桜島と並んだあおがしま丸を見る!フェリーとしま2の代船として鹿児島に入港|2024年 旅行記7

鹿児島県

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今回は「2024年 鹿児島県の離島を巡る旅」その7をお届けします。

★前回の記事は こちら ★

鹿児島に入港したあおがしま丸を見る

2024年3月12日の夕方、鹿児島港南ふ頭旅客ターミナルにやって来ました。

目的はこちら。少々分かりにくいですが…

あおがしま丸です。伊豆諸島開発が運航している船で、2022年までは八丈島ー青ヶ島航路の定期船として運航されており、【あおがしま丸 東京↔伊豆七島】と書かれたプレートも付いています。その船がなぜ鹿児島にいるのでしょうか。

■参考:2016年 あおがしま丸に乗船

フェリーとしま2火災事故

今回あおがしま丸は鹿児島県十島村(トカラ列島)の定期船「フェリーとしま2」の代船として、鹿児島にやって来ました。

鹿児島ニュース KTSより

2023年12月29日、奄美大島・名瀬港を出港後、宝島などを経て悪石島沖を航行中に機関室から火災が発生しました。当時、船には乗組員18人と乗客11人の計29人が乗船しており、7人の乗員が船に残って消火活動を続け、残る22人は救命艇で避難。漁船などに乗り換えた乗客は悪石島へ無事到着し、けが人はいませんでした。

停泊するフェリーとしま2

その後、フェリーは自力航行できず、鹿児島港へ曳航されました。火災の原因はエンジンに燃料を供給する管のボルトが抜け落ち、漏れ出した燃料に引火したためとされています。

■参考:フェリーとしま2乗船記

桜島と並んだあおがしま丸

事故後、運航休止中は十島村所有の高速船「ななしま2」や、三島村の定期船「フェリーみしま」、貨物船が代替しましたが、波の影響などで欠航が多く、住民の移動を十分に確保出来ていなかったようです。

そこで、十島村から代船の要請を受けたのがあおがしま丸でした。どうやら、あおがしま丸の先代「ゆり丸」も過去に十島村航路で代替船運航したことがあったようです。

あおがしま丸が十島村にやって来るという噂はあったものの、詳細は直前まで分からず。伊豆諸島開発のXで、3月10日にあおがしま丸が鹿児島へ向けて八丈島を出港したことが分かりました。

「ちょうど鹿児島にいるこのタイミングなら、あおがしま丸を見られるかもしれない」と思い、船の位置を確認できるアプリ「Marine Traffic」で現在地をチェック。3月11日夕方の時点で、あおがしま丸は高知県・足摺岬沖を航行していました。

そして運よく、桜島とあおがしま丸が並ぶという滅多にない光景を写真に収めることが出来たのです。2024年3月14日から25日まで、トカラ列島で運航されたあおがしま丸は、一度も抜港・欠航することなく任務を果たしました。

伊豆諸島開発や東海汽船のコンテナが鹿児島に置かれているのもレアな光景です。なお、修理を終えたフェリーとしま2は、4月11日に海上で試運転を行い異常が確認されなかったことから、翌12日夜に乗客98人を乗せて運航を再開しています。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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