小笠原諸島ならではの道路標識をご紹介!ヤギに注意?カラスバトに注意?|2025 旅行記11

島旅

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今回は「2025年 小笠原諸島に育休移住してみた」その11をお届けします。

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小笠原諸島ならではの道路標識

2025年4月25日、育休移住12日目は、ベビーを抱っこしながら、父島を歩いて1周することにしました。

父島をぐるりと囲むのは、総延長23.1kmの都道240号線。東側の区間には「夜明道路」という愛称が付けられており、小笠原諸島ならではのユニークな道路標識が数多く設置されています。

■参考:小値賀島も標識が面白い

ノヤギに注意

まずはこちら。

一見すると「シカに注意」の標識のように見えますが、描かれているのはシカではなくヤギです。父島には野生のヤギが多数生息しており、時折道路にも姿を現します。

基本的には崖の上にいることが多いので、「ヤギによる落石注意」の標識も設置されていました。

さらにこちらは「親子ヤギに注意」の標識です。なお、ヤギは本来小笠原には存在していない外来種。戦前に持ち込まれましたが、島の貴重な植物を食い荒らしてしまうため、現在は駆除の対象となっています。

将来的に根絶されれば、これらの標識も撤去されるのかもしれません。一方で、長年の小笠原での暮らしの中で生態が変化し、固有種として保護される可能性もゼロとは言えないでしょう。

■参考:小笠原の歴史

この日は道路や崖の上で、ヤギの姿を見ることはありませんでした。

オカヤドカリに注意

続いてはこちら。

オカヤドカリ」に注意。1970年に天然記念物に指定されたヤドカリで、その名の通り、オカ(丘=海に隣接する森の中)に生息しています。夜行性なので、日中に道路上でその姿を見ることはほぼ無いと思いますが、夜は注意が必要かもしれません。

アカガシラカラスバトに注意

夜明道路では他にも注意すべき動物がいます。

こちらのハトは「アカガシラカラスバト」。小笠原諸島だけに生息する固有種で、その名の通り頭部が赤褐色になっており、「あかぱっぽ」という愛称で親しまれています。

環境省のホームページでは、個体数が「全体で数十羽程度と推定」と紹介されていますが、天敵であるノネコ(外来種)の捕獲とともに、野生個体数は大幅に増加。最近は集落で姿を見かけることもありますが、詳しい生態は分かっていないそうです。

夜明道路沿いの一部エリアは、「東平アカガシラカラスバトサンクチュアリ(保護区)」として保全・整備も行われています。地面を歩いていることが多い(だからノネコに襲われた)ようなので、車や原付で夜明道路を通過するときは注意が必要です。

タコノキ注意

そして、新たな標識も設置されていました。

タコノキの実、通称「タコの実」の落下に注意を促す標識です。

タコノキもまた小笠原諸島の固有種で、根がタコの足に似ていることが名前の由来。南西諸島の「アダン」とよく似た植物であり、小笠原村の木にも指定されています。

枝からぶら下がるように、パイナップルのようなオレンジ色の果実をつけます。実際に人に当たったという話は聞きませんが、落下すれば危険であることは間違いありません。

勾配10%の標識が多い

ここでしか見られない、まさに固有種のような標識が点在する夜明道路ですが、最も多いと思われる標識がこちら。

勾配10%を示す標識です。正確に数えたわけではありませんが、上り下りともに10%の標識が各所に設置されています。なお、確認できる限りでは、10%以外の勾配を示す標識は見当たりません。

アップダウンが激しく、徒歩や自転車(電動を含む)での移動はなかなか大変です。一方で、道路の状態は良く、さすが東京の島と感じさせられる部分もあります。標識の多さについても、東京都ならではの財政的な余裕が背景にあるのかもしれません。

登ったと思ったら…

下る。これの繰り返しです。さらに、いくつか展望台は設けられているものの、ここまでの写真からも分かる通り、道の両側は木々に囲まれており、全体としては地味で変化のない景色が続きます。

夜明道路沿いに暮らしている人はおらず、お店や自販機もありません。途中で分岐する道もないので、最後まで行くか、途中で引き返すかの2択。一番は小回りの利く原付で走るのがおすすめです。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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