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今回は沖縄で【マンゴー狩り】を体験してきたので、その時の様子をご紹介します。
沖縄のマンゴー農園へ
梅雨が明けた7月のある日、以前から何度か農園を見学をさせていただいているマンゴー農家さんを訪れました。
マンゴーはウルシ科の植物で、アレルギー反応を引き起こしやすいこともあり、ハウスの中を見学させていただけるのは貴重なことです。また、日本で栽培されるマンゴーのおよそ半分が沖縄県で栽培されていますが、マンゴーと言えば「宮崎県」というイメージが世間に定着しており、沖縄マンゴーはまだまだ知られていません。
こちらがマンゴーの花。マンゴーはひとつの木に100個以上の果実が実ります。沖縄では5月中旬から石垣島や宮古島で栽培が始まり、沖縄本島南部、そして北部へと「マンゴー前線」が北上します。
こちらのハウスがあるのは沖縄本島北部。まさにマンゴー収穫の最盛期を迎えています。今年は沖縄の梅雨明けが平年より11日遅く、降水量も那覇で平年比206%。日照不足のため、果実の光合成が抑制され養分が不足し、果実がなかなか大きくならなかったそうです。
一方で、水分が常に果実に供給されるので、許容量をオーバーした果実はこうして割れてしまいます。
マンゴー収穫作業を体験!
特別にマンゴーの収穫作業も体験させていただきました。
こちらがハウスの主で、マンゴー(とパイナップル)農家のネッタちゃんさん。Youtubeのチャンネルもあるので、最新情報や連絡を取りたい方は、ぜひそちらをご覧ください。
収穫する果実は完熟したもので、完熟の証は自然落下。つまり、ハサミを使わずに収穫します。そのため果実が大きくなってきたら、紙のカバーを被せて地面への落下を防いでいます。
ちなみに、こちらは別の農家さんのハウスにて。マンゴーを覆う紙のカバーには「Sマンゴー1号」と書かれています。マンゴー専用の紙のカバーも販売されています。
完熟して自然落下した果実を探して回収。普段の収穫作業は朝行われ、採れたマンゴーはその日のうちに発送されています。私もその作業をお手伝い。
マンゴーの天敵は小さな虫たち、いわゆる病害虫です。そうした虫たちがつかないように、農薬を使用する場合が多いマンゴー栽培。こちらのハウスでは、農薬を使わず、病害虫たちを食べるクモを入れることで対策をしています。
こちらは手のひらサイズのミニマンゴー。甘味が凝縮されているため味も濃厚。ただ、ミニマンゴーという品種はないため、たまたま実が大きくならなかったものが出荷されており、流通量は少ないです。知る人ぞ知る美味しさで、ネッタちゃんさんも意図的にミニマンゴーを栽培しようとしていますが、なかなか難しいそうです。
一方、こちらはサイズの大きなキーツマンゴー。収穫時期が通常のマンゴーよりも遅いため、台風の影響を受けやすく、また贈答需要からも外れます。さらに、収穫後に追熟が必要で食べ頃も難しいです。店頭販売がほとんどないため「幻のマンゴー」とも言われています。
収穫直後の完熟マンゴーが美味しかった
そして、ここからが収穫体験の醍醐味。収穫直後のマンゴーをその場でいただきます。
写真でもそのみずみずしさが伝わってきます。夏の沖縄のビニールハウスの中はなかなか暑いです。「ホットマンゴー」状態ですが、それでも美味しいです。平均糖度は12度から14度ということで、一口食べると、口の中に完熟マンゴーの濃厚な甘さが広がります。
最盛期を迎えている沖縄のマンゴー。ということで【マンゴー狩り】参加者募集!!
— Jovislander@沖縄にいる旅好き (@jovislander) July 9, 2021
1時間1人1万円。農家さんの話聞きながらハウス見学・収穫体験、お土産にマンゴー1つとミニマンゴー3つ。先着5 名。2週間以内に名護へ来れる方。観光の方も歓迎です。お気軽にDMください。#旅行好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/xVN1tIA3vG
なし狩りや桃狩りのように、沖縄には「マンゴー狩り」がないので、こうした体験を沖縄で出来るのはかなり貴重です。実験的にTwitterで、マンゴー狩りを体験してみたい人を募集してみましたが、残念ながらこちらは問い合わせがありませんでした。いいねの数を見ても、意外と皆さん興味がないようです。
贅沢な体験をさせていただいた上に、お土産までいただいてしまいました。
農薬を使っていないということで、表面に多少の傷がある場合もありますが、洗って皮のまま食べることも出来ます。中心に大きな種があるので、中心から少しずれた場所に包丁を入れて半分にカット。
縦と横の切込みを入れて、皮の外からクリッと中身を押し出すと…
よく見るやつです!水分量が凄い…甘い蜜がたっぷりです。そして旨い、旨すぎる。宮崎マンゴーもいいですが、沖縄のマンゴーもおすすめです!
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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