奄美大島から鹿児島県十島村へ!深夜2時出港 フェリーとしまに乗船 |2022 トカラ旅行記1

旅の思い出

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今回は「2022年 トカラ列島旅行記」その1をお届けします。

奄美大島から鹿児島県十島村へ

2022年5月14日、沖縄本島北部・本部港にやって来ました。今回の目的地は奄美群島と屋久島の間に浮かぶトカラ列島(鹿児島県十島村)です。

フェリー波之上は9時20分に本部港を出港すると、与論島・沖永良部島・徳之島・奄美大島の順に寄港した後、翌朝8時30分に鹿児島新港へ到着します。

この船はトカラ列島(十島村)を通過してしまうため、奄美大島で十島村の村営船「フェリーとしま」に乗り換えが必要です。2等室は下船地ごとに部屋が分かれているため、名瀬(奄美大島)・亀徳(徳之島)の部屋にやって来ました。

今回は船の予約もしていませんでした

この日はそれほどお客さんが乗っていなかったので、窓際の区画を確保することに成功。沖縄・本部港から奄美大島・名瀬港までは約11時間の船旅。運賃は片道6,520円(2等室)です。

フェリー波之上は県境を越えて鹿児島県へ。12時前、与論島・供利港に到着しました。

■ 参考:2019年 与論島旅行記

フェリー波之上は奄美大島に籍を置く船

2023年3月現在、那覇空港から奄美空港までの航空路はJAC(日本エアコミューター)の1日1便のみ。所要時間は1時間ですが、奄美大島から那覇空港への直行便はなく、沖縄本島ー奄美大島間の利便性はそれほどよくありません

船から見た沖永良部島

14時過ぎ、与論島の次の寄港地である沖永良部島・和泊港に到着。現在は与論島が鹿児島県の最南端ですが、沖縄県が琉球王国だった時代は、沖永良部島までがその勢力範囲でした

■ 参考:2020年 沖永良部島旅行記

そうした歴史の名残から、沖永良部と徳之島の間にある無人島「硫黄鳥島」は、沖縄県久米島町に属しており、この島が沖縄県最北端の地となっています。

天気がいいときは島影が見えることもあるようですが、この日は見えず。

終始曇り空の船旅だった一方で、海況は良かったので、船は全く揺れず、快適に過ごすことが出来ました。

16時半、徳之島・亀徳港に到着。次はいよいよ奄美大島・名瀬港ですが、ここからは少々距離が長く、4時間近くかかります。

航海中もWi-Fiが繋がりやすかったので、私はパソコン作業をしながら過ごしていました。船内には売店やレストラン、お酒の自動販売機もあるので、ひたすら食べて・飲んで・寝てを繰り返すような船旅もおすすめです。さっぱりしたい時には、いつでも無料でシャワーを浴びることも出来ます。

■ 参考:フェリー波之上の船内の様子

名瀬港からフェリーとしま乗り場へ

20時半前、フェリー波之上はすっかり暗くなった奄美大島・名瀬港に到着。ここではタラップではなく、ボーディングブリッジから下船します。

フェリーとしまが出入港するのは名瀬港からは約3km離れた左大熊岸壁。船の出港は深夜2時なので、5時間ほど待ち時間があります。

名瀬港から歩いて10分ほどの場所にある、ジョイフル奄美長浜店にやって来ました。

ジョイフル塩唐揚げ定食 499円(税抜)

Wi-Fiやコンセントはありませんが、島で夜遅くまで時間を潰すことが出来る貴重な場所です。24時、ジョイフルの営業終了時間になったので、いよいよ左大熊岸壁を目指して歩き始めます。

途中でファミリーマート(24時間営業)に寄り道。水分やカップ麺、菓子パンなどを買い込みました。トカラの島々にも商店はありますが、最新情報が分からなかったり、営業が不定期だったりするので、非常食を確保しておくと安心です。

左の白い明かり

名瀬市街地を抜けると、暗い湾の中に明るく輝く船が見えました。こちらがフェリーとしま2です。

買い物時間も含めて約40分で左大熊岸壁に到着。港の入口には【港湾関係者以外 立入禁止】という看板がありますが、よく見ると(ただし、Fとしまの利用を除く)と書かれています。私はFとしまの利用者なので港の中へ。

真っ暗な港内を歩いた先に、フェリーとしま2が停泊していました。しかし、まだ船に乗ることは出来ません。奄美大島からフェリーとしま2に乗船する方法は2通りあります

奄美大島からフェリーとしま2に乗船する方法

ひとつは出港1時間前に乗船し、船内で乗船券を購入する方法。

今回はこの方法で乗船するため、左大熊岸壁で午前1時になるのを待ちます。なお、左大熊岸壁に待合室などは無いので、24時まではジョイフルで過ごしていたのでした。

十島村ホームページより

もうひとつは事前に乗船券を購入し、18時から21時の間に乗船する方法です。この場合は暗い港で待つ必要がなく、停泊する船内でのんびり過ごすことが出来ます。この日私は20時半に奄美大島へ到着したため、事前に乗船券を購入することは出来ませんでした。

十島村ホームページより

十島村から出ている案内によると、名瀬港(左大熊岸壁)は「21時以降は保安上、舷門(船の出入口)を施錠します」とのこと。つまり、18時から21時の間に乗船出来ない場合は、午前1時まで待つしかないのです。また、鹿児島港以外から徒歩で乗船する場合、乗船は先着順。運悪く混雑すると、船に乗ることが出来ない可能性もあります。

私が到着した時点で、フェリーとしまにはタラップが掛けられていました。しかし、案内の方などはいません。また、私以外に乗船を待っている人もいません。乗船しても良さそうな雰囲気ですが、一応午前1時まで待つことに。

私が到着した後で、他にも人が集まってきました。フォークリフトもやって来ましたが、乗船の案内はありません。結局、午前1時を過ぎても案内がなかったので、待っている人たちの間で「もう乗っていいんですよね?」的な会話が起こり、皆さん一緒に乗船しました。

何が正解なのか分かりませんが、船内の受付にはスタッフの方がおり、乗船しても問題なかったようです。まずは乗船申込書を記入。目的地はトカラ列島最北端・口之島です。

乗船券もゲットしました。船内は現金払いのみで、クレジットカードを利用することは出来ません。そしてこのタイミングで、コロナ関係の資料を提出する必要があります。

十島村への渡航にはコロナ対策が必要

名瀬港にて

この時、奄美大島のコロナ警戒レベルは5段階中2番目の「4」。十島村でも、感染症対策と経済社会活動の両立を図るため、来島者にはいくつかの条件が設定されていました。

乗船時に提出したコロナ関係の書類は「健康申告書」と「PCR検査の結果」。健康申告書は事前に十島村のホームページでダウンロードし、ジョイフルでの待ち時間に内容を記入していました。

PCR検査については、乗船前3日以内に実施した結果が必要だったため、5月12日に那覇市でPCR検査を実施。翌日に届いた『陰性』のメール画面を、乗船時に提示しました。

さらに、乗船の2週間前から健康チェック表の記入も必要でした。乗船時には確認されませんでしたが、トカラ列島滞在中はこのチェック表と、ワクチン接種証明書を常に携帯していました。

■ 参考:那覇クルーズターミナルでコロナのワクチン接種

こうした準備を経て、ようやくフェリーとしま2に乗船し、十島村へ渡ることが出来るようになります。今回は口之島に2泊した後、【レントゲン便】という特殊な船に乗り、トカラ列島全有人島に上陸する計画です。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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