滞在時間2時間!日帰り多良間島観光 港から旧多良間空港まで歩いてみた|2022 旅行記6

南国日記~沖縄移住の記録~

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今回は「2022年 多良間島旅行記」その6をお届けします。

★前回の記事★

滞在時間2時間

宮古島から船で約2時間、多良間島に上陸しました。

こちらは多良間島・普天間港の待合室。この船で島に上陸した観光客は、恐らく私1人だけ。

待合室の裏手には、沖縄の美しい海の景色が広がります。

多良間島の周囲は約16km。歩いて2時間で1周することは出来ません。ただ、今回の多良間島は「上陸出来ればOK」だったので、行きたい場所も特にありません。

地図でたまたま見つけた『旧多良間空港』を目指して歩くことにしました。港からの距離は約3.7kmです。

船から積み下ろされた荷物が運ばれていきましたが、よく見ると、豚が丸ごと1匹積まれていました。沖縄では「豚は捨てる部位がない」と言われており、料理に欠かせない食材となっています。

こちらは港のそばにある普天間御嶽多良間村のホームページには「船守の神として祀られ、船舶の航海安全、とりわけ旅立ちをする人々が祈願をする」とあります。船旅や島旅をする人にとっては、縁起がよさそうです。

今回は普天間港に到着しましたが、夏は島の北にある前泊港を利用することが多いようです。前泊港の方が集落にも近いですが、冬は北風が吹くので、南にある普天間港を利用するのでしょう。

道端には『一人でイカつり行かんよ!!』という、島ならではの標語も設置されていました(笑)

それにしても、道の両側を草木に覆われた道が続くので、景色は非常に地味。

島を歩いている感じもしません(笑)

少し道を逸れて、海へ出てみましたが、こちらも景色は非常に地味です。

普天間港から旧多良間空港まで歩く

道中の絶景や島ならではの景色は諦めて、旧多良間空港に何かがあることを期待しながら歩いていたら、を見つけました。

サバンナのバイソンを撮った写真、そう言われても違和感のない、野性味溢れる景色が広がっています。トカラ列島以南の島あるあるですが、多良間島も「人より牛が多い島」で、人口1000人に対し牛の数は3000頭

島では子牛を育てて出荷する畜産が行われており、出荷された子牛はその土地で大人になるまで育てられます。松阪牛や神戸牛など、ブランド牛の生まれは、奄美群島や沖縄であることが多いのです。

★参考:人よりも牛が多い島★

島のほとんどが耕作地という多良間島で、肉用牛は農業粗生産額の50%以上を占めており、重要な産業となっています。

港から40分ほど歩いて、旧多良間空港に到着しました。

錆びついた「禁止行為」の案内。沖縄の本土復帰前、琉球政府時代の1971年に建設された空港で、2003年まで使用されていました。現在、こちらの建物は倉庫として使われているようです。

そしてこちらが滑走路の様子。Wikipediaには「太陽光発電設備が完成している」と書かれていましたが、そのような設備は見当たらず、だだっ広い原っぱが広がっていました。

太陽光発電ではなく、風力発電「たらまる」は、グァングァンと音を立てて元気よく回っています。

トライアスロンと言えば、宮古島が有名ですが、かつては多良間島でも行われていたのでしょうか。「多良間島 トライアスロン」でググってみましたが、情報は見つかりませんでした。

ちなみに、現在の多良間空港は、ここからさらに4kmほど西へ行った場所にあり、RACの飛行機が宮古島から1日2往復しています。

日帰り多良間島観光

ということで、船の時間が迫ってきたので、ここでUターンし港へ戻ります。

来た道を引き返すはずが、港からここまで建物が一切なく、ただただ原っぱと畑が広がっているので、道に迷いそうになります

ガードレールの代わりに、牧草ロールが並んでいるのは、畜産の島ならではのことでしょうか。迷ってしまったら、船に間に合わなくなるので、GoogleMapを見ながら、慎重に歩みを進めます。

島のパンフレットには「迷ったら2本の鉄塔を目印に!」と書かれていましたが、確かに、この2本の鉄塔はどこからも見えるので分かりやすいです。

新たな圃場の整備が行われていました。

こちらが多良間島の人口推移。人は減少する一方で、牛の数はこれからさらに増加するのでしょうか。

整備中だった圃場も、こちらの更地も、もしかしたら牛の放牧ではなく、さとうきび栽培が行われる可能性もあります。多良間島の農業で畜産の次に盛んなのは「さとうきび」です。

多良間島の黒糖はお土産だけでなく、写真のように、沖縄のスーパーでもよく販売されています。

JTAの機内誌で知りました

ちなみに、沖縄本島にもさとうきび畑はありますが、黒糖として販売されることは滅多になく、白砂糖の原料となります。どうやら奄美群島の黒糖焼酎も沖縄本島のさとうきびを利用しているそうです。

こちらが多良間島の製糖工場。島で栽培されたさとうきびは、全てここで加工されます。冬が収穫時期なので、この日も稼働しており、さとうきびを絞った時の独特の香りが漂っていました。

また宮古島でも、多良間島の製糖工場で働く短期バイトの求人が出ていました。12月から3月頃、資格も不要で個室の部屋付き。一番重要な「給料」が開示されていないのは気になりますが、島暮らしを体験してみるにはいい機会です。

そして無事、船の時間までに港へ戻ってくることが出来ました。

さらば多良間島。多良間島の近くには、住民3人が暮らす「水納島」もあります。いつかそちらにも行きたいと思っているので、また多良間島にも来ることがあるはずです。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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