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今回は「2018年 新島・式根島旅行記」その2をお届けします。
★前回の記事は こちら ★
かつてのナンパ島・新島を歩いて観光
2018年12月16日、新島滞在2日目の朝を迎えました。この日は朝から晴れたので、島を歩いて観光します。
こちらは「砂んごいの道(新島の方言で「舗装されていない自然のままの道」という意味)」。
50年以上前の新島では、こうしたコーガ石の石垣と砂の道が見られたようです。どことなく沖縄の離島を感じさせる景色でもあります。
羽伏浦海岸にやって来ました。港周辺の集落や空港から歩いて30分で、この絶景ビーチが広がるのはなかなか贅沢です。この時期のビーチには誰もいないので、広大なプライベートビーチを独り占めすることが出来ます。
バブルの時代、女子大生や女子高生のバカンス先として人気だった新島。女子たちを狙った男子たちも島に集まるようになり、別名「ナンパ島」とまで言われていました。島内にはディスコが3軒もあったそうです。
■ 参考:女子旅を狙う男子がいるのは今も同じ
ネットでは、当時の様子を紹介する様々な記事がありますが、今の新島からは想像もつきません。歩いていてもすれ違う人はゼロ(笑)鳥の鳴き声だけが響く、のどかな雰囲気です。
出会いはあるのか?
こちらは式根島を除いた新島だけの人口推移。どうやら島民の方は女性の方が多いようです。これはナンパを狙う男性にとって希望となる情報かもしれません。
しかし、年齢別の内訳はこの通り。75歳以上のおばあちゃんが非常に多いのです。ということで、ナンパの対象となるのは、島民よりも観光客だと思います。
新島の来島者数は年々減少していますが、さるびあ丸には若者が多く乗船する夏は雰囲気がまた違うのかもしれません。少し古いデータですが、やはり8月の来島者数が圧倒的に多いです。
ちなみに、毎年多くの若者で賑わう「東京湾納涼船(さるびあ丸)」では、ナンパが禁止されています。
■ 参考:出会いを楽しみたいなら小笠原へ行け!
羽伏浦海岸と白ママ断層
ちょうど、島民の方が運転すると思われる車が海岸へ降りていきました。どうやら、車でも砂浜を走ることが出来るようです。
前回もご紹介しましたが、新島の海の砂はこんな感じ。ガラス質の石英で出来ています。こうした砂がどこから来ているのかというと…
こちらの白ママ断層です。ママは「崖」の意味。最も高いところでその高さは250mにもなるそうです。
この先は崖が侵食されて、写真でも若干煙っている様子が分かります。こうして削られて細かくなったコーガ石が流れて堆積し、羽伏浦海岸が作られているのです。
新島ガラスアートセンターを見学
新島の道端には、ガラスで作られた標識があります。このオリーブ色のガラスが、コーガ石で作られた「新島ガラス」。着色をしているわけではなく、ガラスを作る過程で自然にこの色が出てくるそうです。
東京都島しょ保健所大島出張所新島支所の柱にも新島ガラスが組み込まれていました。新島にはモヤイ像だけでなく、新島ガラスを使ったオブジェも多く置かれているのです。
羽伏浦海岸から集落の方へ戻ってくると、青空は一転、冷たい雨が降ってきました。しかし、宿でじっとしていても退屈です。
午後は新島ガラスを紹介・販売する「新島ガラスアートセンター」へ行くことにしました。集落から歩いて30分ほどで行くことが出来ます。
1897年、まさにバブル期の新島に設立されたガラスアートセンター。作品の展示とガラス製品の販売が行われている他、ガラスづくり体験も行われています。なお、基本的に作品の撮影はNGなので、写真はありません。
ガラスアートセンターからまました温泉へ
新島には温泉もあります。
こちらは港からガラスアートセンターへ向かう途中にある湯の浜露天温泉。無料・年中無休・24時間営業ですが、水着が必要なので今回はスルー。晴れている夜は、星を見ながら温泉に浸かることも出来ます。
今回はガラスアートセンターの目の前にある「まました温泉」を利用します。こちらは内風呂・露天風呂・サウナもあって300円。さらに700円を支払うと、羽伏浦海岸の砂を使った砂蒸し風呂も利用することが出来ます。
翌日は朝一の連絡船で式根島へ。ガラスアートセンターでたまたま話を聞いたスタッフの方(男)と会話が弾み、夜は居酒屋で一杯。朝の港で見送りもしていただいて、いい思い出が出来ました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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