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今回は「2025年 上越国境の旅」その2をお届けします。
★前回の記事は こちら ★
谷川岳の玄関口・土合駅周辺を歩いて観光
2025年5月2日、新潟県との県境に近く、谷川岳の玄関口となっている群馬県の土合にやって来ました。
時刻は正午過ぎ。水上駅から乗ってきた路線バスを「土合橋」というバス停で降車し、13時41分発の上越線「長岡行」まで約1時間半、土合駅の周辺を歩いて観光します。まずはバス停から徒歩10分ほどの場所にある谷川岳インフォメーションセンターへ。

こちらはバス停の名前にもなっている「土合橋」からの景色。秋は紅葉が綺麗なことでしょう。橋の下を流れるのは利根川の支流・湯檜曽川です。

橋のそばには土合砂防堰堤があり、周囲には流れ落ちる水の轟音が響き渡っています。案内板によると、こちらは群馬県で初めての砂防堰堤で、全国的にも極めて早い時期のものだそう(1941年完成)。大きなものではありませんが、かなり迫力があります。

バス停から谷川岳インフォメーションセンターまでは、距離は短いものの歩道がありません。車通りは少ないですが、ゼロではないので注意が必要です。

そして、桜の花に覆われた「上信越高原国立公園 谷川岳登山口」の看板がありました。谷川岳の標高は1977m。都心からのアクセスも良く、多くの登山客を魅了する一方で、「世界一遭難者を多く出した山」としてギネス世界記録にも認定されています。
■参考:上越国境の山々は関東平野の冬の天気にも影響を与える

谷川岳インフォメーションセンター
12時20分、谷川岳インフォメーションセンターに到着しました。

駐車場にはうっすらと雪が積もっています。なお、地面に点々としている白い粒は雪ではなく、桜の花びらです。

谷川岳の玄関口…と言いたいところですが、実際の玄関口はここからもう少しだけ国道291号線を上った場所にある谷川岳ベースプラザ(谷川岳ヨッホ)となっています。谷川岳ロープウェイの乗り場もそちらです。

谷川岳インフォメーションセンターは入場無料。谷川岳について様々な情報が展示されており、お手洗いなども綺麗で、上信越高原国立公園のビジターセンター的な役割を果たしていると言えるでしょう。この日は平日かつ天気も悪かったので、観光客はほとんどいませんでした。

私たちがここへやって来た目的は国立公園の印をゲットすること。正直、展示内容もそこまで多くなかったので、15分ほどの滞在となりました。休憩スペースやWi-Fiがあり、お手洗いも綺麗なので、土合駅で待ち時間がある時にはおすすめの場所です。
■参考:日本の国立公園を巡る旅

お土産揃う 谷川岳ドライブイン
電車の時間まで残り約1時間となりました。時間が足りないので、今回はここで来た道を折り返し、土合駅へと向かいます。
谷川岳インフォメーションセンターから土合駅までは約1.3km。GoogleMapの計算では徒歩17分の距離です。

こちらは道路沿いにある「山の鎮の像」。谷川岳の守り神として、町が1985年にブロンズ像として復元したもので、彫刻家・長沼孝三氏が、谷川岳で遭難した知人の息子を悼み、1940年にコンクリートで制作した像が原型となっているそうです。

他にも谷川岳で遭難された方々の慰霊碑があります。戦後の遭難者はエベレストよりも多いそうですが、上級者向けの山というわけではなく、死者が多いのはクライミングルート。現在はロープウェイと一般的な登山道を利用し、初心者でも安全に登山を楽しめるそうです。

こちらは上越線の上り線路にある土合踏切。踏切の向こうにはすぐ湯檜曽川を渡る橋があり、その先にあるのが、新潟県と群馬県の国境となる清水トンネル(全長9.7km)です。

そしてこちらが土合駅の下りホーム(越後湯沢方面)へ向かう連絡通路。駅舎と上りホーム(水上方面)は地上にある一方、下りホームは新清水トンネル内に位置しているため、地上からホームまでは約10分かかるとされています。

駅の連絡通路が川を渡り、山の中へと入っていく景色はここでしか見られないものでしょう。

13時、土合駅前に到着。ホームまで10分かかるとすると、地上にいられるのは残り約30分。もう少しだけ駅周辺を観光します。

もし、13時41分発の列車に乗り遅れたら、次の新潟方面の列車は17時57分。ただ、その場合は1時間に1本出ているバスで上毛高原駅に向かい、新幹線で新潟方面に抜けることは可能です。
■参考:上毛高原駅について


駅前には綺麗なカフェがありました。どうやら宿泊施設(グランピング)も併設されているようです。

5分ほど歩いた場所には谷川岳ドライブインもあります。昭和初期に開業した登山者向けの山小屋が前身で、1986年からドライブインとして営業しているそうです。

お土産の種類は豊富で、レストランも併設されています。山間にある土合駅ですが、これだけ充実した施設が近くにあると、秘境駅とは言いがたいでしょう。

「谷川の月」というお菓子の製造ラインも見学出来るようになっています。

群馬県名物『上毛かるた』も販売されていました。
土合駅は秘境駅ではなく観光地
そんなこんなであっという間に13時半前になってしまいました。本当に乗り遅れる可能性が出ていたので、急いで下りホームへと向かいます。

駅舎の玄関には「ようこそ日本一のモグラ駅へ」という看板が掲げられていました。モグラ駅を体験することが出来て、谷川岳の自然を楽しむことが出来て、お土産を買うことが出来て… やっぱり土合駅は観光地です。

こちらが駅舎内の様子。荷物の多い登山客を考慮してか、スペースは広く、やや薄暗い独特の雰囲気が漂っています。

この駅舎の中で最も明るいのが自動販売機です。

そして、自動販売機の横に立て掛けられているのが、谷川岳登山者に向けた注意書き。かつては、より目につく場所に設置されていたのでしょう。現在では1日5本の列車を利用して土合駅から谷川岳を目指す人は少なく、上毛高原駅や水上駅からバスを利用するのが一般的となっています。

こちらは薪と黒いダルマが置かれた謎の部屋。

こちらは昔のきっぷ売り場。現在は無人駅で、乗車駅証明書発行機から「乗車駅証明書」を発行し、車内もしくは着駅で運賃を支払う仕組みとなっています。

今回私は水上駅で途中下車している状態。つまり、すでに越後湯沢駅までの乗車券を持っているので、乗車駅証明書の発行は必要ありません。ということで、下りホームへと急ぎます。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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