小笠原諸島はつまらない?仕事を辞めておがさわら丸乗船 5泊6日で父島へ|2018 旅行記1

2018年小笠原

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今回は「2018年 冬 小笠原諸島旅行記」その1をお届けします。

小笠原諸島はつまらないはず

私が初めて小笠原諸島を訪れたのは2016年9月、大学3年生の夏休みでした。

小笠原諸島へ行くための唯一の交通手段・おがさわら丸の運航スケジュール上、小笠原旅行には最低5泊6日【船で2泊(所要時間片道24時間)・島内で3泊】が必要です。

1日あれば歩いて1周することが出来る小さな島に、3泊4日も滞在するのは「絶対つまらないだろうな」と思っていました。

■ 参考:2016年 初めての小笠原諸島旅行記

母島「小富士」にて

しかし、私はすっかり島の雰囲気に魅了されてしまい、2017年1月に再び小笠原へ。今度は母島をメインに旅をしました。

■ 参考:母島よりも父島が好きな理由

大学4年生の時に決めた卒論のテーマは【小笠原諸島の観光】。島で調査を行うという名目で、2018年8月、3度目の小笠原に上陸。この時は、島の宿でお手伝いをしながら、父島に3週間ほど滞在しました。

「さすがに3週間も島に居たら退屈するかな」と思っていましたが、実際はあっという間。次は『卒論提出日翌日のおがさわら丸に乗船する』と宣言し、島を離れたのでした。

その宣言通り、2018年2月7日、4度目のおがさわら丸に乗船。学生時代最後の長期休暇も、父島で宿のお手伝いをしながら過ごしていました。

4月1日の入社式に合わせて、2018年3月26日、ついに小笠原を離れる日がやって来ました。

父島ではおがさわら丸のお見送りがいつも盛大に行われますが、島民の方の上京や異動がある年度末は、いつもより盛り上がり、感動的な雰囲気に包まれます。

もうこの島には来れないんだな… デッキで見送りの様子を見ながらそんなことを思い、自然と涙がこぼれました。

仕事を辞めておがさわら丸乗船!

浜松町駅から歩いて約10分、竹芝桟橋から出ているおがさわら丸に乗ってしまえば、24時間後には父島へ着きます。アクセス方法は非常に簡単ですが、多くの会社員にとって、5泊6日を確保するのは大変なことです。

そのため、GW・夏休み・年末年始など、連休を取りやすい時期の乗船券は争奪戦となります。社会人になってから、私は「小笠原に行きたい」が口癖となり、しょっちゅう自分が撮った写真を見返したりしていました(笑)

■ 参考:おがさわら丸の予約が取れない

2018年12月4日の朝、私は小笠原諸島のラッピングがされた埼京線に乗っていました。この日の行先は会社ではなく竹芝桟橋です。

私は結局、新卒で入社した会社を半年で退職。理由はどうしても小笠原に行きたかったから…ではなく、沖縄で生活することになったからです。

5泊6日で父島へ

ということで、電車を乗り継ぎ浜松町駅に到着!沖縄へ引っ越す前に少し時間が出来たので、小笠原諸島へ行くことにしました。そんな日の朝の埼京線、しかも私が乗った車両に小笠原のラッピングがされていたのは奇跡的な偶然でした。

竹芝桟橋に到着すると、おがさわら丸橘丸が向かい合って停泊していました。通常であればこの時間、橘丸は八丈島へ向かっているはずなので、前日の夜に出港する予定だった便が欠航になったのでしょうか。

こちらは竹芝桟橋のモニターで流れている東京の島々の天気予報。小笠原諸島は天気が良さそうです。

離れ行く父島を見ながら「もうこの島には来れない」と泣いた日から1年も経たず、また小笠原に行くことが出来てしまいました

ちなみに、小笠原では島を離れる親しい人に対し、植物や花で作られた首飾り「レイ」を送る習慣があります。レイのルーツはポリネシアの島々にあり、ハワイでは様々な場面で用いられます。

父島を離れるおがさわら丸からは、海に向かっていくつものレイが投げられます。せっかく貰ったレイを、なぜ海に投げてしまうのか…

それは、海に落ちたレイが父島に流れ着くと、レイを投げた人は再び小笠原に戻ってくることが出来ると言われているから。

3月に島を離れるとき、私も島の方からレイをいただき、おがさわら丸から海へ投げました。きっと、そのレイが父島へ流れ着いたのでしょう。いよいよ小笠原への旅が始まります。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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