海中道路経由 石油タンクが並ぶ平安座島へ 伊計島を目指す|2020年 与勝諸島旅行記 その2

南国日記~沖縄移住の記録~

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「与勝諸島を巡る旅」旅行記その2をお届けします。

★前回の記事★

原付で海中道路を渡る

沖縄本島から海中道路を渡り、与勝諸島の島々を巡ります。

全長約5kmの海中道路は、その名の通り、海に埋め立てられた道路と橋で構成されています。

海中道路の途中にある「海の駅あやはし館」という、道の駅のような施設に寄り道。

「あやはし」の由来は、琉球最古の歌謡集『おもろさうし』に登場する「あやごはし(美しい橋)」という言葉から。

海中道路が完成したのは沖縄が本土に復帰する直前、1972年4月。完成当初は2車線でしたが、1991年に村道か県道に昇格すると、1999年に4車線化されました。

橋が出来るまでは、潮が引いたタイミングで、歩いて島々を行き来していたそうです。

こちらは橋の上から見た海。古宇利大橋伊良部大橋(宮古島)に代表されるように、沖縄の海は橋の上から見下ろすと、より綺麗に見ることが出来ます。

橋の上で車を止めることは出来ませんが、海中道路には歩道があるので、海の駅あやはし館に車を停めて、橋からの景色を楽しむのがおすすめです。

産直市場もあります

海の駅の中には、産直コーナーが設けられていました。

このコーナーには、マンゴー・シークワーサー・島バナナなどがありましたが、全体的には箱物の定番お土産が多かったような印象です。

ちなみに、「海の駅」という名前が付いていますが、魚介類はほとんど置かれていなかったような気がします。

また、マリンレジャーの受付窓口もあり、様々なアクティビティも楽しむことが出来ます。

平安座島上陸

海の駅あやはし館を出発し、与勝諸島の中心・平安座島に上陸します。

見えているのは、浜比嘉島と平安座島を繋ぐ浜比嘉大橋です。

ということで、平安座島に上陸しました。

平安座島は通過し、宮城島、さらにその先の伊計島を目指して、引き続き原付を走らせます。

地図を見ると、集落は島の南に集中しており、集落以外の道路は海沿いに1本伸びているのみ。

道沿いに約1.6km続く、高さ3mの防波堤には、地元の小学生による壁画が描かれています。

そして、のどかな景色の中に突如現れる、ずらっと並んだ巨大なタンク

平安座島が少し特殊な集落・道路になっている理由がこちらです。平安座島は埋め立てによって拡張された島で、埋立部には45基のタンクが置かれています。

1969年にアメリカのガルフ・オイル社によって建設が開始され、石油基地建設の条件として提示されたのが、平安座島と本島をつなぐ道路の建設だったのです。

現在は沖縄石油基地株式会社が管理しており、日本の原油消費量の約6日分がここに貯蔵されているそうです。

右側が平安座島、左側が宮城島。2つの島はこれだけ近い距離にありますが、この辺りは埋め立て地ということでしょうか。

平安座島と宮城島をつなぐ橋の全長は約17mなので、別の島へ渡ったことに気付かないかもしれません。

宮城島上陸

宮城島に上陸しました。

埋め立てによって、平安座島がかなり近くまでやってきましたが、そのまま合体しなかった背景が気になるところです。

道沿いに人家らしき建物は見当たりません。宮城島の集落はこの丘の上にあるそうです。

ということは、今のメイン道路が海中道路や橋の建設に合わせて作られた、新しいものであることが伺えます。

「トンナハビーチ」、それよりも、左にいるドラえもんらしき石造が気になります(笑)。著作権的には恐らくNGですが、これが島です。

迫力ある採石場がありましたが、調べても詳細は分からず…

こちらは金武湾の海。

綺麗な景色があると、その場で止まって写真を撮ることが出来るのが、原付旅のいいところです。車だと、止める場所を探すのも大変ですが、そもそも美しい景色を見逃してしまいます。

こちらの伊計大橋を渡ると伊計島に上陸です。

この橋が出来たのは1982年。それまでは屋慶名港から、船で約2時間かかっていたそうですが、今は沖縄本島から車で30分で行くことが出来ます。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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