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今回は「沖縄でアセロラ狩りに行ってきた」ので、その様子をお届けします。
沖縄のアセロラ農園で収穫を体験
コロナ自粛期間中のある日、「近場(沖縄)でどこか遊びに行ける場所ないかな」とじゃらんを眺めていた時に発見したのが『アセロラ狩り』です。アセロラといえばジュースが有名ですが、そう言えば果実を見たことがありません。
■ 参考:沖縄でパイナップル狩りを体験
集合場所は畑(農園に現地集合)。しかし、「アセロラがどんな木で育つのか」「ビニールハウスで育つのか」など、アセロラについて何も知らなかったことに加えて、周辺にも畑が広がっているので、アセロラ農園を見つけることが出来ず。農家さんに電話をして、やっと到着することが出来ました。
綺麗に高さが揃えられた木々の間にアセロラが実っています。
こちらがアセロラの果実。大きさは1粒1cm程度で、見た目がさくらんぼに似ていることから、別名「西インドチェリー」とも言われています。ちなみに、アセロラの生産量・消費量ともに世界一のブラジルをはじめ、中南米では「アセローラ」と呼ぶそうです。
アセロラ生産量日本一
プラスチックの容器を渡され、「赤くなっている果実を手で摘み取ってください」という簡単な説明を受けて、アセローラ狩りスタート。
宮城県をはじめ、沖縄県外でもアセローラ栽培は行われていますが、生産量は沖縄県が日本一。露地栽培が行われているのは沖縄だけと言われています。1958年にハワイから苗が持ち込まれたことをきっかけに、沖縄でアセローラ栽培が始まりました。
この写真1枚でアセローラの果実が出来るまでを説明することが出来ます。濃いピンク色だった花が、咲いた翌日には写真のように白くなり、何回か咲いては枯れてを繰り返し、果実が実るそうです。なお、苗を植えてから果実が付くまでには3~4年かかると言われています。
収穫は時期は5月から11月。沖縄県内で最もアセロラ栽培が盛んな本部町では、出荷の最盛期にあたる5月12日が「アセローラの日」に指定されています。
■ 参考:沖縄アセローラのお店
お土産もゲット
アセローラ100gに含まれるビタミンCはレモン果汁の約34倍。果物の中で最もビタミンCが多いと言われています。
1粒食べてみると意外と渋い。いかにも「健康にいい」という感じの味がして、アセローラジュースの味とは全然違います。原産地である西インド諸島(カリブ海)では、昔から「神の果物」として、薬の代わりにアセローラを食べていたそうです。
スペイン人がアメリカへ到達した大航海時代、ビタミンC不足を起因とする病気の回復に役立ったことを機に、世界中へアセローラが広がっていきました。本部町観光協会によると、アセローラを日常的にとっている本部町女性の肌年齢は、東京の女性に比べて平均6歳も若いという結果も出ているそうです。
約30分で、最初に渡されたプラ容器がいっぱいになるほど収穫し、さらに農家さんが収穫したアセローラも頂き、たくさんお土産を持ち帰ることが出来ました。
■ 今回お邪魔したアセローラ農園のじゃらんページ
収穫作業のお手伝い
アセローラの収穫体験からしばらく経ったある日、今度は別のアセローラ農園にお邪魔し、収穫作業のお手伝いをさせていただきました。
作業はいたってシンプル。色付いた果実をひとつひとつ手作業で摘み取っていきます。
これくらいの量はあっという間に収穫することが出来てしまいます。
ある程度収穫出来たら選別作業です。色・傷・形で果実を分けていきます。
この作業も手作業。短期バイトを募集しても集まるのは年配の方ばかりで、皆さん目が悪く、簡単な選別ですら難しい場合があるそうです。
アセローラはコーヒーと似ている気がします。果実の見た目だけでなく、アセローラの別名は「バルバドスチェリー」、コーヒーの果実は「コーヒーチェリー」といいます。またアセロラもコーヒーも、飲み物として知名度がある一方で、果実を見たことがある人は少なく、沖縄で栽培されていることが知られていません。
■ 参考:沖縄コーヒーの収穫を体験してきた
これで1kg。毎日数箱をJAに700円で出荷し、本部町の工場に運ばれています。収穫後1日でカビが生えてしまうと言われているアセロラの果実。収穫した果実は仕入れ先へ迅速に捌く必要がありますが、その行く当てがなく、出荷量にも制限がかけられているそうです。
アセローラは加工または冷凍された状態で保存するのが一般的。生のアセローラ果実は、沖縄県内でも売られているのをあまり見たことがありません。非常に貴重な果実なのです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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