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今回は「御船印の旅(名門大洋フェリー編)」その2をお届けします。
★前回の記事は こちら ★
名門大洋フェリー乗船
2021年10月5日、名門大洋フェリーに乗船するため、沖縄から関西空港にやってきました。
船が出る大阪南港フェリーターミナルまでは【電車+歩き+モノレール】で移動します。
■ 参考:関西空港から大阪南港までのアクセスの詳細
ニュートラム「フェリーターミナル駅」に到着。駅名のとおり、これから私が乗る名門大洋フェリーの大阪南港フェリーターミナルに併設されている駅です。
なお、別府や志布志へ向かう船「さんふらわあ」に乗船する場合はもうひとつお隣の「トレードセンター前駅」が最寄り駅。こうした注意書きがあるということは、やはり「フェリーターミナル」という駅名につられて、間違える人が多いのでしょう。
駅からは向こう側に見える大きな船(フェリーターミナル)に向かって、屋根付きの通路が伸びています。
大阪南港フェリーターミナルに到着。ここからは愛媛・松山行の「オレンジフェリー」と、私が乗船する北九州・新門司行の「名門大洋フェリー」が出ています。
新門司行きの名門大洋フェリーの運航は毎日2便。私が乗船するのは17時の便です。
検温を済ませ乗船券をゲット。利用するのは二等和室です。事前にネット予約をしていたので、料金は割引されて3,980円。大阪から九州まで移動が出来て、宿泊も出来てこの料金は破格だと思います。
乗船する船は「フェリーきょうとⅡ」。1989年に就航した古めの船です。
古い船だからでしょうか。船の側面が吹き抜けになっていて、船に積み込まれているトラックたちが丸見えの状態となっています。
フェリーきょうとⅡ 船内の様子
乗船しました。古さが感じられる船の外観に対して、船内はなかなか綺麗です。船内Wi-Fiもありますが、こちらは繋がったり繋がらなかったり。
ただ、Wi-Fiが繋がらない時も4Gは入るので、電波に困ることはなかったです。船が揺れないことに加えて、電波が繋がることも瀬戸内海の船旅のいいところだと思います。
こちらは昭和から平成の長距離フェリーには定番の「ゲームコーナー」。スロットやUFOキャッチャーなど、船のゲームコーナーには定番のものが並んでいました。
乗船口があるのは船の5階。6階と7階にも客室スペースがあります。
こちらが今回の私の部屋。
2等和室にはこうした部屋がいくつかあり、各部屋にひとつコンセントとテレビがありました。
続いてやって来たのは船内売店。船内でつまめるお菓子の他にも、船の発着地である大阪と福岡の様々なお土産が並んでいます。
名門大洋フェリーのオリジナルグッズも豊富です。
そして、ここで御船印をゲットすることが出来ました。ちなみに、名門大洋フェリーからは4種類の御船印が出ています。
お酒やアイス、おつまみの品揃えも豊富。
1杯500円で生ビールも販売しているようです。
売店は営業時間が決まっていますが、フェリーきょうとⅡは24時間利用出来る自動販売機も充実しています。
船内には自由に使える電子レンジがあるので、持参した食事を温めて食べることが出来ることに加えて、持参したカップラーメンにお湯を入れることも可能です。
食後のデザートはセブンティーンアイスクリーム。
お水とお湯は24時間飲み放題です。
古いフェリーですが、お手洗いはウォシュレット付きで清潔感があります。
大浴場はシャンプー・ボディソープが備え付き。こちらもまた古さは感じられず綺麗でした。
お手洗いとは別にある洗面室にはドライヤーもあります。
★船内を散策した動画★
大阪から新門司へ 12時間半の船旅
出港の時間が近づいて来たのでデッキへ。
向かい側に停まっているのが愛媛県・松山へ向かうオレンジフェリー。2023年3月現在、オレンジフェリーは御船印プロジェクトに参画していないので、しばらく乗船する機会はなさそうです。
デッキの真下には、まるで無理やり詰められたかのように、西濃運輸「カンガルー便」のトラックたちが並んでいました。瀬戸内海の穏やかな海を航行するため、これでも潮を被ることはないのでしょう。
17時、名門大洋フェリー・きょうとⅡは北九州・新門司港へ向けて大阪南港を出港。ここからおよそ12時間半の船旅です。
オレンジフェリーの隣には、19時50分出港の「フェリーおおさかⅡ」も停泊しています。
その数分後には、トレードセンター前駅が最寄りの大阪南港に停泊する「さんふらわあ」も見ることが出来ました。
少しずつ遠ざかる大阪の街並み。10月上旬で寒さを懸念していましたが、この日は天気もよく、寒さは気になりませんでした。
夕焼けに染まる絶景の瀬戸内海
私の乗る船は、瀬戸内海を西へ向けて航海しているので、夕陽が沈む方面に向かっていくことになります。
どうやら太陽は本州の山の向こうに沈むようです。
そして、この日は夕焼けの瀬戸内海の絶景を楽しむことが出来ました。
写真ではなかなか伝わらないので、動画にもしてみましたが、それでもこの景色の美しさをお届けするのは難しいです。
太陽はあっという間に沈みました。多くの人がここで船内に戻ってしまいましたが、楽しみはここからです。
空が独特の色に変化していきます。いわゆる「マジックアワー」と呼ばれる時間です。
フェリーきょうとⅡは途中大きな橋を3つくぐります。出港時間が早い分、各橋を通過する時刻も、他の瀬戸内海を航行するフェリーに比べて早めです。
まずは明石海峡大橋が見えてきました。
海面にも空の色が映り、周囲が赤く染まります。地上ではなかなか出来ない体験です。
時間の経過とともに変化する空の色。マジックアワーを楽しむことが出来るのは、日没から約15分程度です。
明石海峡大橋も格好良く浮かび上がっています。
夕焼けの時間が終わり、ライトアップされた明石海峡大橋を通過。ここからは夜の船旅です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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