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今回は「粟国島旅行記」前編をご紹介します。
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沖縄本島の東から接近する台風

まだ空は薄暗い時間、早朝の那覇空港にやってきました。

那覇空港は6時から24時まで開館しています。
この日は仕事が休みだったので、カフェに足を運ぶ感覚で、那覇空港にやってきたのです。

まだお店のシャッターは閉まっていて、歩いている人もまばら。

那覇空港の始発便は6時35分のスカイマーク神戸行き。
しかし、この日はその便が欠航だったので、7時5分発、JTA福岡行きが始発便でした。

空港のファミリーマートで朝食を調達し、飛行機が見える特等席で作業開始。

ふと海の方を見ると、空港の沖合に停泊する、大きなコンテナ船が見えました。

船の情報を見ることが出来るアプリをチェックすると、ブリズベンから来ている貨物船のようです。

こちらは、この日の沖縄本島周辺の波の様子。
小笠原諸島の方面から台風が近づいている影響で、本島の東側は波が高くなっている一方で、西側は島が防波堤となり、波が落ち着いている様子が分かります。
コンテナ船が停泊しているのも、恐らくこれが理由でしょう。
ということで、空港から今度は、沖縄本島周辺の島へ渡る船が出ている港「とまりん」へ向かいます。

船の運航状況を確認すると、慶良間諸島へ向かう高速船は欠航となっていました。

今回は、こうした海の状況でも出港となっていた、「フェリーあぐに」に乗船し、粟国島に渡ります。
フェリーあぐに乗船 粟国島へ

料金は往復6590円と、決して安い金額ではありませんが、島の滞在は2時間程度という、日帰りの旅です。

こちらが粟国島へ向かうニューフェリーあぐに。昨年6月に就航した新しい船です。

ちなみに先代の船は現在、佐渡島と直江津を結ぶカーフェリーとして、「フェリーあぐに」の名前を残したまま試験運行を行っているそうです。

2階建ての小さな船で、1階は雑魚寝スペース、2階はイス席となっています。

2階へ行くにはエレベータを利用することも出来ます。

自動販売機がありました。
さんぴん茶や紅茶花伝・シークワーサー味があるのを見ると、沖縄いることを、思い出させてくれます。

こちらが2階のイス席。

椅子にはテーブルも付いています。

窓側の席の足元には、各席にコンセントが設置されていました。リクライニングも出来るので、なかなか快適に過ごすことが出来ます。

仕事の人向けのテーブル席もありました。もちろんここにもコンセントはばっちりです。

飛行機を利用すると、粟国島まで20分ですが、船では約2時間かかります。

令和2年の沖縄県観光要覧を見ると、粟国島は沖縄の有人島の中で、北大東島の次に観光客数が少ない島であることが分かります。

そんなマニアックな離島・粟国島へ向けて、9時55分、ニューフェリーあぐには、那覇・泊港を出港しました。

いくら沖縄といえど、那覇港の海の色はこんなもんです。東京・竹芝桟橋とそれほど変わりません。

ちなみに、こちらが竹芝桟橋を出港するおがさわら丸から撮った写真。
海だけでなく、港の雰囲気も似ていますが、違うのは船を見送る人の有無でしょうか。沖縄では誰一人、船に向かって手を振る人はいません。

船内のテレビでは、台風のニュースが流れていました。

さあ、ここからは先は、台風の影響があると思われる外洋に出ます。どれほど揺れるでしょうか。
台風の海へ 船は揺れるのか

私が乗っているフェリーあぐにの後方に小さな船がいましたが、かなり波を被っており、途中で引き返してしまいました。

一方こちら、那覇空港から見えていた巨大な貨物船。
錨を下しているので、やはりここで台風をやり過ごすのでしょう。パッと見、波の影響は全く受けず、びくともしていません。

そして、フェリーあぐにの揺れ具合はどうかというと、ぼちぼちです。この写真で見ると、波はありませんが、うねりが入っている様子が分かります。

ただ、海上の風は強く、デッキでは立っているのがやっとの状態でした。

20分ほどで、無人島「ナガンヌ島」が見えてきました。
冬のホエールウォッチングツアーで、私が毎年上陸している島です。冬の時期、運がいいとこの船からも、ザトウクジラを見ることが出来るかもしれません。
★参考:ナガンヌ島旅行記★

波しぶきで虹が出来ていました。

ただ、本当に海が荒れているときは、船首打ち付ける波の飛沫が、船の後方のデッキにいてもかかりますが、そうしたこともありませんでした。

出港から約40分。沖縄本島から離れた場所まで来ました。
粟国島は那覇から北西に約60kmの海上に浮かんでいます。

こちらは粟国島のパンフレット。
島の位置を紹介する文章にシールが貼られていたのではがしてみると「沖縄本当」…笑

窓に波しぶきが付いて、やっと船が揺れてきました。
改めてデッキに出て、揺れの様子を撮影。海面までの距離が近いので、迫力があるように見えますが案外地味です。
★参考:私が期待している揺れ具合★

船に乗るとき、私は「島旅(船旅)に慣れている感」を出すため、酔い止めを飲まない主義を貫いています。

でも結局、酔ってしまうことが多いのですが、今回はあっさりと粟国島に着いてしまいそうです。
★参考:船酔いとの戦いの様子★

島の周辺も波は穏やかで、台風が近くにあるとは思えません。これが、沖縄本島という、自然の防波堤の力です。
★参考:酔い止めの定番はこちら★

伊豆諸島・新島の「白ママ断層」を思わせるような、ワイルドな自然の景観が広がっています。
★参考:白ママ断層★

「そてつの島 粟国島」上陸。
恐竜がいたジュラ紀から存在していたとされるソテツ。粟国島では自生しているソテツが多くみられ、村の木にも指定されています。

時刻は12時。
那覇へ戻る船は14時なので、残り2時間しかありませんが、島を歩いて探検します。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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