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今回は【2016年 小笠原諸島旅行記】その7をお届けします。
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ドルフィンスイム&ウォッチングツアーに参加
小笠原諸島では観光客のおよそ8割が、滞在中に何らかのツアーへ申込むとされています。
海のツアーはカヤック・SUP・釣りなどがありますが、一番人気はイルカと南島、冬のクジラです。
基本的にツアーは1日または半日で行われており、ツアー事業者も複数あります。私は父島滞在最終日の午前中、「ドルフィンスイム・ウォッチング & 南島ツアー(半日)」に参加。当時の料金は5,000円でした(現在は8,000円が相場)。
ツアーの集合は8時。水着に着替えて小型の船に乗船し、二見湾の外へ。おがさわら丸の出港は15時半。12時ぐらいまでには港へ戻って来る予定です。
この日のツアーは満員!と言っても、小笠原ではエコツーリズムの観点からどの事業者も定員を30人程度に設定しています。
今回私は父島到着日の午後、天気予報を見てからツアーを申し込むことが出来ましたが、定員が限られているが故、予約が埋まってしまうことも多いです。事前に観光協会のホームページでツアーの空き状況を確認し、混雑する時期は早めに予約しておくといいでしょう。
二見湾の外へ出たツアーの船が目指す先は南島。GoogleMapでは歩いて上陸が出来るように表示されていますが、実際はガイドツアーに参加する必要があります。
そして、南島へ向かうまでの間にイルカがいたら、船の上から観察(ウォッチング)したり、一緒に泳いだり(スイム)することが出来るのです。
■ 参考:冬はザトウクジラを見ることも出来ます
イルカの探し方は目視!船長さんやガイドさんを中心に、ツアー参加者全員で、海面から出ているイルカの背びれや飛び跳ねるイルカを探します。とはいえ、相手は野生の生き物。ツアーに参加しても、必ずイルカに出会えるわけではありません。
なお、繁忙期には陸上から双眼鏡でイルカを探すスタッフの方もおり、ツアーの船と連絡を取り合っています。さらに、ツアー事業者間でも連絡を取り合っているため、南島へ向かう途中でも、情報が入り次第、イルカがいる場所へ向かうこともあります。
そのため、小笠原ではツアーに参加すると、イルカに出会える可能性は高いです。これは冬のホエールウォッチングにも当てはまります。
日本に野生のイルカと泳げる海がある
私が乗っている船にイルカ出現情報が入ったようです。船はスピードを上げて、現場へ急行します。
確かに海面からイルカの背びれのようなものが見えています。「一緒に泳ぎたい人は準備!」という船長さんの指示が飛び、船上は一気に慌ただしくなります。
シュノーケルをセットしたら、船長さんの『はい、入って右 !!! 』の合図で、イルカに並走して動く船の後ろからダイブ。
海に入った直後は、泡だらけで水中の様子は全く分かりませんでしたが、数秒のうちに視界はクリアになり、イルカの姿を確認することが出来ました。
御蔵島をはじめ、野生のイルカと泳ぐことが出来る場所は日本にいくつかありますが、通年でドルフィンスイムを楽しむことが出来るのは小笠原だけです。
イルカはゆったりと泳いでいますが、これがなかなかのスピードなので、一緒に泳ぐのはかなりハード。プールと違って波もあり、当然足も着きません。
一方で運がいいと、海面に浮かんでいるだけで、イルカの方から人間に近寄ってきてくれます。
普通の野生動物は人間を警戒して逃げるか、クマのように攻撃をしてくるので、イルカならではの習性といえるでしょう。
小笠原諸島では、ひとつのイルカの群れに対するエントリーは5回までという自主ルールの下でツアーが行われています。イルカの姿が見えなくなったら終了です。
そしてまたイルカを探して、見つけたら海に飛び込むというのを、ツアー中に何回か繰り返すので、1日ツアーだとくたくたになります。半日ツアーで十分かなというのが、個人的な感想です。
小笠原の海にいるイルカは2種類。一緒に泳ぐことが出来るのはミナミハンドウイルカ。もう1種類のハシナガイルカは泳ぐことが出来ず、船からのウォッチングを楽しむことが出来ます。
■ 参考:沖縄でイルカ定食を食べました
野生のマンタも現れる!
イルカと泳ぎ、船でまったりしていると、突如「マンタ!入りたい人準備!」という、船長さんの声が響きました。
急いで準備して海の中へ入ると、ゆったりと泳ぐマンタがいました。
石垣島でもマンタシュノーケルを楽しむことが出来ますが、今回のツアーはマンタがメインではありません。イルカを探していて、偶然マンタがいたのです。
イルカ&マンタと泳いだ後は、ツアーのもうひとつのメイン・南島へ上陸します。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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