イルカの街・名護でイルカ(ヒートゥ)定食を食べる!その味はいかに|2021 沖縄旅行記 後編

南国日記~沖縄移住の記録~

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「沖縄の海に野生のイルカはいるか」後編をご紹介します。

★前編は こちら

イルカの街・名護でイルカを食べる!

前編では名護市とイルカ漁の文化をご紹介しました。

今回やってきたのは「名護曲(なぐまがい)」さんというお店。現在、名護湾でイルカの自由捕獲は行われていませんが、こちらでは、名護湾で獲れたイルカを食べることが出来ます

国道58号線沿いにあるので場所は分かりやすく、駐車場も広いので、車でも入りやすいです。

入口には「うちなー海鮮料理」とありますが、イルカも海鮮料理に入るのでしょうか。琉球王府時代の資料にも、イルカを指すと思われる「大魚」の記載があり、イルカが食されていたのは確実とも言われています。イルカは知られざる沖縄の伝統料理なのです。

店内には様々なお土産が並んでいますが、必ずしも沖縄のお土産ではありません。北海道産の根昆布があるのも、実は沖縄ならではのことです。

バナナも計り売りされていました。これをお土産で持ち帰るのは大変なので、恐らく地元の人も多く訪れているのでしょう。

壁には色紙がずらりと並び、名の知れたお店である様子が伺えます。

イルカ(ヒートゥ)定食を食べる

テーブルに座りメニューを確認すると…

ありました、ヒートゥ(イルカ)のニンニク炒め定食。【季節】と書かれていますが、この時(7月下旬)は注文することが出来ました。お値段は1705円と、昼食にしては少し贅沢です。

注文から10分ほどでイルカ定食がやって来ました。イルカの肉と思われる真っ黒な塊と、白くて薄い身(イルカの皮下脂肪)がたっぷりと盛られています。イルカは静岡でも食べられているようですが、沖縄ではこうして、ニラなどと一緒に炒めるのが、昔から定番の食べ方のようです。

人生初のイルカ、いざ実食!その味は…何とも表現が難しいです。歯ごたえがあって、しっかり噛まないと飲み込むことが出来ません。そして噛んでいると、独特の臭みがやって来ます。

小笠原諸島にてイルカと泳ぐ

さらにボリューム満点。白米が無くなってからが長い戦いとなりました。イルカを噛んでいる間、小笠原諸島の海で一緒に泳いだイルカの優しい顔が頭に浮かんできてからは、もうダメでした。

イルカは美味しいのか?

イルカを食べた感想としては「いい経験だった」、これに尽きます。

イルカは昔から保存食としても重宝されていたそうで、名護曲さんでは600g2000円で販売されています。お店の方に聞いたところ、健康にいいという理由で、イルカ目的のリピーターさんも多いとのこと。

名護湾でのイルカの自由捕獲は禁止されましたが、今でもたまに網にかかることがあり、イルカが獲れたら、名護漁港から軽トラックで名護曲さんへ直送されるそうです。

国道58号線から見る名護湾

ただ、前回ご紹介した通り、歴史的には名護のイルカ漁はイルカではなく、ほとんどがクジラだったということで、お店に直送されてくるのは本当にイルカなのか… 真実はいかに。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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