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今回は「DMMかりゆし水族館」に行ってきた時の様子(後編)をお届けします。
★前回の記事★
沖縄・美ら海水族館との違い
沖縄で一番の観光スポット「美ら海水族館」。そのホームページには「沖縄の海を丸ごと体感できます」という文言があります。

一方こちらの写真は、沖縄に新しく出来たDMMかりゆし水族館。熱帯の川を再現したと思われる水槽があり、そこに泳ぐのは沖縄にはいない魚です。

うろこがキラキラして綺麗だなと思っていたら、この魚はピラニアでした。ピラニアも沖縄にはいません。

ワニ… 置物であることを疑ってしまうほど、微動だにしません。

何もいない水槽?

少し引いて見ると、上にペンギンさんが1匹だけいました。ただ、こちらもワニと同様じっとしているので、大きな水槽がまったく意味を成していません(笑)そして、ワニもペンギンも、沖縄には生息していません。
★参考:野生のアザラシを見に行く★
空間と演出を楽しむ水族館
DMMかりゆし水族館のホームページを見ると、「いきものたちの美しさと亜熱帯気候が織りなす自然の魅力を、映像表現や多彩な空間演出で表現しました」とあります。

このことからも、「沖縄」や「海の生き物」より、エンタメ要素が強い水族館であることが分かります。自然と映像が調和した「空間」や「演出」が重視されており、一般的な水族館とは毛色が全く異なります。

ここでようやく沖縄らしい水槽が登場しました。海の映像をバックに、サンゴ礁の海が再現され、水槽には波も発生しています。

しばらくすると、水槽の背景の映像が切り替わり、雷の音とともに、スコールがやってきました。こうした演出が、DMMかりゆし水族館の醍醐味ということです。
ジンベイザメはいるのか?

少し分かりにくいですが、「靴を脱ぐように」という案内が書かれたエリアにやってきました。

ここでは、ガラス張りの水槽の上に立つことが出来ます。足元には魚たち、しかもサメやマンタなど、大きな生き物たちが泳いでいます。そしてたまに、足元までやってきて、ガラスを突いたりもするので、迫力満点です。
★参考:野生のイルカと泳ぐことが出来る島へ★

この写真に写っている生き物。そのフォルムと模様から一瞬「ジンベイザメの子供?」と思いましたが、これはトラフサメという種類らしいです。もう1匹、似たような見た目のシノノメサカタザメも泳いでいます。

ちなみにこちらが下の水槽です。

出口やトイレの場所を示すピクトグラムには、ダイバーの絵が描かれていました。
沖縄らしいサンゴの海
入口からここまでは2階フロア。次はエスカレーターで1階へ移動します。

ずらりと並ぶ小さなショーケース。こちらに沖縄の海にいるような、サンゴや熱帯魚たちがいます。

世界にいる約800種のサンゴのうち、沖縄の海に生息しているのは約200種。サンゴは海中の二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出す、植物の「光合成」のような働きをしていますが、植物ではなく動物です。

一方で、その場から動くことは出来ないので、褐虫藻という植物を自分の体に住まわせて、そこから栄養を得ています。サンゴの色は褐虫藻の色なのです。褐虫藻がいなくなると、サンゴは栄養を得ることが出来ず、やがて死んでしまいます。色は白くなり、これが白化現象というものです。

イソギンチャクとクマノミとナンヨウハギが一緒のケースにいます。「ファインディング・ニモ」の世界ですね。

ただ、こちらのドリーさんは、かなり弱っていました。水族館のオープンから1週間程度。きっとまだ減価償却も…

チンアナゴがたくさんいます。非常に繊細で警戒心が強い生き物のため、基本的には砂に潜って隠れてしまうそうですが、この時は皆さん顔を出していました。

ショーケースの隅でじっとしているのはセミエビ。後ろ姿がセミに似ていることが、名前の由来だそうです。普段は水深30mに生息しているとのことですが、このショーケースにいても大丈夫なのか…

この不思議な生き物はヘコアユ。これは頭を下にして泳いでいる状態で、危険が迫ると体を水平にして、猛スピードで移動するそうです。
ジンベイザメは映像で見ることが出来ます

こちらは「水槽のトンネル」です。写真にすると分かりにくいので、トンネルの天井に向かって手を伸ばしてみました。

サメが泳いでいます。

マンタも泳いでいます。アプリによると、アオウミガメもいたようですが、見つけることが出来ませんでした。

オオカマスの群れが泳いでいますが、こちらはバーチャル水槽、つまり映像です。ジンベイザメやダイオウイカ、リュウグウノツカイも、この映像で見ることが出来ます。
DMMかりゆし水族館一番の見どころはクラゲ!

ここはまた不思議な空間です。四方を鏡に囲まれ、柱にはクラゲが展示されています。クラゲは刺されると痛いらしいので、海の中では絶対会いたくないですが、こうして展示されていると幻想的です。

光の色も常に変化しており、いかにもバーチャルという感じがします。

このように、鏡を使った自撮りも出来てしまいます。

ゆっくり巡り、約1時間半で見学終了!感想は難しいです。「室内水族館だったら、サンシャイン水族館のほうがいいな」という会話が聞こえたのが印象的でした。沖縄旅行で雨が降ってしまったとき、時間を潰すのにはおすすめだと思います。

ちなみに、出てすぐのところにはお土産屋さんがあります。空港で売っている沖縄ならではの商品よりも、人形をはじめ、オリジナルのグッズが多いです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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