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今回は「2025年 小笠原諸島に育休移住してみた」その1をお届けします。
小笠原諸島に育休移住してみた
2025年4月14日の11時半、東京・竹芝桟橋からおがさわら丸で24時間半の船旅を経て、小笠原諸島・父島に到着しました。

小笠原諸島へのアクセス方法はおがさわら丸だけ。通常の所要時間は24時間ですが、この日は海が荒れていたため、30分遅れでの到着となりました。
■参考:おがさわら丸での過ごし方
父島の小笠原ユースホステルに15泊

父島に上陸し、まずは予約をしていた宿「小笠原ユースホステル」へ。父島では、多くの宿がおがさわら丸の到着に合わせて港へ出迎えに来ます。到着後はそのまま宿へ向かい、まずチェックインを済ませるのが一般的な流れです。
■参考:小笠原ユースホステルについて

こちらが私たちの部屋。今回は育休を活用し、小笠原ユースホステルに15泊(素泊まり)します。いわば、小笠原諸島への「育休移住」です。父島には自炊ができるコンドミニアム型の宿もありますが、色々な人との交流を楽しみたいと考え、あえてユースホステルを選びました。
■参考:小笠原村で婚姻届けを出してみた

おがさわら丸の船内で過ごした一晩を含めると、これで2日目。滞在中はノープランです。荷物を整理した後は、宿の周辺の集落を散歩。事前におむつなどの乳児用消耗品や食料は郵送していたため、特に買い物の必要もありません。

自動販売機のガリガリ君は100円。

生協では沖縄で有名なブルーシールアイス(350円)も販売されていました。

5kgのお米は5,700円と、輸送費が加算される島の物価はなかなか高いです。とはいえ、小さな商店だけでなくスーパーがあるのは安心です。

夕方になると、おがさわら丸で運ばれてきた食品がスーパーに並びます。おがさわら丸の運航は基本的に6日に1便。船の入港前はスーパーの棚もすっからかんになるので、注意が必要です。Amazonなどのネット通販もおがさわら丸で運ばれてくるので、注文のタイミングを計算しなければなりません。
■参考:おがさわら丸の役割

ちなみに、こちらが小祝にある野菜と果物の単価表。宿泊施設もスーパーで買い物をすることもあってか、種類は豊富です。
島での過ごし方
父島滞在1日目は天気が悪かっため、夕陽や星空を見ることは出来ず。

2日目も朝から生憎の天気。気象庁のデータでは、2025年4月15日の最高気温は19.9度、最低気温は15.9度。日差しがないこの気温では、半袖で外に出ると少し肌寒さを覚えます。海に入るのはもってのほかです。
■参考:小笠原の天気について

小笠原を訪れる人のほとんどが、乗ってきた船で帰る、船内で2泊・島で3泊のスケジュールです。このスケジュールを「1航海」といいます。1航海の滞在なら、天気が悪くてもアクティブに動くかもしれませんが、今回私たちは3航海の滞在。日程に余裕があると、だらだらと過ごしがちです。
■参考:日帰りで小笠原へ

せっかく結構な大金を使って小笠原で過ごしているのに、最初からだらだら過ごすのはもったいない!と思い、散歩がてら農協の直売所にやって来ました。

この時期はパッションフルーツのシーズンです。他にも小笠原で収穫された農作物や果物、それらを加工したお土産品が並んでいます。

そして、ジャボチカバという見慣れない農作物をゲット。南米を原産とする果物で、日本でもわずかに栽培されているそうです。味は渋いぶどう?のような感じで、美味しいかどうかは…

続いては村役場へ。2025年4月1日現在、小笠原村には1448世帯、2401人が住んでおり、うち1988人が父島の島民となっています。恐らくこれは住民基本台帳に基づく数字でしょう。
ワラビ狩りへ
小笠原は魅力的な島ですが、天気が悪い時の過ごし方は難しいなと思いました。

2025年4月16日、滞在3日目。ようやく晴れたので、少し出掛けることにしました。写真は職員住宅(都営住宅でしょうか)。小笠原には国や東京都の職員が多く居住しているため、こうした集合住宅が点在しています。なお、家が無いため、小笠原に移住するハードルは非常に高いとされています。

子どもの姿も多く、2020年の国勢調査によると、小笠原村の高齢化率は14.1%。生産年齢人口が7割以上という、離島でありながらも働き盛りの世代が多く暮らしている点も小笠原の特徴といえるでしょう。

10時前の村営バスに乗り、島の南部・小港海岸へ。港周辺の大村と小港を結ぶバスは1日10便(平日)あり、運賃は1回乗車につき200円。500円の1日乗車券もあるので、観光で島を巡る際にもバスは便利です。
■参考:村営バスで父島を観光

そして、小港海岸からは遊歩道を歩き、父島一の景勝地・中山峠に到着。しかし、前日までの雨のせいか、海は濁っています。

向こう側に見えるのが、天然記念物の島・南島。父島と南島の間の海は白波が立っており、これだと海のツアーも中止になっていることでしょう。

中山峠には「父島要塞第二地帯標」と書かれた石柱が立っています。

有名な「硫黄島の戦い」の硫黄島は、父島から約280km南に位置する小笠原諸島の島のひとつ。太平洋戦争では、父島にも要塞が築かれ、本土防衛の前線基地としての役割を果たしました。
■参考:硫黄島について

父島では地上戦こそ行われなかったものの、当時に建設された軍事施設や砲台跡が、自然と同化するように今も各所に残されています。天候や海況に恵まれない日は、戦跡ツアーに参加するのもおすすめです。
■参考:小笠原の歴史

この日、中山峠までやって来た目的はワラビ狩り。島民の方の案内で、異国情緒たっぷりの道を進み…

この辺りでワラビ狩り。小笠原ユースホステルには、宿泊客向けの調理場がないため、収穫したワラビは宿に寄付して調理をしてもらいます。食べるためには、あく抜き等の作業も少々面倒なようです。
小笠原育休移住にかかった費用

実は今回の育休移住では、小笠原ユースホステルの「フリーアコモデーション(フリアコ)」という制度を利用しました。朝の掃除や夕食配膳後の片付けなど、1日3時間ほど宿の手伝いをする代わりに、その日の宿泊費が無料になる仕組みです。

フリアコはいつも利用することが出来るわけではなく、今回はたまたまスタッフの人手が不足していたタイミングと重なったのでした。結果として宿泊費も抑えられましたが、それでも素泊まり分など一定の出費は避けられません。というところで、小笠原育休移住にかかった費用の総額がこちら!
- 往復の船代(2人分):110,080円
- 小笠原ユース15泊:139,400円
- その他食費など:約60,000円(日帰りで母島にも行きました)
- 総額:約31万円
■参考:小笠原旅行でかかる費用について

すべてを楽しもうとすると予算はいくらあっても足りません。小笠原では海や森のエコツアーに参加するのが一般的な観光ですが、今回は一度も参加せず、散歩をしたり集落を歩いたりしながら、日常に近い過ごし方をしていました。
■参考:小笠原のエコツアーについて

時刻は13時半になりました。宿へ戻るにはまだ少し早いので、中山峠のそばにあるCafe「グレース・島のお茶やさん」で小笠原コーヒーを頂くことにします。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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