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今回は「2016年 奄美大島旅行記」をお届けします。
奄美大島上陸
2016年8月27日、成田空港第3ターミナルにやって来ました。
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今回はバニラエアを利用して【奄美大島】へ向かいます。本当はそこからさらに船に乗って、トカラ列島を旅する予定でしたが、フェリーとしまが欠航になったため、奄美大島で6日間を過ごすこととなりました。
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ピーチと合併し、現在はバニラエアが無くなってしまったので、この写真は貴重かもしれません。成田からは約3時間のフライトです。
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16時半頃、奄美大島に到着。空港の前には「いもーれ奄美へ!」という看板がありました。いもーれは奄美の方言で「ようこそ・いらっしゃい」の意味です。
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空港からは路線バスに乗り、10分ほど揺られ「佐仁」というバス停で降車。
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やって来たのは土盛海岸です。奄美大島でもトップクラスに美しいビーチと紹介され、「ブルーエンジェル」という愛称も付けられています。しかし、時刻はもう18時。太陽が沈もうとしています。これから海に入るのは危険です。
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我々の目的は海水浴ではなく野宿。宿泊費節約のために今回の旅はテントを持参しています。基本的に毎晩野宿で過ごす予定です。ただし、テントと寝袋以外の道具は無いので、暗くなったら寝るしかありません。夕食は菓子パンで済ませました。
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太陽の明かりで目が覚めたのは翌朝5時半前。今回決まっている予定は帰りの飛行機のみ。宿も無く、完全なノープランです。
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こちらはアサガオではなく「グンバイヒルガオ」。奄美や沖縄の海岸で、日中も咲いているのを見ることが出来ます。島外への持ち出しが禁止されており、空港などにある注意書きのポスターでよく見かける花です。
奄美大島は佐渡島に次いで日本で4番目に大きな島(本土5島を除く)。島の北部にある空港から南端のヤドリ浜までの距離は75km以上もあります。とりあえず、空港の近くでレンタカーを借りて、島の大自然を観光することにしました。
レンタカーで大自然を観光
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ヤドリ浜を目指して走っている途中、「ウサギ飛び出し注意」の標識を発見。このウサギは「アマミノクロウサギ」という、奄美大島と徳之島に生息する固有種かつ絶滅危惧種です。夜行性なので、基本的に日中は姿を見せることが無いようですが、気を付けて運転しなければなりません。
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11時半、奄美大島最南端の海水浴場「ヤドリ浜」に到着しました。どうやら、ヤドリ浜はウミガメと出会える定番スポットのようです。
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早速シュノーケルをセットし海へ。しばらく泳いでいると、ウミガメさんに出会うことが出来ました。そして、この日の午後は船で加計呂麻島へ渡り野宿。
■ 参考:2016年 加計呂麻島旅行記
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翌日の昼に奄美大島へ戻って来ました。こちらは島の中心地・名瀬に向けて車を走らせている途中で見つけた景色。太平洋に面した住用湾の河口周辺は、西表島に次いで、日本で2番目に規模の大きなマングローブ林が広がるエリアです。
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せっかくなので、マングローブカヤックを体験してみることにしました。約90分で1,700円というのはかなりお得だと思います(2024年2月現在)。
マングローブカヤックを体験
人生初のカヤックです。パドルの漕ぎ方などを簡単にレクチャーしていただき、いざ自然の中へ。
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水の流れや風はほとんどありません。滑るようにスイスイと漕ぐことが出来ます。
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ここからは鬱蒼としたジャングルの中へ。「森」でも「林」でもなく、雰囲気は「ジャングル」です。
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マングローブとは、海水が満ちて来る場所で育つ植物の総称。世界には100種類以上もマングローブと言われる植物があるそうです。様々な生き物の棲みかにもなっており、住用川のマングローブ林は2021年7月に世界自然遺産へ登録されました。
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マングローブの良さを言葉で説明するのは難しいですが、やはり雰囲気でしょうか。イメージ通りの南の島のジャングルを感じることが出来ます。
