下地島空港から歩いて17endへ!名前の由来をご紹介 幻のビーチにも上陸|2022 旅行記2

南国日記~沖縄移住の記録~

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「2022年 多良間島旅行記」その2をお届けします。

★前回の記事★

下地島空港から17endまで歩く

沖縄本島から1泊2日で、多良間島上陸を目指す旅。

まずは、那覇空港からスカイマークでみやこ下地島空港に上陸しました。

宮古島・平良港から出ているフェリーで多良間島へ渡りますが、このフェリーは1日1往復で、平良港を出港するのは朝9時。下地島空港に到着したのはお昼すぎなので、この日はもう多良間島へ行くことは出来ません。

午後は予定がなかったので、空港から歩いて17ENDへ行ってみることにしました。距離は3.3kmほど。GoogleMapでは40分で到着すると計算されています。

普通の道路のように見えますが、こちらはまだ空港の敷地内。下地島空港からは、バス・レンタカー・レンタサイクルのいずれかを利用するのが一般的なので、歩いている人はゼロです。

下地島空港の出入口に到着しました。それにしても、ターミナルや滑走路からこちらのゲートまでが遠く、周囲17.5kmほどの小さな島の空港とは思えない広さです。

こちらのインターホンや新聞ポストは、今も使用されているのでしょうか。

おおよそ島の半分が空港の敷地となっており、他の建物は少なく、信号もありません。そして空港の外にも、歩いている人は全くいません。

道沿いの木々は「ギンネム」という、明治時代末期に沖縄へ持ち込まれた外来種がほとんど。沖縄県から「ギンネム防除対策マニュアル」も出ているほど繁殖力が強く、手つかずの道端では、荒れ放題の状態となっていました。

しばらく歩くと、海沿いへ出ました。

小さな岩が点々と露出しており、何だか不思議な光景となっています。

こちらは恐らく、比較的大きめの岩の周囲に砂が溜まり、風や鳥によって種子が運ばれ、いつの間にか島のようになったと思われます。潮が引くと、歩いて簡単に渡ることも出来そうです。

収穫されたサトウキビを満載にしたダンプカーとすれ違いました。

こちらが下地島滑走路横にあるサトウキビ畑。琉球石灰岩が風化して出来た、茶色っぽい「島尻マージ」という、アルカリ性の高い土壌が広がります。

2023年2月に撮影

こちらが収穫されたサトウキビ。その向こう側には滑走路が見えています。

道路の都合上、空港ターミナルから随分と大回りして、滑走路の横にやって来ました。

ここから17endまでは、右手を海・左を滑走路に挟まれた道を歩きます。以前は車も通ることが出来たそうですが、現在は車両通行止め

車で17endを訪れる場合は、滑走路を挟んだ向こう側に駐車場があるので、そちらから歩くこととなります。

海を挟んだ向こう側に見えているのは、伊良部島・佐和田の浜

途中に大きな案内マップがありました。地図の横に小さな文字で書かれているのは「魚垣漁」についての説明。

2023年2月撮影

海の中に弧を描くように石が積まれている様子が分かります。この頂点部に作られた出口に網を張り、潮が引いていくタイミングで魚を採っていたそうです。

ということで、グーグルマップの計算通り、約40分で下地島空港の滑走路の先端に到着しました。

17endの意味を徹底解説

航空ファンの聖地&絶景ポイントとして知られている17end(ワンセブンエンド)。

美しい海に向かって、滑走路への誘導灯が伸びています。

2023年2月撮影

この日私が乗ってきた飛行機も、こちらから着陸したので、タイミングが良ければ着陸直前の飛行機を間近に見ることが出来ます

2023年2月撮影

定期便は少ないですが、パイロットの訓練飛行にも利用されているため、一般の時刻表には載っていない飛行機が飛んでくることもあるようです。

グーグルマップで下地島空港の滑走路を見ると、大きく「17」と書かれています。航空用語で滑走路の末端を「Runway Rnd」ということが、17endという愛称の由来です。

ちなみに、17endの反対側には35endと書かれています。

那覇航空観測所のホームページを見ても、下地島空港の滑走路名には「17」だけでなく「35」という数字が入っています。

そもそもの「17」「35」という数字は方位にちなんだもの。航空業界では、飛行機の進行方向を基準に、北を「0」として方位が時計回りに36等分されて示されます。言い換えると、飛行機の頭が北に向いている時は0へ、南に向いている時は、18へ向かっているのです。

つまり、下地島空港の場合、同じ滑走路でも、飛行機が北から着陸する場合は「17滑走路」を、南から着陸する場合は「35滑走路」を使用するという言い方になります。なお、17と35、どちらの滑走路を使用するかは、当日の風向き次第です。

しかし、どうやら最近は滑走路の西にあるビーチが17endとして紹介されているようです。

確かに、GoogleMapを見ても、明らかに海の色が違う場所があります。干潮の時間にだけ出現する「幻のビーチ」と呼ばれていますが、この時の私は滑走路の先端が有名な17endだと思い込んでいたので、砂浜までは行かず…

バスで宮古島市街地へ向かうため、下地島空港へ向けて、来た道を引き返しました。

幻の17endビーチに上陸

それから約1年後の2023年2月、再び17endへやって来ました。

目的は17endビーチ。この日の日中は干潮ではありませんが、満潮時でも潮位は146cmと、そこまで潮が高くありません。果たして「幻のビーチ」は見られるでしょうか。

GoogleMapで見た通り、海の色はかなり綺麗です。そしてこのテトラポットの下に、幻のビーチは出現します。

17endビーチに上陸することが出来ました!

これはいい景色です。ここからさらに潮が引くと、砂浜の面積も広がっていくのでしょう。また、夕方にはこの方角に太陽が沈みます。

下地島空港から歩く場合は、往復歩く時間と滞在時間を含めて2時間は必要です。飛行機の待ち時間に訪れる場合は、乗り遅れないように気を付けましょう。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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