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今回は「台風の沖縄に行ってきた」ので、その様子をお届けします。
台風の沖縄・那覇空港へ
2022年7月1日17時、金曜日の仕事終わりから土日休みで旅に出ます。
服装は仕事終わりのスーツと荷物を抱えたまま、東京スカイツリーのお膝元・錦糸町駅にやって来ました。まずはここから電車で成田空港へ移動し、この日の目的地は沖縄・那覇空港です。しかし、週末の沖縄には台風4号が接近していました。
帰りの飛行機は7月3日(日)の朝。天気予報によると、ちょうどその時間帯は大雨で風速も10m。沖縄に上陸することが出来ても、果たして月曜の仕事までに東京へ帰って来ることが出来るのか…
台風が上陸すると、那覇空港では「終日全便欠航」ということもあります。もし、日曜日の飛行機が1便も飛ばないとなると、もう月曜日の仕事には間に合いません。沖縄に行くことを迷いながらも、18時44分、成田空港第1ターミナル駅に到着。
とりあえずチェックイン手続きを済ませました。LCCの場合、飛行機が飛ぶにも関わらず、自ら予約をキャンセルした場合は返金がありません。ここで沖縄に行くのを中止して、往復の飛行機代をドブに捨てるか、それとも月曜日に出社出来ないリスクを負って、台風の沖縄へ行くか…
私が選んだのは後者。土日で沖縄へ行くことは、誰にも話していませんでした。帰ることが出来なくなったら、月曜日の朝に「台風で沖縄から帰れなくなりました」と、会社に連絡をすることとなります。もしそうなったら、一体どんなリアクションをされるのでしょうか。
ネットで「台風 沖縄 帰れない」と検索して、色々と調べましたが、有益な情報は見当たらず。意外と皆さん台風の沖縄から帰ることが出来ているのか、それとも沖縄に台風が来ると分かった時点で旅行を取りやめているのか。それとも、旅行先から帰れずに仕事を休むことは、当たり前のことなのか…社会の常識とは、人や会社によって変わるので、なかなか難しいものです。
そんな私の心配とは対照的に機内は満席。台風でこれだけ被害が出たというニュースは流れますが、「これから沖縄に台風が来るかもしれない」という情報が、関東で大きく取り上げられることはないので、きっと沖縄に台風が来ていることを知らずに乗っている人もいるはずです。
離陸から約3時間、23時に沖縄・那覇空港へ到着。フライト中は大して揺れず、那覇空港の外も風は弱く、雨も降っておらず、手荷物受取場にも多くの観光客がいました。皆さん帰りはどうするつもりなのでしょうか。
沖縄まで来たはいいものの、ここから帰りの飛行機までは全くのノープラン。この日の宿も取っていなかったので、とりあえず那覇空港でじゃらんから宿を探し、チャビラホテル那覇にチェックインすることが出来ました。
帰りの飛行機が欠航
そして翌朝(7月2日)、空は曇っていますが、雨は降っておらず、強い風も吹いていません。
しかし、テレビの天気予報によると、沖縄本島に台風が直撃するようです。いくら台風に慣れている沖縄でも、台風が直撃すれば高い確率で那覇空港は閉鎖されます。
ただ、台風の中心気圧は998hPaなので、それほど強くはなさそうです。「この程度の台風なら大丈夫だろう」と思っていたところに、Peachから1通のメールが届きました。
メールのタイトルは「欠航情報のご案内」。メールの本文を見るまでもありません(笑)私が日曜日の朝に乗る予定だった飛行機は、土曜日の午前中の段階で欠航になってしまったのです。
このように、航空会社の都合で欠航や変更が発生した場合は、LCCでも全額返金、または手数料無しで空席がある便へ変更が可能です。そんなわけで、今回は同じ7月3日の18時半の便へ振り替えることが出来ました。
台風の沖縄を旅行する
もうこれ以上台風のことを心配しても仕方がありません。せっかくなので知り合いと合流し、台風が接近する沖縄本島をドライブ旅行することにしました。
