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今回は「原付沖縄本島1周の旅 最終回」をお届けします。
★前回の記事★
原付を本部から那覇へ運ぶ

壊れた原付を船に載せて、本部から那覇まで帰ります。

本部港から那覇港までの船代は、旅客のみで2110円。
原付を船に乗せると、これに1700円が加算されるので、合計3810円がかかることになります(2019年現在)。
那覇から本部までの交通手段を比較すると以下の通り。
・高速船:3,000円
・高速バス:2,300円
・路線バス:2,470円
・レンタカー:10,000円(乗り捨てになると高いです)
1人旅の場合、船が一番安い移動手段なのです。
時間つぶしで伊江島上陸
時刻はまだ10時。那覇行きの船が出るのは17時頃です。

時間に余裕が生まれたので、急遽、伊江島へ行くことにしました。
本部港からは1日数便、伊江島行きのフェリーが出ています。11時に出港する船に乗って13時に島を出てくれば、那覇行きのフェリーに十分間に合うのです。

往復1370円という安さも魅力のひとつです。
島までの所要時間は30分なので、島での滞在時間は実質90分!
原付は港の駐車場に置いて伊江島を目指します!

こちらは伊江島の写真。
あっという間の1時間半でしたが、いい島でした。
★参考:伊江島旅行記★
原付とともに船に乗る
伊江島から戻り、那覇行きのフェリーが来るまで、冷房が効いた待合室でだらだらと過ごします。
フェリーの出港は17時10分。
明確な乗船手続き開始時刻はありませんが、40分前くらいからだった気がします。

事前に予約をしていても、まずはこちらの乗船券を記入する必要があります。
乗船券を提出し、料金を支払うとチケットと「原付」と書かれた札がもらえます。

このカードをあらかじめ原付に括り付けておく必要があります。

これでOKです。
いつの間にか那覇行きの船も入港していました。

今回乗船する船はマリックスラインの「クイーンコーラル8」です。

沖縄~奄美群島~鹿児島を結ぶ航路の詳細については、以下の記事にも綴っているので、興味のある方はぜひご覧ください。
「原付壊れてるのかい?」
私は原付に乗らず、手で押して歩いていたので、荷役をされている方からもそう言われました。

港ではヤギがコンテナから降ろされ、軽トラックに乗せ換えられていました
マリックスラインで2時間の船旅

17時過ぎ。船は本部港を出港しました。

鹿児島から沖縄までは25時間かかります。

本部から那覇まではそのうちの約2時間。
雨も降ってきたので、船内を散策することにしました。

ゲロ袋。どの船にもあるものです。
どれだけ大きい船でも、全く揺れないということはありません。

食堂もあります。

小腹が空いた時にもこうした自販機があるので安心です。
かなり割高ですが、船旅をしていると、カップ麺がとてもおいしそうに見えてくるのが不思議です。

シャワーは無料で使えますが、シャンプーや石鹸はついていません。
タオルも自分のものを用意しておきましょう。

退屈した時はゲームコーナーがあります。
ゲームコーナーが付いている船は多く、昭和時代の産物といえるでしょう。
原付沖縄本島1周の旅の結末
そうこうしているうちに那覇へ到着しました。

那覇港にはJR貨物のコンテナが置かれていました。
「沖縄まで運ばれてくるんだな」とひとり感動して撮った1枚です(笑)

到着後、この原付を購入した自宅近くのショップに電話。
原付を取りに来ていただけることになりました。これで家に帰ることが出来そうです。

ただ、原付を取りに来てくださるのは、ショップの営業時間終了後の21時過ぎとのこと。
港からショップまでも少し距離があるので、少しでも近くへと思い、港から原付を押して歩き始めました。
途中の橋からは、黄昏の「クイーンコーラル8」の姿が見えました。
★参考:新造船就航 クイーンコーラルクロス乗船記★

到着したのは赤嶺駅前にあるマクドナルド。
ここでショップの方のお迎えを待ちます。

メーターの走行距離は4900kmちょうど。
ちなみに、喜屋武岬を出発したときは4672kmだったので、228kmも走ったことになります。

無事バイクショップの方の軽トラで運んでもらい、家に帰ってきました。
もちろんバイクはそのまま修理です。
家の鍵と原付の鍵を一緒にしている私は、原付に鍵を差したまま修理をお願いしてしまい、家の玄関の前で「あっ…」と笑うしかないのでした。
★参考:原付の旅 リベンジ★
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