝食は民宿なかむらさん手作りの島バナナパウンドケーキ(サービスで頂きました、ありがたい!)。船内にはレストランや菓子パンの自動販売機もあるので、食料には困りません。
ということで、続いて上陸するのは中之島。ここからはトカラ列島(十島村)全島に上陸するフェリーとしま2・レントゲン便の旅をお楽しみください。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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