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今回は「2019年 与論島旅行記」その1をお届けします。
マルエーフェリー 波之上乗船
2019年8月2日の朝5時過ぎ、原付で那覇港へやって来ました。
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停泊しているのはマルエーフェリー波之上。奄美群島の島々を経由し鹿児島まで向かう船です。那覇ー奄美群島ー鹿児島間は2社4船体制でほぼ毎日運航されており、この日私はこの船に乗り与論島へ上陸します。
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しかし、那覇港では船に乗らず、本部港までやって来ました。那覇から本部港までは原付で約3時間かかりますが、1回の給油(500円程度)で行くことが出来るので、船代の節約になるのです。
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乗船券をゲット!繁忙期は島民の方でも船に乗ることが出来ず、キャンセル待ちになることがあるようなので、事前に予約しておくのが無難です。
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私はWILLER TRAVELのサイトから予約・購入しました。1か月前から購入可能で、キャンセル料は3日前までかからないので、予定が決まったらとりあえず予約しておくのがおすすめです。
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本部港の次の寄港地が与論島。続いて沖永良部島・徳之島・奄美大島の順に寄港し、翌朝8時半に鹿児島へ入港します。乗り過ごしを防ぐためか、2等の部屋は目的地別に分けられていました。
■ 参考:沖縄と鹿児島を結ぶ船の歴史
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こちらが与論島で下船する人向けの2等の部屋。座席指定はなく、各席にマットレス・枕・毛布が用意されています。ほとんどの方が那覇から乗船しているようで、本部港から乗船する人は少なめでした。
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本部港から与論島までは2時間半の船旅。客室には窓がありませんが、船内各所にイスやソファーがあるので、のんびり海を眺めながら、優雅な気分で船旅を楽しむことも出来ます。
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また、マルエーフェリーの那覇ー与論島間は、船内Wi-Fiもサクサクと繋がります。もう一つの船会社・マリックスラインにも船内Wi-Fiはありますが、ほとんど繋がらない印象です。
船内の様子をご紹介
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入港中と出港直後だけ営業している、フェリー波之上の船内売店にやって来ました。
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お菓子や飲み物・お酒はもちろん、手作りのおにぎりやいなりずしも並んでいました。
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こちらは「月間奄美」と「奄美新聞」というローカル新聞。
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船会社のオリジナルグッズもありました。さらに、鹿児島・奄美・沖縄のお土産もここで買うことが出来ます。
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自動販売機も充実。写真を撮り忘れましたが、船内レストランもあります。
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温泉や銭湯にある暖簾を見つけました。シャワー室は24時間無料で利用することが出来ます。
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石鹸やシャンプー、タオルは無いので、あらかじめ用意しておくか、船内売店で購入する必要があります。
ちなみに、シャワーの水圧はばっちりです(笑)
沖縄から船で与論島へ
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海上にある県境を越え鹿児島県へ。しばらくすると与論島が見えてきましたが、強めの雨が降っており、先が思いやられます。
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それほど揺れた気はしませんでしたが、フェリー波之上は定刻から15分以上遅れて与論島へ到着。
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下船した人の多くが、迎えに来ている宿の送迎車に乗って港を去っていきます。私は野宿(テントや寝袋はなし)をするつもりだったので、宿の予約していませんでした。
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雨はさらに強くなり、まるで嵐のような天気に。与論空港を発着する飛行機も全便欠航となりました。まず考えたのは、14時に与論島へやって来る沖縄行きの船で帰ることです。
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この船で沖縄に帰れば、本当に何もせずに与論島を去ることになりますが、高いお金を払って宿に泊まっても、この天気だと外に出ることはできません。
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幸い雨具を持参していたのと、やっぱり船代がもったいないので、とりあえず集落を目指して歩くことにしました。港から集落までは約3km離れています。
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沖縄県から海を越えて鹿児島県にやって来ましたが、沖縄本島とは20数kmしか離れていないので、さすがに景色は変わりません。
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集落に到着したのは14時過ぎ。沖縄行きの船は出港してしまったので、この日は与論島から出られなくなりました。暗くなる前に、何とか宿を見つけなければなりません。
MEEDAFU’S YUI HOSTELに宿泊
与論島の宿の情報を調べていた見つけたのが、MEEDAFU’S YUI HOSTELというゲストハウス。
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電話が繋がらなかったので、直接お伺いして確認すると、飛行機欠航の影響で当日キャンセルがあったそうで、宿泊場所を確保することが出来ました。
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基本的に部屋はドミトリーですが、この日空いていたのは個室。料金は4,800円。オートロック付きでWi-Fiもサクサク(テレビは無い)。そしてこの宿が当たりでした。
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宿の1階にはカフェが併設されており、朝6時からモーニングの営業あります。
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翌朝、モーニングの途中でお店の外に出ると、虹を見ることが出来ました。どうして突然の虹に気付くことが出来たのかというと…
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来店した島民の方が「虹出てるよ!」と教えてくれたから。島内に朝から開いているお店がないので、宿に宿泊していない観光客も多く訪れます。島民の常連さんたちは、そうした観光客に対してフレンドリーです。
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私も島民Dさんに「今日はどこに行くの?何するの?」と聞かれたので、ノープランであることを伝えると、車で島を案内していただけることになりました。
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後でDさんから聞いた話によると、どうやら宿のオーナーは、私が雨でどこにも行けないことを気にしており、〈コーヒー1杯サービス〉という条件で、Dさんに島内案内をお願いしていたようです。この粋な計らいには一本取られました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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