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今回は【2017年 小笠原諸島・母島旅行記】をお届けします。
小笠原諸島「父島」と「母島」の違いは?
小笠原諸島には30余りの島々がありますが、一般人が上陸出来るのは父島と母島だけです。
小笠原への唯一のアクセス手段・おがさわら丸は父島までの運航。母島へ行くには、父島到着後にははじま丸への乗り換えが必要です。
東京から父島までは24時間、父島から母島までは2時間。そして、小笠原諸島の旅は基本的に5泊6日間必要です。そのため、最短で東京都心から母島と行くにしても…
(初日)東京・竹芝桟橋 11時発
(2日目)父島11時着(乗換)12時発→母島14時着
というように、27時間かかるのです(2023年4月現在)。
5泊6日のうち2日目は父島で1泊、3日目~5日目にかけて母島に1泊2日または日帰りで訪れることも出来ます。 ただし、ははじま丸の料金は往復で9,000円くらいかかります。
■ 参考:小笠原旅行はお金がかかる
東京からの物理的な距離は、沖縄・八重山諸島の方が遠いですが、母島は時間的・心理的に、一般人が行くことの出来る日本で一番遠い有人島と言えるでしょう。
母島を観光
私が母島を訪れたのは2017年の年明け。私にとって2回目の小笠原諸島でした。
動画は母島から父島へ帰る時のははじま丸。母島へ渡るときも大揺れでした。おがさわら丸で父島に到着後、ははじま丸に乗り換えて2時間で母島へ上陸。まずは母島ユースホステルにチェックインしました。
暗くなるまで間、宿の原付を借りて、母島の北端「北港」までの道を往復。北港までの道のりは「山」なので、歩きや自転車で島を巡るのは困難です。
こちらは集落にあった各地までの距離を示す看板。この時の写真データはほとんど消えてしまったので、母島の景色を写真で紹介することが出来ません。
集落があるのは港周辺だけ。商店や飲食店もありますが、いつ営業しているのかはいまいちよく分かりません(離島あるある)。宿は素泊まりだったので、予め食料と水分は持参していました。
ははじま丸の出港は14時なので、母島滞在2日目は早朝から母島最高峰・乳房山(標高:462.6m)へ登頂。その後は島の南端にある小富士も散策し、1泊2日で父島に戻りました。
母島は星が大変綺麗らしいですが、滞在中は月が出ていて星は見えず。ちょうど観光客参加OKの「成人式(このときの新成人は2名)」も開催されていましたが、これにも参加しそびれました。
母島にはまた行きたいなとは思いつつも、2023年4月現在、私は小笠原諸島には計7回足を運んでながらも、母島にはこの1回しか訪れていません。
どちらがおすすめ?私は父島派です
私が母島に足を運んでいないのは、遠いからというのもありますが、それよりも『父島の方が好きだから』です。
私が父島派である理由はいたってシンプル。母島が日本の他の離島と変わらないからです。
- 不便で何もない
- お店もいつやっているか分からない
- だから静かで人(観光客)が少ない
- 美しい海と自然の中でのんびり過ごせる
母島のこうした特徴は、他の離島にも当てはまります。私はあちこち離島を旅して、こうした事情を知ってしまっているので、父島の方が面白いなと思うのです。
- 港周辺は便利(24時までやっている商店もある)
- 飲食店や売店の数が多い
- 賑やかで活気がある(どこに行っても観光客はいる)
- もちろん美しい海と自然がある
という感じで、父島は他の離島と雰囲気が全く異なります。
ここまでは完全に私の主観。数字で比べると、母島の人口は20年近く400人台で父島の5分の1程度。観光客だけでなく、住んでいる人の数も違います。
島の産業は、父島で「公務」が多く、母島では「建設業」が多いです。また母島は、いわゆる観光業に該当する「宿泊業、飲食サービス業」よりも「農業、林業」に従事する人が多く、観光が中心の島では無いことも分かります。
もちろん母島派の人もたくさんいて、この記事に異議を申し立てたいファンの方も多いと思いはず。まとめると、父島派or母島派に分かれるくらい、同じ村の隣り合う2つの島でも全く雰囲気が違うので、どちらの島にも一度は足を運んでみるのがおすすめです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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