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ちょうど沖縄へ行くタイミングで台風が発生しました。それでも沖縄に上陸し、無事に帰ってくることが出来たので、今回はその様子をお届けします。
台風の沖縄へ!飛行機は飛ぶのか
2022年9月2日金曜日の仕事終わり、成田空港19時50分発のPeachに乗り沖縄へ。土曜日1日を沖縄で過ごし、日曜日に関空経由で東京へ帰って来る予定でした。
しかし、8月30日の時点で、小笠原諸島の近海で発生した台風11号が沖縄へ接近しており、さらに新たな熱帯低気圧も発生してしまいました。
台風と熱帯低気圧の予想進路はかなり複雑な状況。私が沖縄を訪れる9月2日から9月4日の間は、雨や風の影響を受けることが想定されます。
私が購入していたのは最も安い料金設定の「シンプルピーチ」。台風の予報が出ていても、欠航にならない限り返金はありません。少し金額が高い「バリューピーチ」「プライムピーチ」を利用した場合は、ピーチポイントでの返金があります。
ただし、シンプルピーチでも手数料3,500円を支払うと日付変更は可能。台風の沖縄へ行っても仕方がないので、翌週への変更も検討しましたが、やはりベストは往復ともに欠航で全額返金となることです。
台風はチケットガードの補償対象外
日付変更はフライトの1時間前まで可能で、台風が早めに通過する可能性もあるため、出発直前まで様子を見ることとしました。
航空券を買うときに、預け手荷物や座席指定などのオプションと一緒に「チケットガード」という航空代金返金補償保険の案内がありますが、台風は補償の対象外です。
また、チケットガードと一緒に紹介されるチューリッヒの保険も傷害保険なので、飛行機の欠航や遅延は全く関係ありません。
欠航になる那覇空港の風速と風向き
沖縄行きの2日前、8月31日の状況は以下の通り。
台風11号は中心気圧920hPaという猛烈な勢力に発達。すでに沖縄本島は強風域に入り、9月2日から4日にかけては、石垣島や宮古島の周辺で停滞・北上する予報となっていました。
那覇の天気予報を見ると、8月31日18時時点で風速10mを超える北東の風が吹いています。ここで注目すべきは21時以降。風向きが北東から「東北東」に変わる予報となっています。
那覇空港の到着情報を確認すると、21時以降の便は概ね欠航。この時欠航が付いていなかったPeachの2便も結局欠航となりました。風速10mはそれほど強い風ではありません。
飛行機は向かい風に向かって離陸します。那覇空港の滑走路は南北に敷かれているので、離発着する飛行機は南北の風に強い一方で、東西からの風(横風)には弱いのです。
こちらは出発前日、9月1日の夜は那覇空港を発着情報するほとんどの便が運航。私が乗る予定の飛行機も、欠航の案内は届いていませんでした。
そして9月2日(出発当日)夕方の天気予報がこちら。台風は勢力を維持していましたが、速度が遅く、沖縄本島からはだいぶ離れた場所にいました。
那覇は翌3日のお昼まで、風速11m、風向きは南東のまま推移しそうです。これなら恐らく、この日の飛行機は飛ぶことでしょう。問題は台風がさらに接近する4日、沖縄から関空へ向かう飛行機です。
この時点で4日の飛行機は飛ばないだろうと判断。9月3日の昼便に変更しようとしましたが、3日の那覇→関空は、すでにどの便も満席で変更することが出来ず。
そこで見つけたのが、3日12時15分発 名古屋(セントレア)行、運賃は6,690円です。
ということで、4日の那覇→関空はキャンセルせず、3日の那覇→名古屋の搭乗券を購入!
- 3日の名古屋便が飛ぶ
- 4日の関空便が欠航し全額返金になる
こうした状況になることを望んで、台風が接近する沖縄へと飛びました。
台風でもPeachは飛んだ
9月2日23時前、沖縄・那覇空港に到着。飛行機は着陸直前に多少揺れた程度。この時はまだ、雨風はそれほど強くありませんでした。
この日は那覇市内のホテルに1泊。2日21時の時点で、台風の進路がやや西に逸れて(=沖縄本島から遠くなる)、沖縄本島が強風域外となっていました。
寝る前にもう一度、翌日(9月3日)のPeachの運航状況を確認。石垣島を離発着する便が欠航している一方で、那覇空港を離発着する便は欠航になっていません。
しかし状況は「天候調査中」。ジェットスターはこの時点で9月3日に那覇空港を発着する便の全便欠航が発表されていました。油断は全く出来ない状況です。
9月3日の朝、起きてまずは天気予報を確認。風速・風向きは前日と変わらず、午前中は南東の風11mです。
那覇空港を離発着する飛行機は、概ね通常運航しており、私が乗る12時過ぎのPeach名古屋行きも、通常通り運航の予定となっていました。
寝ている間にも時折強い雨風が窓に吹き付け、本当に帰れるのか不安でしたが、さすがは台風に慣れている沖縄。沖縄市で行われるFC琉球の試合も時間を早めて開催されるようで、これくらいならまだ色々と大丈夫なようです。
■ 参考:台風の日の沖縄の過ごし方
那覇空港へ行く前に、空港がよく見える瀬長島に寄り道。普段より波風は強いですが、那覇空港の飛行機が何事もなさそうに飛んでいるのを見て一安心。
那覇空港へやって来ました。コンコースの花鉢には強風対策でネットが掛けられています。
搭乗券をゲット。空港の窓口では、予定を早めて沖縄から帰ると思われる人たちの行列も出来ていました。
欠航の場合はシンプルピーチでも全額返金
こちらの飛行機で名古屋(中部国際空港)へ飛びます。果たしてどれだけ揺れるでしょうか。
この天気でも整備士さんたちはこちらへ手を振ってくださっています。こうした方々のおかげで、台風でも飛行機が飛んでいると考えると頭が上がりません。
こちらの動画が離陸の様子。離陸する瞬間も、離陸からしばらくしても、飛行機の揺れ加減は普段と変わらず。シートベルト着用サインもすぐに消えました。やはり重要なのは風向きのようです。
その後はずっと雲の中。外の景色がここまで真っ白なこともあまりないと思います。
白い景色が晴れて見えたのはもう紀伊半島。ここから飛行機は伊勢湾沿いを回り込むようにして、中部国際空港に定刻通り到着。そして、中部国際空港から名鉄で名古屋へ向かい、名古屋から青春18きっぷで東京へ戻りました。もともと関空から18きっぷで帰る予定だったので、この移動による損失はありません。
そして予想通り、翌日9月4日 那覇→関空 は欠航となりました。シンプルピーチですが、この場合は全額返金です。Peach以外でも9月4日に那覇空港を離発着する飛行機はほとんど欠航(ANAは飛んでたようです)。
今回は欠航による返金をピーチポイントで行ったため、500ポイント(=500円)多く戻ってきて、少しだけ得をすることも出来ました。今回の体験(記事)が、台風の沖縄へ行こうか迷っている方々の判断の助けになれば幸いです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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