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今回は「2018年 新島・式根島旅行記」その3をお届けします。
★前回の記事★
ナンパ島を歩いてみた
新島滞在2日目
この日は朝から晴れた新島を、歩いて巡ります。

こちらは「砂んごいの道」。
新島の方言で「舗装されていない自然のままの道」という意味になるそうです。

半世紀以上前の新島は、こうしたコーガ石の石垣と砂で道が作られていたそうです。
どことなく、沖縄の離島を感じさせる景色でもあります。

前日に続き、この日も羽伏浦海岸にやってきました。
港周辺の集落や、空港から歩いて30分で、この絶景ビーチが広がるのは、なかなか贅沢です。
しかし、広大なプライベートビーチ状態で、歩いていても、すれ違う人はゼロ。
ちなみに、この日は日曜日です。

バブルの時代、女子大生や女子高生のバカンス先として人気だった新島。
そして、女子たちを狙った男子たちも島に集まるようになり、別名「ナンパ島」とまで言われていました。
ネットでは、当時の様子を紹介する、様々な記事がありますが、今の新島からは想像もつきません。

島にディスコが3軒もあったそうです。
今では歩いていても、聞こえてくるのは鳥の鳴き声だけ。のどかな雰囲気です。
一方で、夏のさるびあ丸には、若者も多く乗船しているので、雰囲気がまた違うのかもしれません。

ちなみに、毎年多くの若者で賑わう「東京湾納涼船(さるびあ丸)」では、ナンパが禁止されています(笑)
白ママ断層とダイナミックな自然

ちょうど、島民の方が運転すると思われる車が、海岸へと降りていきました。
どうやら、車でも砂浜を走ることが出来るようです。

前回もご紹介しましたが、新島の海の砂はこんな感じ。
ガラス質の石英で出来ています。
こうした砂がどこから来ているのかというと…

こちらの断崖絶壁、白ママ断層と呼ばれています。
ママは「崖」の意味。
最も高いところで、その高さは250mにもなるそうです。

この先は砂浜が狭くなっており、写真でも若干煙っている様子が分かります。
これがまさに、崖が侵食されている証です。
こうして削られて、細かくなったものが流れて堆積し、羽伏浦海岸を作っています。

ダイナミックな自然の営みを感じられるスポットです。
「シークレット」と言われる、サーフスポットにもなっています。
新島ガラスアートセンターへ

新島の道端には、写真のような、ガラスで作られた標識があります。
このオリーブ色のガラスが、コーガ石で作られた「新島ガラス」。着色をしているのではなく、ガラスを作る過程で、自然にこの色が出てくるそうです。

新島にはモヤイ像だけでなく、新島ガラスを使ったオブジェも多く置かれています。
こちらは「東京都島しょ保健所 大島出張所新島支所」。
柱にも新島ガラスが組み込まれています。

羽伏浦海岸から集落の方へ戻ってくると、青空は一転、冷たい雨が降ってきました。
しかし、部屋でじっとしていても退屈です。
午後は、新島ガラスを紹介・販売する「新島ガラスアートセンター」へ行くことにしました。
雨の中でしたが、集落から30分ほどで行くことが出来ます。

ガラスアートセンターでは、作品の展示と販売が行われている他、ガラスづくり体験も行われています。
基本的に写真撮影はNG。こちらはお土産用に並ぶコップです。
ガラスアートセンターからまました温泉へ
新島には温泉もあります。

こちらは、港からガラスアートセンターへ向かう途中にある 湯の浜露天温泉。
無料・年中無休・24時間営業ですが、水着が必要なので今回はスルー。
晴れていれば、夜に星を見ながら、温泉に浸かることも出来ます。

ガラスアートセンターの目の前にある、まました温泉を利用してから、集落へ戻ります。
こちらは、内風呂・露天風呂・サウナもあって300円。さらに、700円を支払うと、羽伏浦海岸の砂を使った、砂蒸し風呂も利用することが出来ます。
新島は雨が降っていましたが、露天風呂からは、遠くの夕焼けを見ることが出来ました。

翌日は朝一の連絡船で式根島へ。
ガラスアートセンターでたまたま話を聞いたスタッフSさんが、我々と同い年で、会話も弾み、夜は居酒屋で一緒にお酒も呑みました。
Sさんは、朝の港にも、見送りに来てくれました。どんなに綺麗な景色よりも、こういうのが何よりの思い出になります。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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