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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その4をお届けします。
★参考:前回の記事は こちら ★
骨折するほど船が揺れる?
2021年12月29日、年末年始の旅2日目は石垣島離島ターミナルからスタートです。
ネット上で「海の暴走族」と呼ばれている、安栄観光の高速船を利用して鳩間島へ向かいます。
船内には『船は海上を時速50km~65kmで爆走するため、シートベルトを着用しないと、大人しく座っていても骨折する恐れがある』という旨が書かれた案内が掲示されていました。
港を出ると、船はスピードを上げ爆走モードに。船内にはエンジンのモーター音が轟音で響き渡り、隣の人との会話もままなりません。骨折するほど船が揺れる可能性もあるので、船酔いしやすい人は酔い止め必須でしょう。
強い北風が吹き、海も荒れることが多い冬の八重山諸島ですが、この日の海は比較的穏やか。しばらくすると水平線の先に虹も架かりました。この写真だけ見るとまるで海が湖のようです。
■ 参考:冬の沖縄の天気について
石垣島出港から約45分、鳩間島行きの高速船はまず西表島・上原港に寄港します。
西表島の北側に位置する上原港。先ほど「強い北風が吹き、海も荒れることが多い冬の八重山諸島」とご紹介しましたが、上原港はその影響を受けやすいため、船の就航率は低いです。
この翌日は西表島・上原港と鳩間島ともに欠航でした。西表島には島の南にも「大原港」があるため、観光の場合はそちらを利用するのが一般的となっています。
欠航率が高い沖縄・鳩間島
しかし、私が目指しているのは上原港よりも北に位置している「鳩間島」です。
港は島の南側にありますが、周囲3.9kmという非常に小さな島で、標高も低いため、北風の影響をそれなりに受けます。旅の前から鳩間島の運航状況をチェックしていても、12月はほとんど欠航していた感覚です。
皆さん冬の鳩間島上陸は難易度が非常に高いことを知ってか知らずか、島民の方と思われる2・3名以外、観光客はほとんど全員西表島で下船。ここまで満員だった船内はすっからかんになりました。
そして西表島・上原港から約10分、鳩間島に上陸することが出来ました。冬の鳩間島に予定通り上陸出来るというのは本当に奇跡的なことだと思います。
事前にネットで乗船券の予約はしていましたが、正直私も鳩間島には行くことが出来ないと思っていました。ちなみに、船が欠航になった場合は全額返金となるので、少しでもお得に旅をしたいという場合は、一応予約をしておいて、欠航したら他の島へ行くのがおすすめです。
日帰りで冬の鳩間島に上陸
冬の時期、鳩間島行きの船は1日1便のみ。しかも安栄観光・八重山観光ともに9時40分に鳩間島へ到着し、16時5分に出港するという、全く同じ運航体制を取っています。
飛行機は飛んでいないので、朝の船で上陸したら、漁船などをチャーターしない限り夕方までこの小さな島から出ることが出来ません。いや、夕方に出ることが出来たらいいですが、仮に夕方の船が欠航したら、その後いつ島から出られるのか分からなくなる危険があります。
こちらは今回ネットで事前に予約をしていた乗船券。スマホ画面に表示されたQRコードを乗船時にスキャンしてもらうと、写真の通り「QRコードはご使用済みです」と表示されます。注目していただきたいのはスクリーンショットをした時間。こちらは9時50分。
そして、こちらも9時50分のスクリーンショット。2021年12月29日【出発港 鳩間港】【到着港 石垣港】、同じく「QRコードはご使用済みです」と表示されています。どういうことかお分かりでしょうか。
鳩間島の滞在時間、約1分、石垣島へ戻ります(笑)この日は夕方から海が荒れる予報で、朝の受付の時点でも「夕方の船が出るかは微妙、明日以降は厳しい」と聞いていたため、とりあえず上陸だけしたのでした。
鳩間島で乗下船するお客さんは2、3名しかいないので、船もすぐに出港します。置いて行かれないよう、スタッフの方に「またこの船に乗るので!」と言って下船。港の写真だけ撮って船に戻りました。
上陸した島の数を稼ぎ、安栄観光の御船印もゲット出来たので、価値ある1分、そして往復の船代5,000円です。ある意味今後もずっと忘れないであろう伝説の鳩間島の旅となりました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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