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今回は「2022年 多良間島旅行記」その2をお届けします。
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下地島空港から歩いて17endへ
2022年1月25日、沖縄・多良間島に上陸するため、那覇空港からスカイマークでみやこ下地島空港に上陸しました。
多良間島へは宮古島の平良港から出ているフェリーで渡りますが、このフェリーの運航は平良港を朝9時に出航する1日1往復のみ。下地島空港に到着したのはお昼頃なので、この日はもう多良間島へ行くことが出来ません。
午後は予定がなかったので、下地島空港から歩いて17endへ行ってみることにしました。距離は3.8km。GoogleMapの計算では約50分かかるようです。
普通の道路のように見えますが、こちらはまだ空港の敷地内。下地島空港からはバス・レンタカー・レンタサイクルのいずれかを利用するのが一般的で、歩いている人は誰もいません。
下地島空港の出入口に到着。それにしても、ターミナルからこちらのゲートまでが遠く、周囲17.5kmほどの小さな島にあるとは思えない広さの空港です。
おおよそ島の半分が空港の敷地となっており、他の建物は少なく、島内に信号もありません。そして空港の外にも歩いている人は全くいません。
しばらく歩くと海沿いへ出ました。
小さな岩が点々と露出しており、何だか不思議な光景となっています。
こちらは恐らく比較的大きめの岩の周囲に砂が溜まり、風や鳥によって種子が運ばれ、いつの間にか島のようになったのでしょう。潮が引くと、歩いて渡ることも出来そうです。
収穫されたサトウキビを満載にしたダンプカーとすれ違いました。
下地島空港の滑走路横にはサトウキビ畑があります。すれ違ったダンプカーに積まれていたサトウキビは、恐らくこの畑で収穫されたものです。
空港ターミナルから随分と大回りして、ようやく滑走路の横にやって来ました。
ここから17endまでは右手を海、左手を滑走路に挟まれた道を歩きます。以前は車も通ることが出来たそうですが、現在は車両通行止めです。
この道の途中にあるのが、かつて「魚垣漁」が行われていた場所。海の中に弧を描くように積まれた石の頂点部に網を張り、潮が引いていくタイミングで魚を採っていたそうです。また、海を挟んだ向こう側には、伊良部島・佐和田の浜が見えています。
ということで、GoogleMapの計算通り、約50分で下地島空港の滑走路の先端に到着しました。
ちなみに、車で17endを訪れる場合は滑走路を挟んだ向こう側に駐車場があるので、そちらから歩くこととなります。
宮古島の観光名所 17endとは
17end(ワンセブンエンド)は、航空ファンの聖地&絶景ポイントとして有名です。
美しい海に向かって伸びる滑走路への誘導灯。タイミングが合うと、この誘導灯を目指して下降する飛行機を間近に見ることが出来ます。
下地島空港を離発着する定期便は少ないですが、パイロットの訓練飛行にも利用されているため、一般の時刻表には載っていない飛行機が飛んでくることもあるようです。
GoogleMapで下地島空港の滑走路を見ると、大きく「17」と書かれています。航空用語で滑走路の末端を「Runway Rnd」と呼ぶことが17endという愛称の由来です。
ちなみに、17endの反対側には「35」と書かれています。
「17」「35」という数字は方位にちなんだもの。航空業界では、飛行機の進行方向を基準に、北を「0」として方位が時計回りに36等分されて示されます。言い換えると、飛行機の頭が北に向いている時は0方向へ、南に向いている時は18方向へ向かっているのです。
つまり、下地島空港の場合、同じ滑走路でも飛行機が北から着陸する場合は「17滑走路」を、南から着陸する場合は「35滑走路」を使用するという言い方になります。なお、17と35、どちらの滑走路を使用するかは当日の風向き次第です。
那覇航空観測所のホームページにも、下地島空港の滑走路名は「17」だけでなく「35」という数字が入っています。
しかし、ネットやSNSを見ていると、どうやら最近は滑走路の西にあるビーチが17endとして紹介されているようです。
確かにGoogleMapを見ても、明らかに海の色が違う場所があります。干潮の時間にだけ出現する「幻のビーチ」と呼ばれていますが、この時の私は滑走路の先端が有名な17endだと思い込んでいたので、砂浜までは行かず…
バスで宮古島市街地へ向かうため、再び歩いて下地島空港へ戻りました。
幻の17endビーチに上陸
それから約1年後の2023年2月、再び17endへやって来ました。
目的は17endビーチ。この日の日中は干潮ではありませんが、満潮時でも潮位は146cmと、それほど潮は高くありません。果たして「幻のビーチ」は見られるでしょうか。
GoogleMapで見た通り、海の色はかなり綺麗です。そしてこのテトラポットを降りた場所に、幻のビーチは出現します。
17endビーチに上陸することが出来ました!
これはいい景色です。ここからさらに潮が引くと、砂浜の面積も広がっていくのでしょう。また、夕方にはこの方角に太陽が沈みます。
下地島空港から17endまで歩く場合は、往復歩く時間と滞在時間を含めて最低2時間は必要です。飛行機の待ち時間に訪れる場合は、乗り遅れないように気を付けましょう。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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