LCC修行!24時間で日本1周 北海道・新千歳空港から沖縄・那覇空港へ|2020 旅行記後編

沖縄から北海道

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今回は「弾丸!沖縄から北海道を目指す旅」後編をお届けします。

★前回の記事は こちら

成田空港から北海道へ

成田空港のベンチで夜を明かし、早朝の便で北海道・新千歳空港へ向かいます。

平日ですが機内は満席。スーツを着ている人はほとんどおらず、旅行者が多いと思われます。通路側だったので、機内での写真はこの1枚だけ。空港で一夜を過ごしてからの搭乗だったので、よく寝ることが出来ました。

成田空港を離陸してから約1時間半で、快晴の北海道に上陸!しかし、なんと北海道での滞在時間は4時間しかありません。短い滞在時間で何をしようか…

新千歳空港にて

まず思い付いたのはサッポロビールの工場見学です。空港から近く、無料でビール2杯を試飲出来るという魅力的な内容ですが、コロナの影響で見学休止となっていたので断念。

当日予約でレンタカーを借りることにしました。空港を歩いているうちに1時間が経ってしまったので、残りは3時間です。

少しでも北海道らしさを感じたいと思い、選んだ行き先は「支笏湖」。新千歳空港から車で片道約50分で行くことが出来ます。

ということで、新千歳空港を出発。白い恋人の看板に表示されている気温は27度。沖縄と変わらない気温ですが、9月上旬の風は爽やかで、少し冷たいです。

この交差点を左折。支笏湖は国立公園にも指定されており、新千歳空港から最も近い北海道の大自然を感じられるスポットと言えるでしょう。空港からは直行バスも出ています。

景色から建物は消え、木々に囲まれた道を走り抜けます。新千歳空港周辺は晴れていましたが、いつの間にか空は雲に覆われてしまいました。

道路標示には「7/12 ウポポイ 白老町に誕生」と書かれています。ウポポイはアイヌ語で「大勢で歌うこと」の意味。日本初の国立アイヌ文化施設で、別名『民族共生象徴空間』という名前が付けられています。

滞在時間4時間 新千歳空港から支笏湖へ

支笏湖には温泉もありますが、温泉に浸かっている時間はありません。4時間の北海道滞在で「支笏湖へ行った」という事実が重要なのです。

道路も空いていたので、1時間かからず「支笏洞爺国立公園」に到着しました。

支笏湖は4万年以上前の火山の噴火によって出来たカルデラ湖。最も水深が深いところは360mにもなり、国内では田沢湖に次いで2番目に深い湖です。また面積は全国8位ということで、貯まっている水の量が多く、貯水量もまた琵琶湖に次いで全国2位。日本最北の不凍湖でもあります。

河川の流入が少なく、透明度が高いことで有名です。環境省の水質調査で何度も日本一に選ばれており、その美しい水は「支笏湖ブルー」とも言われています。晴れていれば、湖の周囲に山々を見ることも出来るはずですが、何も見えず。言うまでもなく「支笏湖ブルー」もいまいちです。

湖の周囲は約40km。車で1周することも出来ますが、途中で恵庭岳を迂回する必要があり、少々時間がかかりそうです。

支笏湖にいたのは10分程度。新千歳空港へ戻ります。外の気温は20℃。空港周辺が27℃でした。支笏湖の水面の標高は247mと、そこまで標高は高くないですが、7℃も気温が下がっているのには驚きました。

短い滞在時間の中で、支笏湖の景色は残念でしたが、道沿いに針葉樹が並ぶ光景と、空気の涼しさに北海道を感じることが出来た気がします。

動物注意」の看板に書かれているのはタヌキの絵。北海道を運転するときは、キツネやシカに注意する必要がありますが、タヌキというのは初めて見ました

新千歳空港を出発してから約2時間、空港の周辺に戻ってくることが出来ました。どうやら天気が悪かったのは湖の周辺だけだったようで、こちらは青空が広がっています。

これにて北海道滞在は終了。次は13時半の飛行機で福岡へ。まだ少し時間があるので、昼食を探しがてら空港内を散策します。

新千歳空港を散策

13時半の福岡行きの飛行機まで、まだ少し時間があるので、新千歳空港を散策します。

新千歳空港には様々なテナントが入っていますが、その中でも最古参が「スカイショップ小笠原」。千歳空港ターミナルビルが供用を開始した1963年開業の老舗です。

そして、こちらは北海道を代表するテレビ番組「水曜どうでしょう」のグッズが売られているHTBショップ。北海道ローカルの深夜番組とは思えないグッズの多さに圧倒されます。

