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今回は【2017年 屋久島旅行記】をお届けします。
鹿児島県屋久島上陸
2017年6月19日、鹿児島県・屋久島に上陸…のはずでしたが、乗船予定だったフェリー屋久島2が欠航し予定変更。
この日、鹿児島市谷山港から出ているフェリーはいびすかすは運航されていたので、船で一晩を過ごし、6月20日の朝、屋久島へ到着しました。
予約をしていたダイビングショップの方のお迎えがあり、荷物は持ったまま、まずは港から海へ。屋久島はアオウミガメとアカウミガメ上陸地。海の中でもウミガメと出会うことが出来ました。
午後はバスで白谷雲水峡へ。ジブリ映画「もののけ姫」の舞台になっている場所で、私が泊まった屋久島ユースホステルでも、白谷雲水峡目当ての外国人ジブリファンが多く泊まっていました。
滞在2日目はレンタカーを借りて、1周約100kmの屋久島をドライブ。写真は車で近くまで行くことが出来る紀元杉。日本各地に自生する杉の寿命は500年と言われていますが、紀元杉の推定樹齢は3000年。屋久島は花崗岩で出来ているため、栄養が乏しく、水はけも悪いです。こうした厳しい環境で、木々はゆっくり強く成長し(年輪が密になる)、長生きするとされています。
屋久島の標高500m以上の山地に自生するスギを「屋久杉」といいます。滞在3日目は、屋久杉の中で最も有名な『縄文杉』を見に行きました。
ガイドなし 大雨の縄文杉トレッキングへ
しかし縄文杉は、紀元杉のように、車で簡単に見に行くことは出来ません。
登山口から縄文杉までは片道約11km。つまり、往復で22kmですが、山登りではなく、コースの大部分は遊歩道のようになっているため、トレッキング初心者でも楽しめます。屋久島で一番の観光スポットです。
人が訪れすぎないよう、シーズン中は登山口までの道にマイカー規制が設けられています。私はバスで登山口まで行きましたが、そのバスも朝4時~5時台の出発。
帰りもバスなので、バスの時間を気にしながらトレッキングをしなければなりません。ガイドツアーも多くありますが、私はひとりで縄文杉を目指すことにしました。
この日の屋久島は大雨でトレッキングコースは川のような状態。雷も轟いていました。登山口行きのバスは大雨警報が出ると運休になりますが、早朝の段階で警報は出ておらず。
登山口に到着してから大雨警報が発令されました。しかし、せっかくここまで来たので、川のようなトレッキングコースを歩くことに決めたのです。
屋久島で雨が多い理由を知る
屋久島は「1カ月で35日雨が降る」と言われるほど、雨が多いことで知られています。
こちらは2015年~2020年における屋久島・種子島・東京の年間降水量を比較した表。屋久島の降水量は東京の約3倍。約20kmしか離れていないお隣の種子島と比べても、2倍近くの降水量があります。
その理由が2つの地理的条件です。1つは、九州最高峰の宮之浦岳(1,936m)を筆頭に、標高1,000mを超える山々が39以上連座しており、九州地方の高い山の1位から8位までが屋久島にあること。
もうひとつは、赤道付近で温められ、北上してくる海水(=黒潮)が、屋久島の南にあるトカラ海峡を通ることです。黒潮によって温められた空気が、「洋上アルプス」とも言われる屋久島の山々にぶつかり上昇。雲となって雨を降らすのです。ちなみに種子島の最高峰は282.4m。空気が上昇しても、雲は出来ないため、屋久島よりも雨が少なくなります。
それにしても凄い雨で、何度も引き返そうとしましたが、途中で出会ったトレッキングに慣れたご夫婦と一緒に歩かせていただき、何とか縄文杉に到達することが出来ました。
こちらが縄文杉。離れた場所に設置されたウッドデッキから見物することもあり、感想としては「こんなもんか」という感じ。正直、感動はなく、達成感しかありませんでした。
帰りは険しい雨道を歩くことにも慣れ、バスにも間に合い、無事帰ることが出来たのでよかったです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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