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今回は2015年夏「八丈島・青ヶ島旅行記」その2をお届けします。
★前回の記事★
八丈島・底土港であおがしま丸に乗船
旅の2日目、橘丸下船後、八丈島であおがしま丸の乗船券をゲットしました。

あおがしま丸の乗船券は予約をすることが出来ず、当日、八丈島の港にある窓口で購入する必要があります。

橘丸を降りてから約40分後、いよいよあおがしま丸に乗船しますが…

タラップではなく、コンテナに乗って船に乗船です(笑) これはなかなかレアな経験ではないでしょうか。コンテナが持ち上がった瞬間は少し歓声も起こりました。
八丈島から青ヶ島までは約3時間の船旅です。

「上陸難易度S級の島」と言われる青ヶ島。島へのアクセス手段は船とヘリコプターのみ。いずれも八丈島から出ています。
★あおがしま丸★
★ヘリコプター★

青ヶ島は黒潮の中にあるため、その流れの影響を受ける一方で、船が接岸する三宝港は1本の桟橋が海に伸びているだけ。

そのため、あおがしま丸の就航率は年平均50%~60%となっています。小笠原諸島へ向かうおがさわら丸の24時間の船旅でも、船が最も揺れるのは青ヶ島付近を通過するときです。
★参考:地獄の定期船 おがさわら丸

船内にはリバース用の袋もしっかり設置されています。この日もまあまあ揺れたので、ほとんどの時間を船内で横になって過ごしていました。

船内で見つけた『DONOT OPEN THE DOOR』
✖:避難口のため閉めないでください。
〇:ドアを開けないでください。
これでは緊急時、ドアを開けようとする日本人と、ドアを閉めようとする外国人でけんかになってしまいます(笑)
ヘリも予約していた
八丈島を出港してから約3時間、13時になりました。

デッキに出ると、目の前に青ヶ島がありました。今回青ヶ島には1泊しますが、宿に予約の電話をした際、「船で行く」と伝えると、初めはNGの回答でした。それくらい船の就航率が低く、本当に来島出来るのか、あてにならないということです。

結局「お金がない」という学生の特権で、船でも予約取っていただけました。八丈島から青ヶ島へ船で行く場合、料金は2000円代(2015年現在)であるのに対して、ヘリコプターは11750円かかります。

青ヶ島へ来たはいいものの、帰れなくなるのが一番困ります。そのため、帰りの青ヶ島→八丈島のヘリは念のため予約をしていました。ヘリは席が9席しかないため、予約開始日(利用日1か月前の9時)に電話をかけ続けて、何とかゲットしたのでした。

滞在予定は1泊ですが、ヘリは3日後の予約を取っていました。前日までにキャンセルをすれば、キャンセル料を払っても、ヘリより船が安いです。

というわけで、青ヶ島へ船で行くときは、以下の手順がおすすめです。
①八丈島→青ヶ島は「あおがしま」丸を利用【欠航したら諦める】
②帰る予定の数日先のヘリの席を予約しておく
③前日に天気と波の予報をチェックして、海が安定していればヘリはキャンセル
④「あおがしま丸」で青ヶ島→八丈島へ
難易度S級 青ヶ島上陸

WELCOM TO AOGASHIMA!ということで、約24時間の青ヶ島滞在スタート。

港には宿の方がお迎えに来てくれていました。「荷物は持っていくから、歩いて来たら」と言われ、渡されたのがこちらのおにぎり。素泊まりの予約でしたが、こうしたおもてなしをいただけるのは、本当にありがたいです。
予定は特にありません。港から集落までは少し離れていますが、宿までのんびり歩くことにしました。

歩く道は都道236号線「青ヶ島本道」。ここも一応東京都。

島の車のナンバーに書かれている地名は「品川」です。

また、アップダウンも激しいので、結構ハードです(笑)

島内ではディーゼルによって発電された電気が使われており、電柱や電線はあります。ちなみに、携帯はどのキャリアでもつながりますが、電波は弱いようです。
★参考:ドコモ★

こちらは「オオタニワタリ」。伊豆諸島や沖縄では普通に見られる植物で、八重山諸島では新芽を天ぷらにして食べたりもしますが、絶滅危惧種に指定されています。

ヤシの木が立ち並び、熱帯のジャングルを思わせる光景が広がっています。ちなみに、当時私はまだ、奄美や沖縄、小笠原などに行ったことがありませんでした。

岩の間から生えている雑草も、よく見るとアロエが混ざっています。さすが上陸難易度S級ともいわれる青ヶ島。手つかずの自然が残されています。

一方で、360度を海に囲まれた小さな島にいるはずなのに、海が全く見えません。

青ヶ島は周囲を外輪山に囲まれているので、島を歩いていても「緑の壁(山の斜面)」しか見えないのです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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