橋で繋がった島々 阿嘉島~慶留間島~外地島まで歩く!慶良間空港も見学|2022 沖縄旅行記 2

南国日記~沖縄移住の記録~

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今回は「2022 沖縄・阿嘉島旅行記」その2をお届けします。

★前回の記事★

橋で繋がった島々

フェリーざまみに乗船し、阿嘉島(座間味村)へ上陸しました。

こちらは港にある座間味村役場の出張所です。本庁舎は座間味村。そして看板をよく見ると、「阿嘉・慶留間出張所」と書かれています。

慶留間は阿嘉島と橋で繋がった島。さらに慶留間島は外地島と橋で繋がっています。今回は阿嘉島の港から、外地島にある慶良間空港まで歩くことにしました。距離は約5km、2時間程度で往復出来るはずです。

まずは1998年に完成した阿嘉大橋を渡ります。

こちらが阿嘉大橋からの景色。天気は悪いですが、沖縄らしいコバルトブルー(ケラマブルー)の海を見ることが出来ます。

船が橋の下を通過出来るように、海底が深く掘られている場所は青色が濃いです。

沖縄には海を渡る橋がいくつかありますが、阿嘉大橋から見る海はその中でも屈指の美しさ。繰り返しになりますが、雨が降っていてもこのブルーを見ることが出来るのです。

★参考:橋の上から見る沖縄の海★

阿嘉大橋を渡り慶留間島へ上陸しました。

慶留間島(座間味村)上陸

歩いている人は誰もいません。阿嘉島でレンタサイクルを借りることも出来ますが、自転車で走っている人もいません。

岩肌が迫っています。慶留間島の最高点は157m。しかし、海沿いにしか道路が無いため、アップダウンは少なめ。歩くのはそこまでハードではありません。

島の南東にある集落が見えてきました。

こちらは慶留間島のマンホール。ケラマジカ(下半分)と一緒に古民家(上半分)が描かれています。

この古民家の正体は「高良家」。琉球王府時代に船頭職を勤めた旧家で、戦前からの状態が残されていることから国指定の文化財に指定されています。

観覧料がかかるため今回は入場せず

建設された年ははっきりしていませんが、時期は明治中頃(19世紀後半)とされています。ということは、慶留間島には明治時代から人が住んでいたということです。

慶留間島の人口と産業

団地もある

2020年の国勢調査によると、慶留間島の人口は64人。産業構成を見ると、働いている人が28人。そのうちの18人が「教育、学習支援業」に従事しています。

その背景にあるのは慶留間小中学校です。創立は1915年(大正時代)。100年以上の歴史があり、2021年度は小中合わせて10人の生徒がいるそうです。国勢調査の「教育、学習支援業 18名」はこの学校の先生ということでしょう。

続いては外地島へ。1989年に完成した慶留間橋を渡ります。

こちらが橋の上からの景色。海沿いに位置する慶留間小中学校は画になります。ちなみに、慶留間島で働いている28人のうち18人が教育関係者ですが、5人は公務員で、第一次産業と第二次産業に従事している人はいません。

こちらもまた美しい海です。こうした場所で生まれ育った子供たちも、いつかは島を出て生活することになるのでしょう。島には雇用がないため、自分で仕事を作らなくてはなりません。

外地島(座間味村)上陸

外地島に上陸。外地と書いて「ふかじ」と読みます。島に住んでいる人はおらず、現在は空港のための島となっています。

まずは展望台へ。ケラマジカ対策?と思われる柵を開けて、階段を上っていきます。

外地島の道路や展望台への階段にいたのがシリケンイモリ。準絶滅危惧種に指定されていますが、この時は大量発生しており、車に轢かれてしまっているものも多く見られました。

港から歩いて約1時間15分。外地展望台に到着しました。

こちらが展望台からの景色…ですが、この天気に加えて、草木が生い茂っており微妙でした。

アルファベットで「KERAMA」と書かれているこちらが慶良間空港の滑走路。

慶良間空港を見学

赤瓦屋根の沖縄らしい外観が特徴の空港です。1982年に供用が開始され、定期便が就航していた時期もあったようですが、2023年現在はチャーターヘリと急患搬送のために使用されているとのこと。

ヘリ等での利用が無くても、空港施設は8時から18時まで開放されているので、中の様子を見学することが出来ます。

こちらが空港内の様子。

離島ならではのこじんまりとした小さな空港で、このドアの向こうはもう滑走路です。

こちらがチャーターヘリの案内。完全予約制で慶良間~那覇を15分、132,000円で結んでいます。なお、フェリーが欠航した場合には33,000円で利用することが出来るようです。

管理事務所にも電気が付いており、お手洗いも開放されていました。日帰りのため島での滞在時間は4時間。来た道を歩いて港へ戻ります。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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