八重山の黒島を日帰り観光!島全体が牧場?人よりも牛が多い沖縄の島を歩く|2021 旅行記2

島旅

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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その2をお届けします。

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石垣島から八重山の黒島へ

2021年12月28日、石垣港離島ターミナルへやって来ました。

12時半出港の八重山観光フェリーに乗船し黒島へ渡ります。八重山観光フェリーの御船印もゲットすることが出来ました。

黒島までは約30分の船旅。

石垣港には色とりどりのコンテナが並んでいます。離島の経済を支える重要な拠点施設です。そんな中に…

JR貨物のコンテナが紛れていました!どこからやって来たのでしょうか。普段線路を走っている貨物列車のコンテナが遠く石垣島まで運ばれているというのは、何ともロマンが感じられます。

「拠点」という意味では、国境に近い石垣島の港には海上保安庁の船も集結。これらの船が尖閣諸島の警備にあたっているそうです。

船は竹富島の横を通過。石垣島から竹富島までの所要時間は10分。八重山観光フェリーと安栄観光の2社で、概ね1時間2便体制で運航されているため、手軽に足を運ぶことが出来る島です。

■ 参考:2017年 竹富島旅行記

石垣島の南西18.5kmに位置する黒島もそれほど遠い島ではありません。石垣島を出港から30分ほどで到着しました。

島の形がハートに似ていると言われている黒島。

島の周囲は12.6kmで、レンタサイクルを借りると1時間で巡ることが出来てしまう小さな島です。今回は夕方の船までの約4時間で歩いて島を観光します。

伊古桟橋と日本最南端の県道

年末ということで、それなりに船も混雑していましたが…

歩いている人はほとんどいません。八重山諸島の他の島々に比べて、黒島を訪れる観光客は少なめ。のどかな島の雰囲気を感じることが出来ます。

港から歩くこと約30分、黒島の定番観光スポット「伊古桟橋」へやって来ました。

1935年に建造されたコンクリートの桟橋で、かつてはここから石垣島への船が行き来していたそうです。2005年には国の有形文化財にも登録されています。

桟橋の左側は凪ですが、右側は波立っており、海の様子が異なる様子が伺えます。冬の八重山諸島は曇天強風の日が多く、強風・高波時に桟橋へ立ち入るのは危険ですが、この日は天気が良く、風も穏やかでした。

桟橋の全長は354m。この辺りが半分地点でしょうか。まるで海の上を歩いているような気分になります。ちなみに、桟橋の先端までは自転車で行くことも出来るようです。

桟橋の先端に到着。桟橋と言えば竹富島の西桟橋が有名ですが、こちらの桟橋はあまり知られていないようで、観光客はあまりいません。フォトジェニックな写真を撮り放題です。

対岸に見えているのは小浜島。今回の旅では翌日に上陸予定です。桟橋の周辺は遠浅になっているので、干潮時には干上がってしまい、この美しい景色を見ることは出来ません。

そのため、伊古桟橋を訪れる際は潮汐を確認してから訪れるのがおすすめです。また、太陽が真上から海を照らす正午から14時半頃は、海がより鮮やかな青色となります。

この日は運よく、桟橋からウミガメが泳ぐ様子も見ることが出来ました。

伊古桟橋の次にやって来たのは「県道213号黒島港線」。

日本最南端の「県道」で、国土交通省が定める「日本の道100選」にも選ばれている道路です。ちなみに、最西端の県道と信号機は与那国島にあります。なお、黒島には信号機がありません。日本最南端の信号機は西表島にあるので、今回の旅で訪れる予定です。

黒島の中心部にある展望台に到着。今回私は伊古桟橋を経由してきましたが、港から寄り道せずに歩くとここまで約20分。それにしても展望台とは思えない独特な外観です。

展望台から広がるのは草原の景色。海からは少し離れているので、海の景色を楽しめる場所ではありません。そしてこの黒島の草原で行われているのが牛の放牧です。

人よりも牛が多い沖縄の島

黒島といえば「」。私も以前どこかの旅先で「黒島は人よりも牛が多い」という話を聞いたことがありましたが、港から早速、牛のモニュメントが置かれています。

黒島の港にはJAおきなわが運航する「農協やえやま」という船がいました。船員の皆さんも農協職員という珍しい船で、八重山諸島で飼育された肉用牛や飼料の運搬などに使われているそうです。

道路には牛の糞が潰れていました。今回の滞在では道路を歩いている牛を見かけませんでしたが、島全体が牧場のようになっています。

こちらのプレハブ小屋は「牛の病院」。人間の診療所もありますが、人口10万人あたりの牛の病院数は黒島が日本一でしょう。

竹富町のホームページによると、島の人口約220人に対し、牛の数は3000頭以上!「牛が人の10倍いる」という口コミが多く見られますが、実際には10倍以上の数の牛がいるようです。

ただ、黒島にいるのは白黒模様の牛ではなく黒毛の牛。沖縄や奄美の島々で生まれ育った牛の多くは全国各地に出荷され、その後松阪牛や神戸牛などのブランド牛として育てられます。

島全体が牧場

古くはアワやムギなどの雑穀栽培が主だった黒島。1940年代から甘藷栽培と製糖、玉ねぎや煙草栽培が行われ、1960年代から肉牛飼育へと切り替わったそうです。

■ 参考:1

牧畜の導入に伴い1972年から草地開発事業が始まり、元々隆起サンゴ石灰岩に覆われた場所が牧草地に転換されました。

写真をぱっと見ただけでは、「ここがサバンナだ」と言われても分からないでしょう。年間を通じて温暖な黒島では、牧草が枯れることがなく、牛の生育に適した環境になっているそうです。

国勢調査(2020年)を見ても、島民のおよそ半数が農業(=畜産)に従事していることが分かります。

一方こちらは「ユーチューバーになって銀の盾を目指す!!」という、島の小学生の夢が書かれた看板。時代を感じさせます。

黒島小中学校にはどれくらいの数の生徒が通っているのでしょうか。小学校の創立は明治26(1893)年。かつて黒島では人口が1,500名を超え、島外への移住を強制された時代もあったそうです。

こちらは牛を囲む石の壁。まるで古代遺跡を思わせる光景です。未来の人たちはきっとこの石の壁を発掘して、「黒島に神殿があったのでは」といったような調査をすることでしょう。

日帰り 歩いて島を観光

まるでここが小さな島であることを忘れさせるような景色ですが、遠くに見えている山は「西表島」。海を挟んで対岸に浮かぶ島が見えているというのは、やっぱり小さな島だということです。

しばらく歩いて辿り着いたのは「黒島研究所」。こちらではウミガメの調査・研究が行われており、施設の中を見学することも出来ます。

入口に「サメ出没注意」の看板がありました。これはいったいどういうことでしょう。

庭の池に泳いでる魚といえば「鯉」が一般的ですが、ここでは「サメ」が泳いでいるのです。

こちらは草刈り役のヤギ。黒島の観光スポットのようになっていますが、入館料500円がかかるため、中には入りませんでした。

最後にやって来たのは、港の近くにある「西の浜」。沖縄では「西」と書いて「いり」と読み、「北」と書いて「にし」と読みます。

ウミガメも産卵のために上陸する全長2kmにもなるビーチ。目の前の海は島と島に挟まれた瀬戸になっているため、流れが速く、遊泳は禁止されています。

黒島は噂の通り「牛の島」でした。リゾート感はありません。1日時間をかけて、素朴な雰囲気に癒されたいという方におすすめの島です。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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