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今回は「国道58号線を歩く旅」をお届けします。
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国道58号線を歩いて本部港へ
鹿児島県鹿児島市から沖縄県那覇市を結ぶ国道58号線。
その大部分が海上区間ですが、日本で最も長い国道です。
沖縄本島区間は約120km。
米軍統治下の時代に整備され、今も那覇と北部を結ぶ大動脈となっています。

2021年5月下旬のある日、時刻は0時前。
私は那覇・旭橋駅に付近にある、国道58号線の終点を示す地点にやって来ました。
今回は、ここから歩いて、沖縄本島北部・本部港を目指します。
御朱印ならぬ「御船印手帳」をゲットしました。記念すべき1社目はマリックスラインの【クイーンコーラル】。本部から那覇へ。本日乗船したのは8でしたが、プラスの御船印も手に入れることが出来ました。コンプリート目指して頑張ります。次はマルエーフェリー。#旅行好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/MDmT4bmLpF
— Jovislander@沖縄にいる旅好き (@jovislander) April 15, 2021
こちらのツイートは、4月、マリックスライン「クイーンコーラル8」の御船印を手に入れたという内容ですが、沖縄ではもうひとつ、マルエーフェリーの御船印も手に入れることが出来ます。
ということで、今回の旅は、歩きがメインではなく、【マルエーフェリーの御船印をゲットすること】が目的です。
本部港には、那覇行きの船が出港する17時10分までに、到着する必要があります。

グーグルマップの情報によると、0時に那覇を出ると、16時には本部港に到着するようです。
80kmという距離は歩いたことがなく、フルマラソンも走ったことがありません。
御船印は言うまでもなく、神社の御朱印に由来するもの。
通常は船に乗り、お金を払えば手に入る御船印ですが、きっとこれだけ歩けば、御船印にも、本来の御朱印さながらのありがたさを感じるはずです。

ということで、歩き始めました。
こちらは那覇の中心地・久茂地交差点。
平日ですが、0時過ぎなので、さすがに人も車もほとんどいません。
深夜0時の那覇中心地の様子

沖縄で一番の歓楽街と言われる「松山」も、人がほとんどいません。

一方で、この時間でも電気が付いているビルもありました…
ちなみに私も、この日は仕事終わりで、翌日が休みだったので、こういうことをしています(笑)

この辺りは普段も通っている道ですが、歩いていると、普段見えない景色も見えてきます。
こちらは海邦銀行。
随分と姿勢のいいシーサーです、いや、果たしてこれはシーサーというのでしょうか。

「奥から119km」という標識がありました。
奥というのは国頭村、国道58号線の沖縄本島最北端部。
沖縄本島もなかなか大きいのです。

那覇の中心地を抜けました。
このあたりの路地裏は、あまり沖縄を感じさせない景色が広がります。

勢理客と書いて「じっちゃく」と読みます。
沖縄を代表する難読地名のひとつです。
ということで、歩き始めてもうすぐ1時間が経過します。
歩き始めて1時間 浦添市へ

1時間5kmペース、現在夜中の1時で、残り15時間。
このまま歩けば、当初の予定通り、16時に本部港に着くことが出来ます。

キンザー前クリニック。
銀座ではなく「キンザー」。
浦添市にある米軍基地「キャンプ・キンザー」の名に由来します。

この辺りは渋滞対策のため、国道58号線の片側4車線化工事が行われており、それに必要な土地は、米軍からの返還が進められています。

求む軍用地。
この看板はあちこちで見られます。
沖縄では、日本政府が地主から民有地を借り上げ、「米軍基地(軍用地)」として、日本とアメリカが管理しています。
つまり、軍用地を所有しているだけで、日本政府からお金が入るので、「求む軍用地」となるのです。
道端で見つけた動物たち

シーサーではなく、猫(笑)
しかも、妙にリアルな作りですが、この猫が置かれている用途は不明です。

ライオンの絵が描かれている、こちらは「ホームセンター さくもと」。
沖縄に4店舗ある、ローカルホームセンターです。
沖縄のローカルホームセンターには、もうひとつ「メイクマン」がありますが、そちらの看板にはサルの絵が描かれています。

シーサーのルーツと言われている、ライオン像がずらりと並ぶお店もありました。
果たして、こうした像はいくらで買えるか、どれくらいの数が売れるのか、誰が買うのか、どのように置かれているのか… など、気になることがたくさんあります。
沖縄らしい景色
喉が渇いたらコンビニはもちろん、自動販売機があちこちにあります。

