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今回は「路線バスで行く沖縄の旅」その4をお届けします。
★前回の記事★
今帰仁城跡はアソビューで
今帰仁村・赤墓ビーチから歩いて、今帰仁城跡にやってきました。

まずは、券売所で入場券を購入します。
通常料金は大人1人400円ですが、直前にアソビューで前売りチケットを購入していました。

これにより2割引の320円で、チケットをゲットすることが出来ました。

最寄りのバス停・今帰仁城跡入口から、名護バスターミナルへ向かう、次のバスが出るのはおよそ1時間後。
バス停まではここから歩いて15分かかるので、それほどじっくり見学する時間はありません。

しかし、いつの間にか、歩いているときに見えていた、怪しげな夏の雲がすっかり上空を覆い、ポツリポツリと滴が落ちてきました。

幸い傘は持ってきていたので、傘を差しながら、今帰仁城跡を散策します。

今帰仁城跡については、「世界文化遺産である」「1月下旬に桜が咲く」ということ以外知らなかったので、楽しみ方も分からず…
とりあえず、見学コースに沿って歩いていると、いよいよ雨も本降りになってきました。
大雨になったので避難する

ちょうど門のような場所があったので、そこに避難して、雨が止むのを待ちます。

ちょうど目線の先に、「毒ヘビに注意」の看板がありました。毒ヘビというのはハブのことでしょうか。
それにしても、突然の強い雨は大抵すぐに止むものですが、なかなか止みません。

「もしや」と思い、スマホで雨雲レーダーを見ると、やはり、予想が当たりました。
私がいる本部半島にだけ雨雲があります。
私は相当な雨男なのです。
旅先では、このように、私がいる場所だけに雨雲がかかることがよくあります。

幻想的で、これはこれでいい雰囲気です。
少し小降りになったので、見学を再開します…
と思ったら、また強い雨が降ってきたので、今度は木の陰に隠れてやり過ごします。

それにしても立派な城壁です。
その全長は1.5kmにもなり、中国の「万里の長城」に例えられることもあります。
琉球王国による統一以前、北山・中山・南山が勢力争いを繰り広げていた時代に、北山の王が今帰仁城を拠点としていました。
中山の王・尚巴志が沖縄を統一すると、今帰仁城は、北部地域の監守の居城となりました。

標高約100mに位置する今帰仁城跡。
晴れていればここから絶景が広がるはずです。
「難攻不落の城」とも言われたそうですが、1609年の薩摩侵攻により城は炎上し、監守が住むことは無くなりました。
炎上してからの今帰仁城跡は祭りを執り行う場所、また人々の拝所として大切にされてきました。
滞在時間は約30分

強い雨は、結局30分以上降り、ようやく止みました。
ただ、もう時間がないので、入口の方へ戻ります。

今回の旅ではギョサンを履いていたのですが、これがとても助かりました。
雨上がりで、写真のような木の散策路、しかも下り坂は大変滑りやすく危険です。

階段も、写真の通り、滝のように水が流れていました。
果たして私は今帰仁城跡に何をしに来たのでしょうか(笑)
これだけ雨に降られると、ついそんなことを思ってしまいます。

今帰仁城跡は首里城に次ぐ大きさですが、滞在時間は約30分でした。
ほとんどの時間を雨宿りに費やして、今帰仁城跡を後にします。

歴史にそれほど興味がない場合は、散策にそれほど時間はかからないでしょう。
歴史を紹介する、案内の看板なども少なめです。

有料エリアの外にも、城跡の一部とみられるものがありました。
現在進行形で発掘中なのでしょうか。

さすがは世界遺産。
立派な城壁をバックにした撮影スポットには、看板と三脚がセットされていましたが、人はおらず…

そして、これから帰るというときになって、青空が見えてきました。
今帰仁城跡から最寄りのバス停へ
最寄りのバス停まではずっと下り坂です。

道路沿いにある看板は中国語の表記です。
コロナ前までは、インバウンドの観光客が多かったのでしょう。

歩道沿いにあった枝豆?ではなく、こちらは「ギンネム」といいます。
世界の侵略的外来種ワースト100のひとつ。
戦後、焼け野原となった沖縄で、緑の回復と土壌流出を防ぐために、米軍が種を空中から散布したと言われています。
別名「ハゲる木」と言われており、戦時中の小笠原諸島では、ギンネムを食べた兵隊さんが、ハゲてしまったという話もあります。

バス停があるのは国道505号線沿い。
ちなみに、日本の国道は507号線まで。
国道505号線は、507号線、506号線に次いで、日本で3番目に数字の大きな国道です。

今帰仁城跡入口バス停に到着しました。
沖縄らしい赤瓦屋根の可愛らしいバス停です。

バスはおよそ1時間に1本。
13時13分発のバスで名護バスターミナル方面に戻ります。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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