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時刻は16時、そろそろこの日のキャンプ地(野宿場所)も決めなくてはなりません。カヤックに乗る前、申込用紙を記入した際に、住所・名前・電話番号に加えて、「宿泊施設」の欄がありました。
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私たちが「野宿」と書いたのを見たスタッフのおじちゃんは「おぉ、いいな!」というリアクション。カヤック体験を終えると、そのおじちゃんが秘密の野宿場所を教えてくれたので、この日の宿泊地はあっさりと決まりました。
嘉鉄湾で奄美ブルーを見る
旅の4日目は島の南部・ホノホシ海岸(瀬戸内町)からスタート。
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この海岸はサンゴや貝殻の欠片から出来た白砂ではなく、波に洗われた丸い石から出来ています。石は持ち出し禁止。持ち出すと災いが起こるそうです。
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車を走らせている途中に「海の絶景」を発見!車を停めて、写真を撮ることにしました。こちらは嘉鉄湾(瀬戸内町)と呼ばれるスポット。沖縄とはまた違う、一面に広がる濃い水色の海は「嘉鉄ブルー」とも呼ばれています。
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海にいた1隻のボートも画になります。知る人ぞ知る、穴場スポットになっているのでしょう。近くにはマネン崎展望広場や砂浜の嘉鉄ビーチもあるようです。
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2014年には嘉鉄湾で発見された奄美大島の固有種「アマミホシゾラフグ」が新種として登録されました。
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太陽が真上に来る正午前後は、海が最も綺麗に見られる時間。想像を超える奄美ブルー(嘉鉄ブルー)の絶景に見惚れ、しばらくここで時間を過ごしていました。
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嘉鉄湾は今回の旅で見つけた一番の絶景。美しい奄美大島の海を見たい方におすすめのスポットです。
住用内海公園バンガローで1泊
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奄美大島に到着してからここまで、海で汗は流していましたが、シャワーを浴びることが出来ていなかったので、この日はバンガローで宿泊することに。当日のお昼にじゃらんで予約することが出来ました。
■ 住用内海公園バンガロー(奄美市)の詳細はこちら
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こちらは1棟貸しでの料金設定なので、4人で旅をしている我々にとっては1人当たりの料金が安くなります。
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バーベキューが出来る台が用意されていたので、枯れ木を集めて火を焚くことに。名瀬のイオンで購入した肉(ブロックベーコン)の真ん中に、その辺で拾った木の枝を差して焼きます。
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葉っぱを皿にして実食。アニメや漫画でしか見たことがないような、ワイルドな食べ方です(笑)味は間違いありませんでした。
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夕食は手作りのカレー。ここまでのご飯は全てコンビニやスーパーの惣菜で済ませていたので、手作り料理の美味しさに感動したのを覚えています。
土盛海岸とあやまる岬
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旅の5日目、翌朝の飛行機に乗るので、丸1日を島で過ごすのはこの日がラストです。
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バンガローでシャワーも浴びて、やっと布団で寝ることが出来たので、この日は遅めのスタート。特に予定はなく、引き続きレンタカーはあったので、初日に野宿をした土盛海岸へ戻ってきました。
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シュノーケルをしましたが水中の写真はありません。いつの間にか防水カメラが壊れてしまっていました。
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土盛海岸でシュノーケルをした後にやって来たのは、奄美大島の北部「あやまる岬」。『こんもりと丸い地形が「綾」に織りなす「まり」に似ていること』が、「あやまる」という地名の由来ということですが、ちょっとよく分かりません。
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そして、旅の最後の夜はあやまる岬で野宿!コンビニで買ったパンなどでサクッと夕食を済ませ、早々に寝ようとしましたが…
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星が凄かった!安いデジカメでも星が映りました。夜空には天の川はもちろん、星座が分からないくらい星が散りばめられていました。今でもこの時見た夜空が一番綺麗だと思っています。
ということで、さらば奄美大島。5日間滞在しても島を1周することは出来ませんでしたが、島の大自然を満喫することが出来ました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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