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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その42をお届けします。
★参考:前回の記事★
日間賀島上陸!御船印ゲット
いよいよ9日間の旅の最終日。滋賀県・米原を出発し、夕方に中部国際空港から沖縄へ飛びます。
そして、あと1社の御船印をゲットすることで、御船印マスターの称号を得ることも出来ます。最後の御船印を求めて、沖縄へ飛ぶ前に向かうのは日間賀島です。
米原駅から東海道線を乗り継いで名古屋方面へ。関ケ原付近では雪景色を見ることが出来ました。
金山駅でJRから名鉄に乗り換え。
名鉄河和線で、日間賀島へ向かう船が出ている「河和」を目指します。
40分ほどで河和駅に到着。
駅から港までは歩いても5分ほどで行くことが出来ますが、駅前から港までの無料バスがあるので、今回はそちらを利用します。
バス停に「名鉄海上観光船」専用と書かれている通り、鉄道と船を接続するサービスとして、名鉄が運行しているバス。9時54分発の便に乗車します。
バスの車内にも御船印のポスターがありました。本来の計画では、別日に乗船する予定でしたが、その日は時化の影響で終日欠航。最後の最後でリベンジを果たすことが出来ました。
★参考:名鉄海上観光船が欠航した★
今回は日間賀島だけでなく、お隣の篠島にもちらっと上陸する時間があるので、両方の島へ行くことが出来る周遊乗船券を利用します。河和と日間賀島を往復するだけで2720円かかるので、+80円で篠島にも行くことが出来るのはかなりお得です。
10時5分、河和港を出港。この便は日間賀島西港と篠島へ寄港した後、伊良湖まで向かいます。
約20分で日間賀島西港に上陸。そのまま乗船券販売窓口へ向かい、20社目の御船印・名鉄海上観光船をゲットしました!あとは集めた御船印を御船印帳に貼り、事務局へ郵送することで、御船印マスターとして認定されます。
多幸(タコ)と福(ふぐ)の島
目的は達成しましたが、せっかくなので日間賀島を散策します。
1時間後に西港を出港する船で篠島へ向かいます。小さな島なので、西港の反対側、約2km先の「ハイジのブランコ」と呼ばれるスポットまで歩いてみることにしました。
日間賀島ポートと書かれた上には、ふぐのイラストが描かれています。伊勢湾港はとらふぐの産卵場になっていることから、日間賀島のとらふぐ漁は100年以上の歴史があるそうです。
農林水産省の統計(2020年)によると、ふぐ類の漁獲量は北海道が全国1位で、下関で有名な山口県は3位。日間賀島がある愛知県は全国6位となっています。「ふぐ類」は他にも、まふぐ・くさふぐ・ごまふぐなどがいますが、とらふぐが最も高価で美味いと知られています。
こちらはふぐ類漁獲量の推移。全国的には減少していますが、愛知県は変わらず、また北海道や青森の漁獲量が増えており、ふぐの漁場が北へ移動していることが分かります。
マンホールのデザインもふぐ。延縄漁という一匹一匹釣りあげる漁法で、10月〜3月が漁期となっています。
と、思ったらこちらのマンホールはタコ!
道端にもタコの置物があります。
こちらはタコ漁に使う網でしょうか。
干されているタコたちもいました。ただタコは、ふぐのように、日間賀島や伊勢湾などで漁獲量が多いというわけではありません。
やって来たのは安楽寺。こちらに祀られているのは「たこ阿弥陀如来」です。
昔、日間賀島と佐久島との間にあった島が、大地震で沈んだそうです。その後、沈んだ島にあった仏像が、漁師の網にかかって引き揚げられると、1匹の大たこがその仏像を守るように抱きついていたことが、「章魚(たこ)阿弥陀」の由来です。
絵馬にも立派なタコの絵が描かれています。タコは吸い付くことから、良縁のご利益があると言われています。
ちなみに安楽寺で引いたおみくじは大吉でした。年明けに多幸(タコ)と福(ふぐ)の島で、大吉を引き当てるというのは、何とも縁起が良さそうです。
港の近くでは、お土産に「多幸まんじゅう」も販売されており、多幸(タコ)を味わうことが出来そうです。ちなみに中身はあんこで、タコは入っていません。
漁業の島を観光する
日間賀島は、そのお隣の篠島とともに、南知多町に属しています。
2020年の国勢調査によると、人口は1800人ほどで、人口減少のスピードは比較的緩やか。
小さな島なので、家々が密集しており、狭い道が多いです。
また国勢調査の数字上は、島の多くの人が漁業と宿泊業・飲食サービス業(=観光業)に従事していますが、恐らく漁業と宿を兼業している方も多いことでしょう。宿泊すると、島の海の幸を堪能することが出来るはずです。
ヤマザキショップもありますが、この日は営業しておらず。
東港の近くにあるサンライズビーチにやって来ました。砂浜に置かれているのは、観光客向けと思われるオブジェ。2018年、日間賀島には22万人の観光客が訪れています。
目指している「ハイジのブランコ」も、観光客向けのスポット。
到着しましたが、かなり地味です(笑)一応この写真だけ撮って、西港へ戻りますが、思いの外ここまで来るのに時間がかかり、乗る予定だった船には乗れそうにありません。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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