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今回は【嘉津宇岳(名護市)に登ってきた】ので、その時の様子をお届けします。
沖縄で登山!名護市・嘉津宇岳を観光
自然豊かな沖縄ですが、「海」ばかりが注目がちで、「山」についてはほとんど知られていません。
そこで今回は、恐らく沖縄で最も有名な登山スポット、名護市の「嘉津宇岳(標高452m)」に登ってみることに。ネットでは「初心者でも楽しめる山」「気軽に行けて、運動にもなる」と書かれていたので、装備などはせず、服も靴も普段のまま挑みます。
嘉津宇岳が近づいてくると、周囲は山に囲まれた景色へと変わりました。
登山口の駐車場に到着。ここまでの道路も車のすれ違いが出来る幅はあり、危険を感じるポイントはありませんでした。
周辺は「沖縄県自然環境保全地域」に指定されており、珍しい植物や鳥もいるようです。そして、こちらの看板の1行目を見ると「主として中生代の本部層中の石灰岩からなる非常に険しい地形です」と書かれています。ん?非常に険しい地形…
登山口には杖も用意されていました。口コミを見ていると、山頂までの所要時間は1時間もかからないようですが、本当に大丈夫かと、少し不安になります。事故や遭難は避けたいところです。
思ったより険しい
まずは整備された遊歩道を登ります。結構急な傾斜ですが、一歩一歩この道を歩いていけば山頂に到達するはず…
と思ったら、整備された遊歩道はすぐに無くなり、岩場を歩いていくような道に変わりました。雨で濡れていたりすると、滑ってかなり危険だと思います。
場所によっては、手も使わないと登ることが出来ません。さらに、こうした岩場には「ハブ」が生息していることもあるので、夏場は特に注意が必要です。
道沿いの木々をよく見ると、10mおきぐらいに赤いリボンが付けられています。これは遭難防止のための目印です。
散策路を歩くというよりも、岩場を登っていくため、目線が下に向きがち。夢中になってどんどん道を外れていく可能性もあります。実際、遭難は度々発生しているようです。
ここが登山道(散策路)であるようには全く見えませんが、遠くの木に赤いリボンが付いているので、この岩を登っていくしかありません。
岩に「正」と書かれています。道は合っているのでしょう。
もし登山口で杖を借りていたら、邪魔で仕方がなかったはず。ここも手を使って、岩を這うように登っていきます。
30分で頂上に到着
登頂開始から約30分、嘉津宇岳の山頂に到着しました。
「嘉津宇岳頂上」と書かれた柱が立っていますが、「山頂」とは書かれていません。
「岳」と「山」の定義に明確な違いはないようですが、沖縄には「○○山」という名称が付いた山が非常に少なく、ほとんどが「○○岳」です。
■ 参考:沖縄にある数少ない山のひとつ「久葉山」へ
名護湾を挟んだ向こう側に見えているのが沖縄本島中南部。ちなみに、沖縄で最も標高が高い山は石垣島にある「於茂登岳(標高525.5m)」。高尾山や東京スカイツリーの高さよりも低いです。
こちらは名護湾の反対側、やんばる方面の海。うっすらと見えている本島北部の山々の中には、沖縄本島最高峰「与那覇岳(国頭村・標高503m)」もあります。
こちらは嘉津宇岳のお隣にある「八重岳」の山頂。八重岳の山頂には航空局・NTT・米軍・自衛隊などのアンテナ類が立っています。
嘉津宇岳の上空は沖縄と本州方面を行き来する航空機の飛行ルートになっており、私が山頂にいる間にも飛行機が通過する様子を見ることが出来ました。
下山途中に遭難しかける
山頂には30分ほど滞在した後、下山します。
同じ道を下るだけですが、登りの時よりも滑りやすいので、気を抜くことは出来ません。
そういえば、しばらく木に付けられた赤いリボンの矢印を見ていません。どうやら道を間違えたようです。来た道を少し戻って無事コースを発見。私は気を抜いていなくても迷ってしまったので、遭難には本当に注意が必要だと思います。
そのまま下山することが出来ました。写真は嘉津宇岳のそばの道端に咲いていたカンヒサクラ。まだ2月中旬ですが、すでに葉桜です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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