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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その7をお届けします。
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日本最南端の路線バスに乗車
2021年12月30日、由布島を散策した後、西表島に戻ってきました。
「由布水牛車乗場」のバス停から日本最南端路線バス・西表島交通に乗車し、終点の「豊原」を目指します。
沖縄本島ではレンタカーを借りる人が多いので、路線バスを利用する旅行者は少ないですが、西表島では路線バスを利用する人も多いようです。
石垣島行きの船が出ている大原港で皆さん降車。このバスに終点の豊原まで乗車していたのは私だけでした。
豊原に到着。ここが日本最南端(=沖縄最南端)のバス停です。ちなみに、西表島にある「白浜」というバス停は日本最西端のバス停と紹介されていますが、与那国島を走る町営バスの「久部良」が日本最西端のバス停という説もあります。
豊原のバス停のそばには「開拓之碑」が置かれていました。西表島は長年、マラリアの影響で定住が難しい島でした。戦後、琉球政府の開拓移住政策により「豊原団」が入植し、未開の地を切り開いたそうです。
日本最南端のバス停と日本最南端の信号
この日は午後の船で石垣島に戻り、夜の飛行機で中部国際空港へ飛びます。
豊原から大原港へ向かうバスは1日5便しかありません。帰りは大原港まで約2.5kmを歩きます。
そういえば石垣島離島ターミナルには、西表島の子供たちが描いた絵が展示されていました。それらの絵に共通して書かれていたのは「40km/h制限の標識」。
イリオモテヤマネコのロードキルを防ぐため、西表島の多くのエリアで速度制限が40km/hに設定されているそうです。
ちなみにこちらは石垣島の道端にて。何だか見覚えのあるものが落ちていました。念のため確認すると…
やはり40km/hの標識でした。標識が捨てられているのを見るのは初めてのことです。
沖縄の冬はさとうきびの収穫シーズン。大原港へ向けて歩く道中でも、さとうきびの収穫が行われていました。多くの人がイメージするさとうきび刈りの光景ではないかと思いますが、さとうきびの収穫は機械化が進んでおり、手で刈ることは少なくなっているのです。
収穫されたさとうきびは島内の製糖工場に集積され、黒糖などに加工されます。
日本最南端のバス停「豊原」から歩いて、大原港に戻ってきました。港の近くにある郵便局には、屋根の赤瓦に郵便マークが刻まれています。
そして、郵便局の前にあるこちらの信号機が日本最南端の信号機。看板や案内などもないので写真を撮る人などはいません。多くの人が知らずに通過してしまっているものと思われます。
さらば沖縄・西表島
船の時間になりました。大原港はちょうど石垣島からやってきた人たちでごった返しています。
人と一緒に運ばれてくるのが荷物。島民だけでなく、宿泊施設が提供する料理の食材もあるので、島に泊まる人が多ければ、運ばれてくる荷物の数も多くなるのです。
事前に往復の乗船券を購入していたので、帰りも安栄観光の船に乗船。西表島から石垣島までの所要時間は通常約45分ですが、この便は小浜島と竹富島を経由するので、少々時間がかかります。
西表島を出港してから約45分で小浜島に到着。乗下船が終わり次第、すぐに出港。
小浜島から30分ほどで竹富島に到着。島と島を結ぶ安栄観光のアイランドホッピンング便は1日数便あるので、上手くスケジュールを組むと、1日で3島に上陸することも可能です。
■ 参考:2017年 竹富島旅行記
竹富島から石垣島までは約10分ですが、船内で「おわぁっ!」というような声があがるほど、そこそこ揺れました。たかが10分、されど10分。船が苦手な方は、事前に酔い止めを服用しておくのがおすすめです。
15時30分、石垣島に到着。急いで15時33分発の空港行き路線バスに乗り換えることが出来ました。
新石垣島空港に到着したのは16時05分。この日はさらに、17時30分発のPeach(35分遅れ)で中部国際空港へ飛びます。さらば石垣島、そして沖縄。冬の沖縄は風が強く、船の欠航も増えますが、今回は運よく2泊3日で黒島・鳩間島・小浜島・西表島に上陸することが出来ました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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