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今回は「路線バスで行く沖縄の旅」その3をお届けします。
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沖縄本島路線バスの旅
2020年7月19日、土日祝1日限定 フリー乗車券を利用して、沖縄本島を路線バスで旅しています。
今帰仁城跡から名護市内に戻ってきました。ここからは国道58号線を北上し、沖縄本島最北端・辺戸岬を目指します。
「山田入口」というバス停からバスに乗車。14時17分発のバスは定刻通りやって来ました。
名護市街を抜けると、バスは「やんばる」と呼ばれる沖縄本島でも特に自然豊かな地域を走ります。車窓の左手に広がるのは海の景色、右手は森の景色です。
名護市から大宜味村に入りました。大宜味村を過ぎると、次はいよいよ沖縄本島最北端の市町村・国頭村です。
乗車している【67】辺士名線は海沿いを走る時間が長く、日本でも屈指の絶景路線バスのひとつだと思います。その良さは全く知られていませんが、沖縄観光にもおすすめです。
■ 参考：【67】辺士名線乗車記
1日2便 国頭村営コミュニティバス乗車
昔の沖縄本島北部バス路線図には「辺戸岬入口」というバス停があります。
しかし、現在の路線図には辺士名バスターミナルから先がありません。ここから先は1日2便、夕方のみ運行されている国頭村のコミュニティバスに乗り換えます。
15時発の便に乗る予定でしたが、私が乗る路線バスが辺士名バスターミナルに到着したのは14時58分。乗り換え時間が2分しかなく、間に合うのか心配していましたが…
辺士名バスターミナルにコミュニティバスは停まっていませんでした。時刻表らしきものもありません。ここで国頭村のホームページにある時刻表をよく見ると、コミュニティバスの始発は「辺士名」。路線バスの終点「辺士名バスターミナル」ではなかったのです。
これに気が付いて、「辺士名バスターミナル」から急いで1つ手前の「辺士名」に戻ろうとしたところ、ちょうどやって来たコミュニティバスに乗ることが出来ました。どうやら辺士名バスターミナルもコミュニティバスの経路に入っているようです。
乗客は私を含め2人。もう1人の方も地元の方ではなく、辺戸岬を目指して旅をしているようでした。
辺士名から辺戸岬まではフリー乗車券の範囲外。通常500円かかりますが、この時は無料！コロナ関連の助成金が下りていたようです。
沖縄本島最北端・辺戸岬到着
15時半、路線バスだけで沖縄本島最北端・辺戸岬に到達しました。ちなみに辺戸岬を訪れるのは、沖縄に移住してから3回。帰りのバスまで約1時間、辺戸岬で過ごします。
■ 参考：辺戸岬を観光した時の様子
最北端ということで、ツーリングやドライブで訪れている方が多くいました。コミュニティバスの本数が少ないため、バスで辺戸岬を訪れる難易度は高め。その代わりに、何とも言えない達成感があります。
天気が良かったので、水平線の先には22km先の与論島も見えています。コロナの影響で、すっかり近くて遠い島になってしまいまいました。
■ 参考：2019年 与論島旅行記
辺戸岬から路線バスだけで那覇へ
16時半、定刻通りやって来た国頭村のコミュニティバスに乗車。
那覇を目指してひたすら沖縄本島を南下します。乗客は辺戸岬に来たときと同じ、バスの旅をしていると思われる方と私だけです。
辺士名バスターミナルに到着。村営バスのナンバーをよく見ると「917（クイナ）2」。クイナの由来はヤンバルクイナだと思われます。きっと「9171」のナンバーを付けた車両もあるのでしょう。
辺士名バスターミナルからで20分ほど待ち時間があったので、ひとつお隣の「辺士名」まで歩いて来てしまいました。
名護バスターミナル行きのバスに乗車。早朝に那覇バスターミナルを出発してから、約12時間が経過しています。
名護や本部半島よりも北を走る路線バスは辺士名線のみ。沖縄本島北端部をバスで1周することは出来ず、来た道を戻るしかありません。
次は終点・名護バスターミナル。ここでの乗り換え時間は2分ほど。急いで那覇行きのバスが出るバス停に移動しましたが…
バスはまだ来ていませんでした。いや、もう行ってしまった？沖縄のバスは遅れるだけでなく、早く行ってしまうこともあるのです。
大丈夫でした。このバスに乗り、終点の那覇バスターミナルまで約2時間の移動です。
改めて今回は「土日祝1日限定フリー乗車券」を利用しましたが、気になるのは「元を取ることが出来たのか」という点です。
総額でどれくらいお得な旅をしたのか計算してみましょう。
- 那覇→名護：2,880円（往復）
- 名護→諸志：780円
- 今帰仁城跡入口→名護：800円
- 名護→辺士名：,140円（往復）
- 辺士名→辺戸岬：通常1,000円（往復）
ということで、通常料金の合計運賃は7,600円。5,000円もお得な旅をすることが出来ました。
沖縄本島を南下するにつれて建物が増えてきますが、外はもう暗く、写真にその景色は写りません。そして車内は終始ガラガラ。コロナの影響も少なからずあると思われますが、車社会の沖縄では、路線バスを利用する人が少ないのでしょう。
21時前、終点の那覇バスターミナルに到着しました。これにて沖縄路線バスの旅は終了です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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