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今回は「御船印の旅(東京編)」前編をお届けします。
東京にある沖縄のアンテナショップ・わしたを見物
2021年6月23日、東京駅の近くにある沖縄のアンテナショップ「わした」にやって来ました。今回は「沖縄に住んでいる人」の目線で、店内の様子をご紹介します。
「さんぴん茶」は、言わずと知れた沖縄を代表する飲み物。東京のコンビニでも売っている「ジャスミン茶」と中身は同じですが、沖縄へ旅行に行ったときには、皆さん「さんぴん茶」を選びがちです。
沖縄には他にもグアバ茶や月桃茶など、様々なお茶があり、沖縄では道の駅やファーマーズマーケット等で買うことが出来ます。
■ 参考:沖縄のファーマーズマーケットが面白い
沖縄の食堂でお茶の代わりに出てくるのが「レモンティー」。紅茶花伝の「レモンティー」は沖縄でしか販売されていません。
気温が高い国や地域では、糖分補給のため、お茶に砂糖を入れる習慣がありますが、『お茶の代わりにレモンティー』はそれに似た習慣でしょう。「霧の紅茶 ミルクティー」もまた甘~いミルクティー。ちなみに、沖縄のスーパーではこの半額で販売されています。
かつては長寿の県と言われた沖縄ですが、近年は糖分を多く取る生活習慣の影響か、糖尿病や肥満の方の数が全国トップクラス。沖縄を代表する炭酸飲料『ルートビア』にも、「コーンシロップ(ぶどう糖と果糖の混合液)」が含まれています。
東京価格の農産物たち
農産物は【東京価格】で販売されていました。
沖縄でピーマンの収穫を体験した際、「売れない」という理由で捨てられていた赤ピーマンに、しっかりと値段が付いていました。
■ 参考:ピーマンの収穫体験
マンゴーは1つ3,240円。収穫シーズンの沖縄の道の駅では、この半額で販売されています。
沖縄からの送料が加算されるので、パッションフルーツもまた沖縄の倍の値段。マンゴーは宮崎県、パッションフルーツは東京の離島といった、いわゆる競合と並んだときにこの値段で売れるのかが、沖縄の農産物の課題です。
■ 参考:沖縄の果物が抱える課題
ドリアンが置かれていましたが、ドリアンは沖縄でも販売されているのを見たことがありません(笑)他にも沖縄県産のパイナップルやシークワーサーが販売されていました。
ハンダマ(水前寺菜)。特に説明のPOPなどもないため、知っている人以外買わないと思いますが、生鮮品なので長持ちはしません。
ふーちばー(ヨモギ)も、わざわざ沖縄県産を買わなくても…という作物ですが、やはり売れるから販売されているのでしょう。
マニアックな商品も並ぶ
少々マニアックですが、沖縄好きな人にとっては「定番」と言えるような商品も揃っています。
真空パックにされた田芋と…
田芋を使った「たーむパイ」。「たーむ」は田芋のこと。田芋は沖縄の行事でよく出てくるそうです。
■ 参考:田芋の収穫を体験
沖縄のアンテナショップになぜボンカレー?となるのは沖縄初心者。今も沖縄では発売当時と変わらぬ味のボンカレーが普通に販売されており、いつの間にか沖縄名物となっています。
こーれーぐーすは島唐辛子を泡盛で漬けた、沖縄の食堂には必ず置かれている調味料。ここには3種類も置かれており、根強い利用者がいることが伺えます。
「いちゃがりがり」の「いちゃ」は沖縄方言でイカのこと。沖縄のスーパーやコンビニで販売されている、スルメを小麦粉で包んで揚げた硬い駄菓子です。
揚げ物のお菓子と言えば、もちろん手作りのサーターアンダギーも買うことが出来ます。
沖縄では天ぷらもおやつ。「サクッ」ではなく「フワッ」とした食感が特徴です。そんな沖縄天ぷらの定番がもずく天ぷら。沖縄では100円以下で買うことが出来ます。
アンテナショップということで、旅行のお土産とはまた違う、沖縄の日常が感じられるような、いわゆる「ファンに刺さる商品」が並んでいたので面白かったです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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