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今回は「2022年 多良間島旅行記」その4をお届けします。
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フェリーたらまⅢ乗船
2022年1月26日、この日は9時に宮古島を出港する船で多良間島へ向かいます。
泊まっていたゲストハウスから15分ほど歩いて平良港に到着。南西海運のコンテナとともに、宮古島には来ないはずのマルエーフェリーのコンテナも置かれていました。
フォークリフトやトラックが行き来する道路の横に「多良間海運」と書かれた小屋があります。さっそく乗船券を購入しようとしましたが…
時刻は8時15分。あと45分で船が出港するというのに、この小屋の周囲には誰もいません。
すぐ横には【平良↔多良間】の看板を付けた船「たらまゆう」が停まっていましたが、こちらもまたエンジンがかかっておらず、何だか様子がおかしいです。
まさかの欠航かと思い、多良間海運のホームページを確認すると乗り場を間違えていました。港に置かれていた小屋の正体は分かりませんが、「たらまゆう」はすでに引退し、現在は使用されていない船だったのです。
まだ船の出港まで時間があり、本当の乗り場までもそれほど離れていなかったのが幸いでした。
こちらが多良間海運の乗船券売場。
そして無事、乗船券をゲットしました。料金は往復割引が適用されて4,770円。復路は購入した日から14日間有効です。しかし今回は日帰りで、多良間島での滞在時間は2時間しかありません。
船内の様子をご紹介
乗船券には「フェリーたらまゆう」と書かれていますが、乗船するのはフェリーたらまⅢ。2022年1月に就航したばかりの新しい船です。
船内は土足厳禁のため、船室内へ入ると下駄箱があります。案内も特にないので、私は普通に靴で歩いてしまいましたが、他の方が靴を脱いでいるのを見て気が付いたのでした。
新しい船で、さらに土足厳禁なので、船内はかなり綺麗です。
コンセント付きのテーブルもありました。しかし、揺れる船の中で画面を見ながら作業をするのは、船酔いの危険があるので注意が必要です。
追加料金が必要な上級席の設定はありません。雑魚寝かこちらの座席で、多良間島までの2時間を過ごすこととなります。
デッキはイスやテーブルの数が多め。ただし、船内から外へ出るときは靴を手に持っていく必要があります。
こちらはデッキにあったリバース用の蛇口。
どうやら4階には「事務室兼会議室」もあるようですが、こちらのドアは鍵がかかっており、中に入ることは出来ず。
デッキから荷役の様子を見ていると、牛の積み込みが行われていました。
船内に「牛セリに伴い、運航の変更があります」という注意書きがあるのは、肉用牛の繁殖経営が盛んな多良間島ならではのこと。恐らくこの船が牛を島外へ輸出する唯一の手段です。
宮古島から多良間島へ 2時間の船旅
朝9時、フェリーたらまⅢは多良間島へ向けて宮古島・平良港を出港しました。
宮古島と石垣島の中間に位置する多良間島。直線距離では宮古島よりも石垣島の方が近いですが、船でも飛行機でも、宮古島からしか行くことは出来ません。那覇空港や石垣島からの飛行機も無いのです。
宮古島から多良間島まではちょうど2時間の船旅。
平良港を出ると、フェリーたらまⅢは左手に宮古島市街地を見ながら、海に架かる伊良部大橋へと向かっていきます。
こうして見ると、橋の下を船が通過出来るように、橋の一部が高くなっていることが分かります。
絶景スポットとして人気の伊良部大橋を渡るのではなく、「くぐる」のはなかなか珍しい体験です。
1月下旬で、私も服装は長袖ですが、デッキには冬を忘れさせる穏やかな風が吹いています。船の揺れもほとんどありませんでした。
多良間島が見えてきました。とても平べったい島で、最も高い場所でもその標高は30m程度しかありません。
午前11時、多良間島・普天間港に到着。
大東島のフェリーだいとうと同じように、岸壁から少し離れた場所に接岸。海を渡るようにタラップが掛けられています。
この船が再び宮古島へ向けて出港するのは13時。それまでの約2時間で多良間島を旅します。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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