そして安いのです!
150mlのペットボトルも100円で買うことが出来ます。
ルートビアをはじめ、沖縄県外では見られない商品が並ぶので、お土産にもおすすめです。

こちらは、24時間営業のコインランドリーです。
正確なデータは無いようですが、沖縄にはコインランドリーが多いです。
家族が多かったり、湿気高く、洗濯物が乾きにくかったりする環境が影響していると言われています。

1969年に開業したエンダー2号店です。
24時間営業で、名物ドリンク「ルートビア」は、一度注文したらおかわり自由なので、沖縄で、安く夜明かしをしたいときは、エンダーがおすすめです(笑)

マクドナルドも24時間営業です。
沖縄はハンバーガーやケンタッキーの消費量(額)が多く、土日には、沖縄本島のあちこちで「ドライブスルー渋滞」が発生しています。
ただ、こういったお店などによる時間はありません。
グーグルマップが示す所要時間には、休憩が含まれていないのです。
歩き始めて2時間 宜野湾市へ
那覇からノンストップで歩いて、2時間が経過しました。

場所は浦添市から宜野湾市へ。
残り61km、変わらず1時間5kmペースを維持しています。
そして、残り13時間48分後、16時前には本部港に到着する予定です。
道端の何気ない景色から

道端に生えているのはバナナの木。
この辺りは家も多く、日中は都会の景色が広がりますが、そうした中にバナナがあるのは、南国を感じさせます。

「たま水族館」がありました。
多摩「動物公園」は東京にありますが、水族館が沖縄にあることは、ほとんど知られていないことでしょう…
こちらは、海水魚専門店のようです。
また、横にある「スナック ほおつき」という看板も、昭和を感じさせます。

ユニクロやZOZOなどの普及により、こうした呉服店も少なくなっているのではないでしょうか。
月にどれくらいの売り上げがあるのか、気になるところです。
アメリカンな雰囲気漂う

MCASとは「Marine Corps Air Station(海兵隊飛行場)」。
普天間基地の入口です。

人も車もほとんどいません。
静かな夜の沖縄を歩きます。

ふと顔を見上げると、建物の壁面にスパイダーマンがいました。
写真では伝わりませんが、そこそこの大きさがあります。
どうやらこちらは、雑貨屋さんのようです。

ゲストハウスがありました。
比較的新しい宿で、1泊2000円台で泊まることが出来るようです。
★こちらのゲストハウスHP★

道路沿いから米軍基地が見えました。
フェンスの向こうにある建物は、米軍関係者だけが利用出来るスーパーです。
歩き始めて3時間 北谷町

北谷町に入りました。
名護まで残り50km、時刻は3時を過ぎました。

残り61km。
無意識ですが、ペースは若干上がっています。
残り12時間33分、変わらず16時前に到着の予定です。
この旅で初めての休憩

ただ、ここでいったん休憩。
ローソンには「ガラナ」「やきそば弁当」という、北海道限定商品がありました。

歩き始めてから約3時間半、この旅で初めて足を止め、飲み物をゲットし、アイスを食べてリスタート。
グーグルマップの所要時間に休憩時間は含まれていないので、休んだ分、到着予定が遅れることになります。
チャンプルーな道路沿い

「日焼けサロン」のネオン。
日差しが強く、外にいるとあっという間に日焼けしてしまう沖縄ですが、日焼けサロンのニーズはあるのでしょうか…
それこそ、私も夜が明けたら、熱い日差しの中を歩くことになります。
夜の間に、出来るだけ距離を稼いでおきたいところです。

こちらは、「あれ、どこ歩いているんだっけ」と思わせるような、異国を感じさせる、国道沿いの写真です。

「北 大地」というお店。
文字のフォントだけでなく、鮭を咥えたヒグマのイラストも描かれた、荒々しさを感じさせる看板です。
北海道料理のお店であると思われます。

24時間営業のExchange(両替所)。
暗い中でも、他ではあまり見られないような建物などが登場し、このチャンプルー(ごちゃ混ぜ)感が、沖縄ならではといっていいでしょう。

暗くてはっきりと写ってはいませんが、こちらは「奥(国頭村)まで103km」を表した標識です。
ここまで1時間おきに、グーグルマップで、現在地からゴールの本部港までの距離と所要時間を確認していましたが、4時台はそれをすっかり忘れてしまっていました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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