日本の空港で水平器を買うことが出来るのは恐らくここだけです。

新千歳空港には温泉もあります。今回は時間がないので、入ることが出来ませんでしたが、この温泉の休憩室がいいのです。

新千歳空港温泉HPより

マッサージチェアのようなフルフラット式の椅子が並び、各席にテレビ画面とヘッドフォンがあります。もちろんWi-Fiもサクサク。ドリンクバーもあり、長居するには最高の環境です。

■参考:新千歳空港温泉に泊まってみた

お昼の時間が近づいてきたので、市電通り食堂街へやって来ました。しかし、そこそこのお値段だったので、もう少し他を探してみます。

北海道ラーメン道場には、北海道のご当地ラーメンが10店舗入っています。しかし、今度はどれも美味しそうで選べず。北海道での昼食は諦めて、もう少し空港内を歩いてみます。

さらに空港内にも関わらず、ロイズのチョコレート工場やミュージアムがあり、お菓子を製造している工場の様子を見ることが出来ます。

こちらはハローキティーのお店。きっとインバウンド観光客に人気の施設だったと思われますが、コロナ禍の現在は閑散と。

国際線のターミナルへやってきました。電光掲示板には「欠航」の文字が並んでいます。新千歳空港の出入国者数は6カ月連続でゼロの状況です。

LCC修行 北海道から沖縄・那覇空港へ

ということで、出発の時刻となりました。続いては福岡へ向かいます。

13時25分、飛行機は定刻通り新千歳空港を離陸。しばらく雲の上を飛んでいましたが、離陸から約30分後、眼下に陸地が見えました。

GPSを確認すると、青森県と秋田県の県境付近にいました。見えている陸地は世界自然遺産・白神山地の周辺でしょうか。どうやら飛行機は日本海の上空を通過し、福岡を目指していくようです。

その30分後には、新潟県・佐渡島上空を通過。残念ながら、佐渡島の姿を見ることは出来ませんでした。

それから1時間後、またちらりと陸地が見えました。

鳥取県と島根県の県境付近でしょうか。福岡はもうすぐです。

福岡空港で乗り換え

新千歳空港から約2時間半、福岡空港に到着しました。福岡空港は博多市街地に隣接しており、着陸時は住宅地に向かって降下していくので、なかなか迫力ある光景を楽しむことが出来ます。

■参考:博多駅から福岡空港まで歩いてみた

福岡空港を訪れるのは今年2回目。こちらもやはり利用者は少ないです。次は20時発のフライトで沖縄へ向かいます。

■参考:前回の福岡空港

福岡空港から博多駅までは地下鉄で5分、往復520円で行くことが出来ます。ただ、博多へ行ったところで特にすることもありません。福岡空港でおとなしく過ごすことにしました。

ラーメン滑走路」へやって来ました。ここでは福岡名物「豚骨ラーメン」が食べられる…と思っていたのですが、全国のラーメンを食べることが出来る場所のようです。

選んだお店は「弟子屈(てしかが)」。摩周湖のそばにある道東の町で、看板には大きく北海道と書かれています。さっきまで北海道にいたのに、福岡で北海道グルメを味わうこととなりました。

注文したのは弟子屈ラーメンとウニ醤油の玉子かけご飯。ラーメンは間違いのない味です。場所はあまり関係ないのかもしれません。

※2022年現在、福岡空港の弟子屈は閉店となっています。

24時間で日本1周達成

夕陽に染まる福岡空港。まともに寝られずに移動が続いたので、さすがに疲れました(笑)次の沖縄行きが、約24時間で4本目の飛行機です。マイルやポイントは貯まりませんが、いわゆる「修行」という行為と似たようなものでしょうか。

機内は今回の旅で一番空いており、後ろに座っている人もいなかったので、リクライニングをすることも出来ました。LCCで座席を倒すのは初めてかもしれません。

福岡空港から約1時間半、那覇空港に帰ってきました。弾丸!沖縄から北海道を目指す旅はこれにて終了。

沖縄から北海道に向かうときは太平洋側を飛んだので、図らずもLCCで日本を1周するような形となりました。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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