常磐線代行バスに乗車!浪江から富岡へ 原発近くを通過|2019年→2020年 年末年始旅行記6

2020年→2021年 年末年始の旅
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ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「2019年→2020年 年末年始の旅」その6をお届けします

★前回の記事★

仙台から常磐線経由で東京へ

銀山温泉から電車を乗り換えて、仙台まで戻ってきました。

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ここからは常磐線に乗車。太平洋沿岸を南下し、東京を目指します。

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仙台から岩沼駅までは東北本線と並走。ここから東北本線は内陸を、常磐線は太平洋沿いを走ります。

2011年の原発事故以降、常磐線は一部区間が不通となっていました。2019年年末時点でも、「浪江↔富岡間」はバスによる代行輸送が行われており、今回もそのバスを利用します。

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外は雨が降っています。原発周辺の景色を見に行くのは3年以上ぶりのことです。

【福島】原発事故から5年後の国道6号線。

こちらの動画は原発事故から5年目、2016年3月15日に、常磐線と並行する国道6号線をドライブした時の様子です。この時の感想は「時が止まっている…」。車窓からはゴーストタウンと化した街の様子を見ることが出来ました。

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仙台からの列車の終点・原ノ町駅(福島県・南相馬市)に到着。

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行き先は「普通」になっていますが、この電車が「浪江行き」です

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時刻表はこんな感じ。原ノ町駅からは、浪江行きが1日10本運行されているようで、それなりに需要はあるのでしょう。

浪江駅で代行バスに乗車

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浪江駅に到着しました。写真でも混み合っている様子が分かりますが、18きっぷのユーザーが非常に多いようです。

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この先も線路はありますが、列車の運行はなく、ここから代行バスに乗り換えます。このバスは青春18きっぷでも、追加料金なしで利用可能です。

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ホームには放射線の線量計が設置されています。浪江駅から福島第一原子力発電所までは約10km。一応この数値をネットで調べてみましたが、特に問題はないようです。

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代行バスは列車の到着に合わせて出発するので、浪江駅周辺を見学する時間はありません。

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時刻表上は、16時28分発の富岡行き。バスは2台来ており、電車からの乗り換えが済むと、これといった案内もなく発車。その後の車内放送も全くありませんでした。

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私は2台目のバスに乗車しましたが、バスの車内は満席でした。どうやらこのバスは先着順で、運が悪いと積み残しがあるまま、出発してしまうこともあるようです。

【福島】常磐線代行バス 浪江駅→13分間の車窓

バスの車窓の動画。時刻はこの時16時半。雨も降っているので、すでに外は暗く、あまり景色は見えませんでした。

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福島第一原発のすぐ近くを通過。「外は暗い」といっても、走っているのは「国道6号線」という大きな道。それはつまり、国道沿いなのにほとんど電気がついていない(人がいない)ということです。

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約30分で富岡駅に到着。3年前に比べて、駅周辺は家の明かりが灯っていたり、お店が開いていたりと、人の生活が感じられるようになっている印象を受けました。

常磐線を乗り継ぎ東京都内へ

時刻は17時。富岡からは再び常磐線を乗り継いで、東京都内へ入っていきます。

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代行バスからは、17時5分発「いわき行」の電車に乗り換え。

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特急用の車両に乗って、いわきまでは約40分です。

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いわきは福島県の南端に位置する都市。いわきで「水戸行」の列車に乗り換えて、関東圏に入っていきます

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水戸からはいよいよ都会の10両編成の電車です。19時40分発「上野行」に乗車。年末という事で、車内はガランとしていました。

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21時40分、日暮里に到着。ここでこの日の移動は終了。

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日暮里駅には、銀山温泉のポスター が掲載されていました。「あ~行ったなぁ」と、何だか遠い日の懐かしい思い出のように思えてしまいますが、私が銀山温泉にいたのは、この日の午前中のことです。

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常磐線は2020年3月14日、全線で運転が再開されました。原発事故が起こったのは2011年の3月15日。運転再開予定日の日付から、JRにも色んな想いがあるのだろうなということが分かります。

代行バスが当たり前にならず、今回の体験が貴重なものになってよかったです。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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★動画はこちら★

【2019→2020 年末年始の旅】銀山温泉で命の危険!? vlog #6
【2019→2020 年末年始の旅】常磐線 代行バスに乗車したときの様子 vlog #7

★続きはこちら★

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