東南植物楽園(沖縄市)の魅力を探る!他の植物園との違いもご紹介|2020 沖縄旅行記

南国日記~沖縄移住の記録~

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今回は【沖縄・東南植物楽園】旅行記ご紹介します。

東南植物楽園(沖縄市)に行ってみた

2020年3月末、沖縄本島中部・沖縄市にある東南植物楽園にやって来ました。

さっそく入口には、南国を代表する花「ブーゲンビリア」で作られたオブジェが置かれており、写真を撮ることが出来るようにイスもセットされています。

こちらは園内で撮影した写真。池にハート模様が浮かんでいます。

ハートが浮かぶ池を見下ろす展望台にあるのが、LOVE LOVE KEY LOCK。1回500円のガチャガチャで南京錠をゲットして、それをハート型の柵にくくりつけるというもの。恋愛成就に力を入れている様子が伺えます。

夜はイルミネーションも行われており、2019年10月には沖縄ではじめてライトアップ夜景遺産(日本夜景遺産)にも認定されています。ちなみに、ブーゲンビリアの花言葉は「あなたしか見えない」。園内で結婚式を行うことも出来るようです。

今回私は1人ですが、楽しむことが出来るでしょうか。園内には「植物園」と「水上楽園」の2つのエリアがあるので、まずは植物園エリアへ行ってみます。

東南植物楽園の魅力を探る

東南植物楽園を代表するスポットが、こちらのユスラヤシ並木です。1968年、大林正宗氏が台湾からユスラヤシの種を持ち込んだことが、東南植物楽園の始まりとされています。

現在園内にはおよそ3000本のユスラヤシの他、約1300種類以上の植物やカピバラなどの小動物、さらにはイルミネーションもあり、植物園の域を超えた観光エンターテインメント施設となっています。

その一方で、1981年には沖縄県で初めて博物館相当施設にも認定されており、珍しい植物を見ることも出来ます。

こちらは水上楽園エリアにて。花の色が宝石の翡翠(ひすい)に似ていることから「ヒスイカズラ」という名前が付けられているフィリピン原産のつる性植物で、絶滅危惧種に指定されています

水上楽園エリアにて

国立科学博物館によると、沖縄県を含む琉球列島は種の多様性が高い地域で、単位面積当たりの植物種数は九州以北の日本列島の約45倍にもなるそうです。

こちらは沖縄北部、やんばるに自生しているヒカゲヘゴ。琉球列島には大陸と陸続きだった時代があることに加えて、海流や渡り鳥の影響もあり、多くの植物種が混ざり、独自の進化を遂げていることから「チャンプルー植物相」と呼ばれています。

■参考:生物地理学的な境界「渡瀬線」について

水上楽園エリアにて

園内に『沖縄の植物エリア』はありませんが、植物を見て歩いているだけで、何となく南国リゾート・沖縄っぽい雰囲気が感じられます。これこそがチャンプルー植物相の特徴で、東南植物楽園の魅力なのかもしれません。

こちらは「バオバブの木」。アフリカを象徴する樹木として有名で、東南植物楽園のパンフレットにも大きく書かれていますが、生えているのはこの1本だけ。木の周辺にある花々はプラスチックで出来た造花です。

他の植物園との違いをご紹介

続いては水上楽園エリアへ。

こちらは開園から7年後、1975年の海洋博を機に開設されたエリアです。園内に入ると、大きな池と噴水、その背後に「東南植物楽園」という看板がお出迎え。まさに観光地という感じの景色です。

2010年12月末から約2年半、東南植物楽園は事業譲渡交渉の行き詰まりにより、休園していた期間がありました。現在は沖縄県内で医療法人やホテル、NPOなどを経営するタピックグループが全株を取得し、事業を行っています。

こちらはヤシの木が生い茂り、異国のジャングルの雰囲気が感じられます。これほど立派なヤシの木が立ち並ぶ光景は、沖縄でもなかなか見られません。

幹が細いので、倒れてしまわないか心配になりますが、どうやらヤシの木の根は、横に伸びているため、風の抵抗を受けにくく、台風にも耐えることが出来るそうです。

中国新聞デジタルの記事より

一方、最近ではこんなこともニュースになっていました。街路樹として植えられたヤシが高く育ちすぎている問題です。ヤシの木には枝がないものの、木の皮が剥がれたり、大きな葉っぱが落ちたりして、車や人に当たる危険もあります。

植物に囲まれたこうした道は、いかにも「植物園」という感じですが、これが温室ではなく屋外というのが、東南植物楽園が他の植物園と最も異なる点です。沖縄の自然の気候の中で、植物たちは育てられています。

■参考:冬の沖縄は意外と寒い

綺麗な胡蝶蘭が咲いていました。様々なシーンで用いられる胡蝶蘭(洋ラン)の生産数・出荷数は、沖縄県が福岡県、徳島県に次いで全国3位です。

木々の中に赤く照らされた牛の像がありました。普通に怖いです。

こちらへ角を向ける真っ白な牛のオブジェたちもありました。可愛げは一切ありません。東南植物楽園と牛の関係を調べてみましたが、こうしたオブジェが置かれている理由は特に分かりませんでした。

看板を支えるのも謎のオブジェ。どこかの民族の伝統工芸品のような感じがします。

小動物との触れ合いも楽しめる

園内にはいかにも熱帯のジャングルを感じさせる川も流れています。

そして、川の先は池のようになっており、ここでは釣りを楽しむことも出来ます【竿・バケツ・エサ10個で300円】。生き物たちとの触れ合いを楽しめることも、他の植物園には無い特徴です。

こちらはカピパラとリクガメ。カピパラは気ままに歩いたりしてますが、リクガメはびくともしません。

100円でエサやりをすることも出来ます。

またカメがいました。今度はウサギと一緒に飼育されています。 しかも見つめあってます(笑)

しばらくその様子を眺めていると、ちょうど飼育員さんがエサを持ってきました。カメさんのことを置いて、さっさとエサへ向かうウサギさんと、のっそりと身体の向きを変えるカメさん。そして一緒にエサを食べる両者。結局ここで私は、20分くらいウサギとカメを眺めていました

ヤギさんは、沖縄の方言でヒージャーといいます。沖縄では「ヤギ料理店」があるほど、ヤギを食べる文化が盛んで、かつては国内のヤギ肉輸入の100%を沖縄が占めていたそうです。最近では、イスラム圏から日本に訪れる観光客向けの「ハラールフード」として、沖縄県外でヤギ肉需要が高まっています。

霊長目ヒト科ヒト属ヒトもいました。今回ご紹介した以外にも、リスザルが飼育されていたり、クジャクなどの鳥たちを見たりすることも出来ます。

さらにこちらはシーサーなど、ちょっとした手作りお土産を作ることが出来る施設です。入口付近にも、お土産屋さんなどが入ったお店があります。

滞在時間はおよそ1時間40分。今回は歩いて園内を散策しましたが、300円のヤッシー号(バス)もあるので、これに乗ってゆったり園内を巡ることも出来ます。これにて東南植物楽園の散策は終了です。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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