台風に慣れている？台風上陸！暴風域当日の沖縄の様子と上陸への備えをご紹介

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「2019年沖縄に台風が上陸した当日の様子」をご紹介します。

沖縄に台風上陸予報

2019年9月19日、沖縄の南の海上で台風17号が発生しました。

赤道付近で発生した台風は、発生から数日で東南アジア・小笠原・沖縄方面に向かいます。週間天気が晴れだったとしても、台風が来ると分かった時点で、沖縄の天気予報はガラッと変わってしまうのです。

例えば、3泊4日の沖縄旅行の初日に台風が発生した場合、最終日には沖縄に台風が上陸し、飛行機が欠航する恐れもあります。沖縄滞在中は、常に天気予報を常にチェックしておかなければなりません。

海は風よりも早く台風の影響を受けるため、船の欠航は判断が早いです。台風17号では台風が発生した翌日の時点で、沖縄本島周辺の多くの船が欠航していました。

2011年から2021年の間に沖縄地方へ接近した台風の数を見ると、4月から11月の間は台風接近の可能性があると分かります。ちなみに気象庁では、台風の中心が沖縄県のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を、「沖縄地方に接近した台風」としているそうです。

沖縄への移住を検討する際「台風が不安」という方も多いと思います。

沖縄に住んでいる人々にとって重要なのは、やって来る台風が「暴風域」に入るかどうか。なお、この記事でご紹介するのは、あくまで沖縄本島・那覇周辺の事情です。【沖縄】と言っても、各島ごとに状況は異なります。

沖縄本島に台風が上陸する予報が出て、かつ暴風域に入るとなった場合、行政・学校・会社の多くは、前日までに「翌日は休みの可能性がある」と発表します。本当に休みにするかどうかの判断は、基本的に当日の早朝ですが、強風域にかかる程度の場合は、通常通りの生活が送られることとなります。

ちなみに、強風域は風速15m/s以上の風が吹いている、または吹く可能性がある範囲、暴風域はその風速が25m/s以上の場合です。

「明日台風が直撃するかもしれない」という場合、アパート1人暮らしの人が行う準備は、以下の3つが一般的と思われます。

暴風雨の中で外出は困難です。それがいつまで続くかも分かりません。さらに、台風が過ぎ去っても、海が荒れている間は沖縄まで船が来ないため、なかなか物資が届きません。

断水のための貯水、停電のための充電です。しかし、沖縄には浴槽のない家が多いです。その場合は、ペットボトルやバケツに水を補給します。

外に置いているモノは家の中へ避難。自転車や原付も風で飛ばされないように、ロープで固定したりします。こうした準備が当たり前になっているからこそ、沖縄は「台風に慣れている」と言われるのかもしれません。

台風17号は那覇付近を通過する、つまり暴風域に入る予報。実際に風もかなり強くなってきました。

迎えた暴風域当日、外は朝から凄い風です。まずはゆいレールと路線バスの運行状況はチェック。これらが止まれば、学校や役所は自動的に休みとなり、多くの会社も休みとなるので、沖縄の経済活動がストップします。

この日はゆいレールもバスも運休が発表され、Twitterでは歓喜の声が散見されました（笑）那覇空港を離発着する飛行機もほぼ全便が欠航です。

一方我が家は、停電はしていなかったものの、Wi-Fiとテレビが繋がらず。仕事は休みなので、このままでは何もしないまま1日が終わってしまいます。

Wi-Fiを求めて外を歩くことに。こちらは駐輪場の写真。私の原付は倒れていませんでしたが、なんと駐輪場の屋根が吹き飛び、隣の敷地に止まっていた車の上に落ちていました。

まずやって来たのはマクドナルド。しかし、ドライブスルーの営業のみになっていました。しょうがないです。むしろ、ドライブスルーは営業していることが驚きです。

バスのベンチも吹き飛んでいました。ただ、猛烈な風が吹いている割には、道端にモノや草木が散乱しておらず、台風に慣れていること感じさせます。

マクドナルドからローソンへやってきました。ここならWi-Fiが繋がるイートインスペースで、充電もしながら作業することが出来ます。

また、ユニオンという沖縄のローカルスーパーが閉まると非常に強い台風であるという、沖縄県民の判断基準があるようです。ユニオンが休業すると、これまたTwitterで話題になります。

この日のユニオンは通常営業。家の近くのマックスバリュも通常営業でした。風のピーク午前10時頃。ということで、沖縄に移住して初めての台風直撃、暴風域に入った1日を過ごしましたが、何も問題なく終わってよかったです。

夕方には飛行機も飛んだようで、この日たまたま沖縄にいたと思われるYoutuber・スーツ氏の動画で紹介されていました。最近は本州にも強い台風が直撃するため、沖縄だから特別違うことはありません。普段から対策をしていれば、「台風」が沖縄移住の不安材料になることはないでしょう。

■ スーツ氏沖縄で台風17号に遭遇する動画はこちら

今回はここまで。本日もありがとうございました。

★こちらもおすすめ★