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今回は「2020年 GW直後の那覇周辺の様子」をご紹介します。
コロナで観光客がゼロに
コロナウイルスの影響で全国の観光・宿泊が壊滅的な影響を受けた2020年のゴールデンウイーク。
沖縄の玄関口・那覇空港にも人は全くおらず、普段はずらりと並んでいるタクシーもほとんど止まっていません。2020年3月末の時点で、沖縄と海外を結ぶ航空路線は全便運休。台風などの災害を除き、海外便が全便運休するのは戦後初めてのことです。
ANAとJALによると、2020年4月29日から5月6日の沖縄発着および県内離島路線を合わせた全体の旅客数は、前年比95.7%減の2万768人。これは往復の数なので、県内移動なども除くと、県外と沖縄での人の往来は実質8千人程度だったそうです。
レンタカーも退屈そうに並んでいます。沖縄県のレンタカー事業者は年々増加しており、2018年度には、レンタカー登録を受けている車の数が4万台を超えました。しかし、観光客の利用が無ければ経営は成り立ちません。
■ 参考：沖縄観光とレンタカー
一番大変だった時の那覇周辺の様子をご紹介
今回は「来ないでほしい」という空気もある中、それでも沖縄にやってきた観光客の気分で、那覇周辺の観光スポットを巡ります。
まずやって来たのは空港から車で15分ほどのところにある、豊見城市「豊崎美らSUNビーチ」。GW期間中の沖縄は、「密」の状態を避けるため、大きな公園などは封鎖され、駐車場に入ることも出来ませんでした。
その結果、普段は全く人がいないビーチに人が集結。見たこともない数の車の行列が出来ている場所もありました。
こちらは豊崎美らSUNビーチから、歩いて5分もかからない場所に新しく出来た「DMMかりゆし水族館」。本来であればGWに合わせて、4月21日にオープンの予定でしたが、開業は1ヶ月延期されることとなりました。
■ 参考：DMMかりゆし水族館に行ってきた
こちらはDMMかりゆし水族館から近い「アウトレットモールあしびなー」。外国人観光客に人気のスポットです。ちなみに、沖縄県内で初めてコロナ感染者が確認されたのは2020年2月中旬。感染したのはダイヤモンド・プリンセス号のお客さんを乗せたタクシー運転手の方でした。
続いてやって来たのは瀬長島。
年間280万人以上が訪れる観光スポットですが、瀬長島ウミカジテラスのお店はほとんど閉まっています。営業しているのはテイクアウトOKなお店だけです。
駐車場が封鎖されている一方で、路肩には車の大行列。続々とやってくる車も、止める場所がなく、そのまま走り去って行っていました。この方たちが瀬長島を訪れている目的は…
潮干狩り・アーサー狩りです。これが地元本来の瀬長島の楽しみ方。そして向こう側に見えているのが那覇空港。飛行機の離着陸はほとんどありません。
首里城と国際通り
首里城公園にやって来ました。こちらは閉鎖されておらず、散歩を楽しむ地元の方がちらほらと。これだけ人が少ない首里城も珍しいので、のんびり散策したかったですが、時間がなかったので守礼門で引き返しました。
沖縄県立博物館は閉館。平和祈念資料館や図書館など、県立の施設は6月まで閉鎖となっていました。
最後にやって来たのは、沖縄で最も観光客が訪れる国際通り。
国際通りの新名所「のれん街」では、テイクアウト販売が行われていました。2月1日にグランドオープンした直後にコロナ。相当難しい状況であると思われます。
ドン・キホーテはお客さんが少ないものの、賑やかな雰囲気は変わらずでした。
しかしやはり、営業していないお店がほとんど。歩いている人もおらず、閑散としている一方で、交通量は以前と変わらない印象でした。国際通りは市民にとっても重要な道路なのです。
この状況ですが、新しいホテルも出来ていました。果たしてこれから沖縄の観光はどうなるのでしょうか。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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