こちらは北谷町・アメリカンビレッジの観覧車。沖縄県で唯一の観覧車でしたが、この夏に取り壊されることが決まっています。
あ…(笑)すでに解体途中でした。
やって来たのは、読谷村にある世界文化遺産・座喜味城跡。琉球王国成立以前、三山時代に活躍した護佐丸によって築かれた城(グスク)です。見学するにあたって料金がかからない良心的な観光スポットですが、観光客はほとんどいません。
■ 参考:座喜味城跡についてもっと詳しく
標高約120mの丘の上に位置する座喜味城跡では、いわゆる「グスク」の石垣に上り、沖縄本島を見渡すことが出来ます。
風が強くなると石垣へ上る階段は封鎖されるようですが、まだこちらも開いていました。
まずは近い場所、米軍の嘉手納基地が見えます。
北側に見えているのは、美ら海水族館がある本部半島。
伊江島のタッチューも見えています。ちなみに、伊江島へ渡るフェリーは全便通常運航となっていました。
一方こちらは南側。浦添や那覇の市街地の向こうには、うっすら慶良間諸島の島影も見えていました。
東側の水平線の先に見えている半島は沖縄本島南部・南城市。海の様子を見ても、台風の影響はまだ無さそうです。
続いてやって来たのは座喜味城跡の近くにある残波岬。こちらには観光バスを始め、多くの観光客の方が訪れていました。
もっと激しく荒波が打ち寄せている景観をイメージしていましたが、想像していたよりも海は穏やか。「台風の海」という感じではありません。
残波岬の近くには、紅いもタルトを製造している御菓子御殿の本店もあります。台風が接近する中、通常通り営業していたので寄り道。
ここでは紅いも関連のお菓子が販売されているのはもちろん、紅いもタルトの製造工程の一部を見学することが出来ます。
この時は1分間に72個のペースで紅いもタルトが製造されていたようです。
外へ出るとついに雨が降ってきました。こちらのホテルでは、台風対策で植木にネットが被せられています。
雨は少しづつ強くなり、那覇へ到着する頃には土砂降りに。ただし、風はまだ弱く、木々も全く揺れていません。
この日の宿に到着。部屋の窓からは、ちょうど那覇空港を離陸した飛行機が見えました。天気予報によると、台風のピークはこの日の夜。
この日の夜に那覇空港へ到着する飛行機は全便欠航となっていました。
こちらは7月2日(土)15時時点での台風予報。少しスピードが早まったのか、日曜日の明け方には、台風が沖縄・奄美の西の海上へ抜ける予報となりました。これなら私が乗ることになった日曜日の夜の飛行機が欠航になることはないでしょう。
沖縄旅行から帰ることは出来るのか
7月3日(日)の朝を迎えました。
雨は降っていますが、木々の様子を見ると風はそれほどありません。
寝ている間も、雨風の音で起きることはありませんでしたが、那覇市では深夜3時前に最大瞬間風速22.5m/sを記録。そして台風は、すでに沖縄本島を通過していったようです。
この天気ではどこへも出かける気にはならないので、チェックアウト時間ぎりぎりまで宿で過ごし、お昼前にゆいレールで那覇空港へ。ゆいレールとバスが運休になると、役所なども自動的に休みとなるのが沖縄本島の慣習ですが、こちらも朝から通常通りの運行。
■ 参考:台風が上陸した日の沖縄の様子
那覇空港に到着。飛行機も私がもともと乗る予定だった便を含め、早朝の数便が欠航しただけで、ほとんどの便が通常運航でした。
飛行機の時間までは空港のドトールでひたすらパソコン作業。
理由は分かりませんが、私が乗ることになった飛行機は30分遅れ、19時過ぎに那覇空港を離陸。何とか日曜日のうちに東京の自宅に到着し、月曜日の朝に出社することが出来ました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました
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