日本最南端のバス停 西表島・豊原に行ってみた|2021年→2022年 年末年始その20

2021年→2022年 年末年始の旅

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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その20をお届けします。

★参考:前回の記事★

西表島交通に乗車し豊原へ

由布島を散策し、西表島に戻ってきました。

ここからは、西表島交通の路線バスに乗車し、終点の「豊原」を目指します。

「由布水牛車乗場」バス停に置かれていた自動販売機には、「ホット」の飲み物がありました。沖縄の自動販売機にホットがあるのは珍しいですが、観光地だからでしょうか。ちなみに、この日も風が強く、厚着をしていてもなかなか寒かったです。

沖縄本島では、レンタカーを借りる人が多いので、路線バスを利用する旅行者は少ないですが、西表島では、バスを利用する人も多いようです。波照間島で、皆さんとりあえず「日本最南端の碑」に行くのと同じで、日本最南端の路線バスだからというのが理由でしょうか。

どうやら違うようです。

石垣島行きの船が出ている大原港に到着すると、皆さん降りてしまいました。「日本最南端」が理由でこのバスを利用するのであれば、このバスの終点である「豊原」まで乗車するはずです。

日本最南端のバス停

間もなく、終点の豊原に到着します。料金は520円です。

豊原には「日本最南端のバス停」という看板が設置されています。私は日本最北端「宗谷岬」、日本最東端「納沙布岬」まで、路線バスを利用して行ったことがあるので、これで日本最北端と最南端のバス停を制覇することが出来ました。

★参考:宗谷岬に行った時の話★

★参考:納沙布岬に行った時の話★

西表島にはもうひとつ、「白浜」というバス停があり、そちらには日本最西端の看板があるようです。

ただ、西表島よりもさらに西にある「与那国島」にも、町営バスが運行しており、そちらの「久部良」バス停が日本最西端であるという説もあります。

バス停のそばには「開拓之碑」が置かれていました。

前回の記事でご紹介しましたが、西表島は長年、マラリアの影響で定住が難しい島でした。戦後、琉球政府の開拓移住政策に基づいて、開拓移住「豊原団」が入植し、未開の地を切り開いたそうです。

豊原から大原港まで歩く

この日は午後の船で石垣島に戻り、夜の飛行機で中部国際空港へ飛びます。

豊原からのバスは1日5便しかないため、ここから大原港までは歩きます。

約2.5kmなので、それほど遠いわけではありません。

島の速度制限は40km/h

フェリーターミナルを歩いていたら、島の子供たちが描いた絵が展示されており、それらの絵には共通して「40km/h制限の標識」が描かれていました。

西表島の多くのエリアで、速度制限が40km/hに設定されているそうです。

ちょうど2022年1月1日のヤフーニュースにも記事が出ていました。イリオモテヤマネコのロードキルを防ぐことが目的とのこと。

ちなみにこちらは石垣島の道端にて。何だか見覚えのあるものが落ちていました。念のため確認すると…

やはり40km/hの標識でした。標識が捨てられているのを見るのは初めてのことです。

沖縄らしい景色

道端にヤギがいました。

またいました。一見すると野生のように見えますが、角がないため、こちらは飼われているものと思われます。

さとうきびの収穫シーズンということで、ユンボで収穫が行われていました。恐らく、多くの人がイメージしているようなさとうきび刈りの光景ではないかと思いますが、さとうきびは機械化が進んでおり、手で刈ることは少なくなっています。

こちらはすでに収穫を終え、新しい苗が植えられた畑です。

収穫されたさとうきびは、こちらの製糖工場に集積され、黒糖などに加工されます。

沖縄らしい、さとうきび畑の景色が広がる一方で、北海道のように、牧草ロールも見られます。

そして、亜熱帯を感じさせるマングローブの川。西表島は大きな島ですが、日帰りなので、観光はこれにて終了

さらば西表島 大原港出港

日本最南端のバス停「豊原」から歩いて、大原港に戻ってきました。港の近くにある郵便局には、屋根の赤瓦に郵便マークが刻まれていました

そして、郵便局の前にある、こちらは日本最南端の信号機。看板や案内などもないので、多くの人が知らずに通過してしまっているものと思われます。

ということで、船の時間になりました。大原港は石垣島からやってきた人でごった返していました。

人と一緒に、荷物もたくさん運ばれてきました。島民だけでなく、宿泊施設が提供する料理の食材もあるので、島に来る人が多ければ、運ばれてくる荷物の数も多くなるのです。

往復の乗船券を購入していたので、帰りの船も安栄観光。西表島から石垣島までの所要時間は通常約45分ですが、この便は小浜島と竹富島を経由するので、90分ほどかかりました。

西表島を出港してから、約45分で小浜島に到着。乗下船が終わり次第、すぐに出港となります。

そして30分ほどで竹富島に到着。島と島を結ぶアイランドホッピンング便は1日数便あるので、上手くスケジュールを組むと、1日で3島に上陸することも可能です。

★参考:竹富島旅行記★

令和の時代も爆速で航海する安栄観光

竹富島から石垣島までは10分ほどですが、船内で「おわぁっ!」というような声があがるほど、そこそこ船が揺れました。たかが10分、されど10分。船が苦手な方は、事前に酔い止めを服用しておくのがおすすめです。

★参考:船の酔い止めといえばこちら★

15時30分に石垣島へ到着し、急いで15時33分発の空港行き路線バスに乗車。

新石垣島空港に到着したのは16時05分でした。この日はさらに、17時30分発のPeach(35分遅れ)で中部国際空港へ飛びます。

さらば石垣島、そして沖縄。冬の沖縄は風が強く、船の欠航も増えますが、今回は運よく2泊3日で、黒島・鳩間島・小浜島・西表島に上陸することが出来ました。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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