着発便!日帰りで小笠原諸島・父島を旅してみた|2019年→2020年 年末年始旅行記10

2019年→2020年 年末年始の旅

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今回は「2019年→2020年 年末年始の旅」その10をお届けします。

★前回の記事★

元旦の父島でウミガメの放流と初泳ぎ

2020年1月1日、いよいよ小笠原諸島・父島に上陸します。

おがさわら丸は20分遅れのまま到着。元旦だからか、お迎えの人たちは少なめですが、スチールパンの演奏が港に響いています。私が父島に上陸するのはこれで7回目、沖縄移住直前の2018年12月ぶりです。

★参考:前回の小笠原諸島旅行記★

こちらでは福引抽選会が行われていましたが、船が遅れた影響で、ちょうど終わってしまったところでした。景品は小笠原の工芸品や特産品が中心ですが、1等はなんと『おがさわら丸の往復チケット』、つまり5万円相当(笑)いち小さな離島の抽選会の割に、なかなか豪華な景品です。

元旦の父島では、他にも様々なイベントが行われているので、今回はそれらをコンプリートしたいと思います。メインストリート沿いにある「前浜」に、人が集まっていたので、続いてはそちらへ行ってみます。

子ガメの放流会が行われていました。小笠原諸島は、太平洋地域でも随一の、アオウミガメ産卵地。生まれた子ガメが、海ではなく、集落に入って来てしまうこともあるほど、人とウミガメが近い関係にあります。

そのため、ウミガメの産卵シーズンには、スタッフの方が毎朝ビーチを周り、卵を回収し、その後孵化させ、放流までを行っています。こうした取り組みにより、小笠原では、ウミガメの数を増やすことに成功しています。一方で、ウミガメを食べる文化があるのも、小笠原ならではです。

子ガメを持っているのは島の小学生たち。こうした体験が究極の学びになるはずです。島の外から来た観光の人と、地域の資源を通じて関わるというのも、また素敵なことです。

そしていよいよ放流。小笠原では、お見送りの際、「さようなら」ではなく「いってらっしゃい」と言うのが一般的。皆さんで「いってらっしゃい!」と呼びかけます。

この後、アオウミガメは、太平洋を回遊しながら成長し、約40年後、小笠原に戻って来て産卵をすると言われています。

アオウミガメのたび ~鳥になった子ガメ~

「大きくなって帰ってきてね」という願いを込めて、小笠原小学校の卒業式では、【アオウミガメの旅】という歌が歌われるそうです。

私もそのままの流れで、元旦の海へ(足だけ)!少し冷たいですが、寒さはありません。そしてこれは悪ノリではなく、ちゃんとした目的がありました

海に入った後、観光協会に行くと、【初泳ぎ証明証】を貰うことが出来ます。小笠原諸島の海開きはなんと1月1日!1月1日には、海の安全を祈願したりする行事も行われ、イルカやクジラを見るツアーも出ています。

父島上陸後、まもなく「ウミガメの放流」と「初泳ぎ」を済ませましたが、私は元旦の父島で、あと2つ、やりたいことがありました。

小笠原諸島で初詣とホエールウォッチング

やって来たのは、港の近くにある大神山神社。島民も、年末年始に父島にいる観光客も、ほとんどの人がこの神社で初詣を済ませます。ということで、元旦の父島でやりたいことの3つめは「初詣」です。

また小笠原に帰って来れますように」という願いを込めて、お賽銭をして、手を合わせました。

おみくじを引くことも出来ます。その結果は…

末吉。【旅行】は「近い所特に吉」と書かれていますが、今さらそう言われても、2020年の初日に、沖縄から小笠原まで来てしまっています。また【商売】で、「利益相当あり」というのも気になります。

初詣を終え、次は歩いてウェザーステーション展望台へと向かいます。

小笠原郵便局のポストには、鏡餅と、ハイビスカスの花飾りを付けたクジラの人形が置かれていました。

今から、本物のクジラを見に行きます。元旦の父島でやりたいこと、4つ目はホエールウォッチングです。この時期は運がいいと、ウェザーステーション展望台から、ザトウクジラ見ることが出来ます

歩いているととても暑いです。ここまでの写真に映っている人も、よく見るとみんな半袖。沖縄よりも暖かい風が吹いています

道の途中から見える二見湾と父島の集落。いつ見ても癒される景色です。

30分ほど歩いて、ウェザーステーションに到着しました。しかし、この日は若干ガスっていたこともあり、クジラを発見することは出来ませんでした

集落へ戻る途中、ははじま丸が、母島に向けて出港していきました。通称「ホエールライナー」と言われるははじま丸。クジラを見るツアーに参加しなくても、ははじま丸に乗船すると、クジラに出会えることが多いそうです。

着発便!日帰りの父島滞在でした

【元旦の父島でやりたい4つのこと】をコンプリート。元旦の父島に上陸してから約3時間、時刻は14時になりました。

何となく歩いてやって来たのは、港近くにある「水産センター」。無料で楽しむことが出来る、ミニ水族館です。

こちらは、大きくなったアオウミガメ。今回はお土産に『亀カレー』を買いました。亀カレーは、ウミガメの肉が入っているレトルトカレーで、父島の定番お土産となっています。

水槽にHAPPY NEW YEAR 2020 IN OGASAWARAというラッピングがされていました。新年ならではの光景です。

さて、次に向かったのは港です。帰ります(笑)普段のおがさわら丸は、父島到着後、そのまま島に停泊するため、日帰り滞在は出来ません。しかし、GWや夏休みなどの繁忙期に限って「着発便」が設定されます。

着発便のおがさわら丸は、父島に11時に到着し、その日の15時半には、東京へ向けて父島を出港します。今年はなぜか、元旦にも着発便が組まれていたのです。港は混雑していましたが、多くが12月のうちに島に到着した人で、日帰りの人はほとんどいないと思われます。

船の予約を取るのも大変でした。予約開始日は電話のみの受付のため、職場で仕事をする傍ら、2時間近く電話をかけ続けました。

★参考:おがさわら丸は予約を取るのも大変★

私は、少しでも長く滞在するため、一番最後に乗船しました。今回は、おがさわら丸の到着が遅れたため、滞在時間は30分短くなって約4時間でした。

短い時間でしたが、小笠原に来ることが出来てよかったです。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

★動画編★

【2019→2020 年末年始の旅】小笠原諸島、お正月の過ごし方 vlog #11

★続きはこちら★

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