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今回は「エージナ島(沖縄県・糸満市)に行ってきた」ときの様子をお届けします。
沖縄県糸満市・エージナ島へ
「どこか沖縄の島に行きたいな」と思っていたある日、GoogleMapを眺めていると小さな島を発見しました。
その島の名は「エージナ島(糸満市)」。沖縄本島との距離が非常に近いため、歩いても上陸出来るような感じがします。少し調べてみると、潮が引いたタイミングで、歩いてエージナ島へ渡ったことを紹介するブログ記事を発見!
ということで、潮が最も引く大潮の干潮の時間を狙って、エージナ島の対岸『北名城ビーチ』へ行ってみることに。「ようこそ!海の見える名城公民館へ」という看板から、細い道に入っていきます。
こちらが名城公民館。確かに窓の向こうには海が見えています。
この丘を降りた所にあるのが北名城ビーチ。水平線の先にうっすら見えているのは慶良間諸島です。
北名城ビーチに到着しました。
観光客には全く知られていない穴場スポットですが、無料でキャンプをすることが出来るため、地元の人が多く集まっています。
設備はお手洗いと駐車場のみ。海の家や監視の人などもおらず、近くにコンビニや商店もありません。
干潮の北名城ビーチから歩いて上陸出来るか
そしてこちらがエージナ島。北名城ビーチと陸続きになっている島のようにも見えます。
こちらは別の角度から。小さな島が連なるようになっており、一番左の島がエージナ島です。
エージナ島はこの雑木林の奥にあるはず。果たして歩いてエージナ島に上陸することは出来るのでしょうか。
あら… 私がいる陸地とエージナ島の間には、勢いよく海水が流れていました。歩いて渡れるような深さでもなく、また1人なので泳ぐのも危険です。
ここで改めて潮汐を確認すると、この日は大潮でもなく、行った時間が干潮でもなかったという、超初歩的ミスが発覚(笑)
この時の潮の高さは120cmでした。大潮の干潮の時間は、潮の高さが数センチになることもあるので、歩いて渡れる可能性は十分あると思います。
またこの時も、潮が引いて地面が露出している場所がありました。砂浜の中にある黒くなった部分は「クチャ」という沖縄南部でしか採れない泥。赤瓦の原料として使われるだけでなく、ミネラルが豊富で美容にもいいとされています。
エージナ島へ渡ることは出来ませんでしたが、せっかくなので北名城ビーチの周辺を散策してみることに。水平線の先に見えているのが「海人(漁師)のまち」と言われる糸満の市街地。戦後に埋め立てが進み、現在は工場等が集まる物流拠点となっています。
こちらは沖縄各地にある巨大なお墓「亀甲墓」。中国から伝わり、台湾や福建省にも同じような形式のお墓があるそうです。沖縄戦の時には、空襲を避けるための防空壕としても活用されました。
ビーチに咲いているのは「グンバイヒルガオ」。沖縄のビーチでよく見られる花ですが、県外への持ち出しはNGとなっている植物です。
かつて北名城ビーチの南には「名城ビーチ」がありましたが、現在は閉鎖され、リゾートホテルの敷地の一部となっています。
カヤックやSUPのツアーもおすすめ
糸満市の沖合にはもうひとつ無人島があります。
その島の名前は「岡波(うかは)島」。写真の中央にポツンと浮かんでいる島です。
岡波島はエージナ島よりも北側、那覇空港のそばにあります。島にはクジラの骨の化石があるそうです。また最近では、絶滅危惧種に指定されているベニアジサシが、営巣活動のために訪れていることもニュースになりました。
岡波島は陸地からやや離れているので、干潮になっても上陸することは出来ません。じゃらんなどの体験予約サイトを見ると、エージナ島も岡波島も、カヤックやSUPで渡るツアーがあります。確実に島へ渡る場合は、そうしたツアーに参加するのがおすすめです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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